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エルで働くライターの日記

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エルで働く日々のこと、エルで働く人のこと。 「らしさをつくる」会社の「らしさを綴る」日記帳です。
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記事一覧

クリエイターを、孤独にさせない。

最近エルでは、「デザインディスカッション」に力を入れています。 デザインの方向性について、ディレクター、デザイナー、ライターが集まって話し合う時間です。 今ほどメンバーが多くなかった時期は、ヒアリングのあと、デザイナーが一人で案を考えることがほとんどでした。しかし、メンバーが増えてチームで動くことが多くなったため、「まず全員で方向性を決める」ことに重点を置くようになりました。 大切なのは、 クリエイターを孤独にさせないこと。 私たちは、一人でつくっているわけではありませ

新メンバー歓迎!エル 春のフォトさんぽ

新年度最初の出社日。 エルでは、新しいメンバーを迎え入れました。 さっそく歓迎企画として、「お花見フォトさんぽ」を開催することに!引っ越してきたばかりの新メンバーに長野の街を案内しつつ、みんなで写真を撮り合って親睦を深めよう、という企画です。 行き先は、春真っ盛りの城山公園。権堂から仲見世通りを通り、善光寺を経由していくコースに決まりました。 天気は快晴、桜も満開。社長からは、ポチ袋でお小遣いの支給が(!)。 メンバーの撮った写真とともに、フォトさんぽの様子をご覧くだ

進んでいくために、「節目」はある

3月は、卒業の季節です。 この時期の空気の匂いって、なんだかそわそわしませんか。何かが終わる気配と、新しいことが始まる予感が溶け込んでいるからでしょうか。 社会に出ると、卒業を意識することはほとんどなくなります。卒業しなくても、3月はせわしなく過ぎていってしまいます。 でも、卒業までいかずとも、「節目」はいろいろなところにあります。節目を意識することで、自分の変化を実感し、また前に進んでいくことができるのではないでしょうか。 これを機に私も、エルに入って以降、成長を感じ

「考えすぎ」の活かし方

私は、ものごとを考えすぎてしまう性格です。この性格によって悩むことも多いため、「考えすぎてしまうのは、自分の弱点だなあ…」と思ってきました。 でも、仕事をするようになってから、「考えすぎることは、決して悪いことではない」と感じることが増えました。 「考えすぎ」な性格を、自分をくるしくさせるのではなく、ものごとをよくするために使えたら。弱点ではなく、長所だと思えるようになるのではないでしょうか。 今回は、「考えすぎ」をいい方向に使うため方法を、自分なりにまとめてみました。

すべての「つくる」人たちへ AIと共創する未来

最近、AIの発展が目まぐるしく、クリエイティブ業界を騒がせています。 イラストが書けたり、文章が書けたり、コードが書けたり、人物モデルをつくれたり…「こんなこともできちゃうの!?」と驚くことばかり。 とくに、少し前にOpenAIによって開発されたChatGPT(※自然言語処理技術をベースとした、人工知能の一種)は、大きな話題となりました。 当初AIの存在を知ったとき、私は正直、めちゃくちゃこわかったです。 そんなことを考えて、悶々としてしまいました。が、見ないふりをする

イメージを具現化する「仮説思考力」

制作の場では、「イメージ」ということばがよく使われます。 しかし、この段階ではまだ「イメージ」は目に見えません。目に見えないものの良し悪しを判断するのは、とても難しいことです。 そこで大切なのが、「まず、イメージを具体化して見せる」こと。 制作の早い段階でイメージを具現化することは、クリエイティブの質を上げるために大きな意味があります。 今回は、イメージを最適なかたちにするために必要なことを、実体験をもとにまとめてみました。 イメージを具現化するために①「今ある材料+

荒木哲郎監督トークセッション JBN×エル

1月19日。長野を拠点とする制作会社、JBNさんと弊社での合同イベント『荒木哲郎監督とのトークセッション』が開催されました。 開催のきっかけは、さかのぼること約5年前。当時から、『進撃の巨人』の大ファンだったハラさん。その話をJBN坂田さんにしたところ、坂田さんと荒木監督は、大学時代からの友人関係だったことが判明。すごい繋がり…! そこから開催に至るまでの経路は、こちらの記事でご覧ください。 本当は昨年の11月に開催予定だったのですが、コロナの影響で延期に…年をまたいでつ

いいフィードバックが、いいクリエイティブを生む

いいものをつくるためには、いいフィードバックを受けることが大切です。制作の現場で、日々実感しています。 昨年ムーテレで放送された「ブレイキングデザイン」でも、挑戦者へのフィードバックの様子が丁寧に描かれていました。フィードバックする側からもされる側からも、「いいものをつくりたい」という誠実な思いが感じられ、「思いとは、こうして制作物に宿るのだ」と感銘を受けました。 自分以外の視点から意見をもらうことで、気づけることはたくさんあります。最初から100点を目指すのではなく、一

メンバーと一緒に、2022年を振り返ってみました

今年も、残すところあと数日となりました。みなさんはこの一年、どうお過ごしでしたか。 私にとって今年は、エルに入社した年。新しい出会いがあり、学びがあり、悩んだり、つくるのが好きだと実感したり…とても濃く、大切な一年だったと思います。 年の瀬は、これまでを振り返り、これからを見つめるタイミング。今年最後のライター日記では、エルのメンバーと一緒に、2022年を振り返ってみようと思います。 今年はどんな一年でしたか? 漢字一文字で表すなら? 印象的だった出来事は何ですか?

質問から対話へ、対話からいい関係性へ

「どうすれば、もっと話を引き出せたかな」 あるクライアントとの打ち合わせの帰り道、一緒に同席したデザイナーと「質問力」について話をしました。 私はつい、「相手の話をちゃんと聞いて、正しく理解しなきゃ」と気張ってしまうことがありました。でも、先輩デザイナーと話していて感じたのは、「どうすれば、クライアントにしかない強みや特徴を引き出せるか」という姿勢。「ヒアリングとは、相手が話してくれるのを待っているだけではいけない。対話に正解はない。質問者側が”話を引き出す”ことが大切な

「らしさ」に悩んだ私が、「らしさ」をつくる日々で学んだこと

最近、採用サイト制作の打ち合わせに参加する機会がありました。お話を聞いていてふと、自分が新卒で就活をしていたころのことを思い出しました。 私は、自分のことを相手に伝えるのがとても苦手な就活生でした。 自分のことを理解して相手に伝えることの難しさを感じ、葛藤していたのを覚えています。 エルで働くようになり約半年。誰かの「らしさ」をかたちにしていくことを通じて、「自分のことを正しく伝える難しさや大切さは、就活生だけではなく、企業も同じなのかもしれない」と思うようになりました。

2022秋 メンバーのおすすめ芸術リレー

秋になりました。 長野の秋は山も空も彩度が高く、息をするのが気持ちいい季節です。 秋といえば、「芸術の秋」。 エルはデザイン会社ということもあり、社内ではよく、好きな本や映画など、芸術関係の話題が挙がります。日々の会話から、各々の芸術への知見を感じることも多々あります。 そこで、「エル×芸術の秋」という切り口で何かできないかと考え、「メンバーが、自分の好きな芸術作品をおすすめしていくリレー」を企画しました。 メンバーは普段、どんな作品に触れているのか、どんなことに興味を持

【採用情報】エルで一緒に書きませんか

こんにちは。ライターの神保です。 エルに入社して、早いもので半年が経ちました。 日々いろんな発見や感動があり、毎日がとても楽しいです。 この度、エルでは新たにライターを募集することになりました。 社長がnoteで、求めるライター像についてまとめているのでぜひご覧ください。 この日記では、実際にエルで働くライターの目線から、普段どんな仕事をしているのか、どんな思いで仕事をしているのかを、書こうと思います。 プランニングプランニングは、制作の前段階「戦略」にあたる部分です。

「求められるディレクター」に必要な人間力

「ディレクターに必要な力とは何だろう」 ふと、最近考えました。 そもそも、ディレクション力とは何でしょうか。 英語の”direct”には、「指示する、指導する、監督する、管理する」などの意味があります。しかし、ディレクション力とは単に、統率力や指導力を指すものではありません。 ディレクターの仕事は、案件に関わる「人、時間、お金」を、みんなにとって一番いいかたちにコントロールすること。そのためには、統率力や指導力以外にも、洞察力、コミュニケーション能力、交渉力…など、いろいろ