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エルで働くライターの日記

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エルで働く日々のこと、エルで働く人のこと。 「らしさをつくる」会社の「らしさを綴る」日記帳です。
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記事一覧

AI時代の広報を考える 人間に残るものはなんだろう

AIの存在により、多くの会社が変革期を迎えています。会社として、クリエイターとして、AIとどう向き合いどう生きていくかが、日々問い直されています。 私は最近ずっと、人間に残ることはなんだろう、と考えていました。AIによって数秒で書き出される文章を眺めながら、「人間が書く」意味はなんだろう、と。仕事の仕方も変わりつつあるなかで、かなり悩んでいたのが「広報」の在り方でした。 このnoteも、エルの広報のひとつです。「エルで感じたことを、エル目線で、等身大のことばで伝える」を軸

これからの時代 「デザイン会社」の提供価値はなんだろう

最近エルには、「AIの部屋」というトピックグループができました。AIについての話題を、自由に共有する場所です。 日々変化が目まぐるしいAIの話題。「こんなこともできるのか…」と驚きつつ、これからの時代、デザイン会社としてどのような価値を提供していけるだろうか、と考えてしまいます。 エルは、もうじき創立50年を迎える会社です。 オフィスには、大先輩が残したノートや資料、制作物がたくさん残されています。どれも、ものづくりへの愛情や、熱いこだわりを感じるものばかり。時間が経って

採用サイトは、「らしさ」と「らしさ」をつなぐもの。

よく、採用サイトの相談をいただくことがあります。そのたびに私は、新卒就活時代、「とにかく何もかも不安で仕方なかった」ころのことを思い出します。 いろいろなことが不安でじたばたしていましたが、根底にあったのは「私は働くことで、幸せに生きていけるだろうか?」という不安だったのだと思います。社会人になって自分が採用サイトに関わるようになってから、「採用する側も不安なのだ」と気がつきました。 採用の目標は、やみくもに多くの人を採用することではありません。自社とマッチして、生き生き

配慮を、「当たり前」にする

今年の4月から、障害者差別解消法に基づく合理的配慮が、民間事業者(私たち)にも義務化されることになりました。 漢字が多いですが、簡単にいうと「法改正に伴って、Webサイト制作のうえでも配慮することが義務化されたよ」ということです。これまで「合理的配慮」は、国や地方公共団体にのみ義務付けられていました。(参考:政府広報オンライン) なかなか聞き慣れない「合理的配慮」ということばについては、内閣府が次のように説明しています。 Web制作会社としてできるのは、ウェブアクセシビ

正解のない世界で、選んでいくために

A案とB案、どちらを選ぶか。 ロゴには何色を使うか。 コピーはどんな表現にするか。 私たちは普段から、正解のないことばかり考えています。仕事に限らず、人生は「正解がない選択」の連続です。 どこで働くか、誰と働くか。 どこで暮らすか、誰と生きていくか。 今晩は何を食べるか、休日はどこへ行くか。 「選ぶ」とは、その結果を受け入れ、責任を取ることだと思います。 エルは個人の裁量が大きく、一人ひとりがプロとしてジャッジする機会が多くあります。たくさん案を考えても、選ばなければ

今、自分は何を感じているのか

先日、エムハンドさん主催の『オンライン坐禅体験』に参加しました。テーマは、「座禅で心を落ち着かせ 集中力を高める」。 そのなかで「今聞こえる音だけに集中する」という実践がありました。時間は5分間。長いのか短いのか。でもまあできるんじゃないか…?と思い目を閉じたのも束の間、すぐに頭の中に考えごとが充満し、そわそわと落ち着かなくなってしまい、結局2分と持ちませんでした。 私は雑念まみれの人間だ…と落ち込んでいると、 「それでいいんです」 と、画面の向こうから先生。 頭のなか

あなたらしさの見つけ方

「らしさ」について考えるとき、ときどき思い出す景色があります。幼いころ、新幹線の窓から見た東京の夜景です。 おびただしい数のビルがあり、たくさんの窓にはぽつぽつと光が灯っていました。その一つひとつの下に、誰かが生きている。それぞれの生活があり、人生があり、笑ったり泣いたり、怒ったり喜んだりしている。そして私は一生かけても、そのすべての光と交わることができない……そう思ったらなんだかすごくさみしくなって、でも、見える景色はとてもきれいで、わけもわからず泣きたくなったことを覚え

変わっていくなら、いいほうへ。2023年の振り返り

もう何日か寝ると、2023年が終わります。毎年のことながら、一年が過ぎるのはあっという間ですね。 先日エルでは、新オフィスお披露目兼忘年会がありました。普段リモートワークのメンバーも、来年から加入する新メンバーも、かつて一緒に働いていたメンバーも集い、クライアントのお店で買ったごちそうを囲みました。 みんなで話しながら、今年もいろいろなことがあったなあと思い返しました。 新メンバーを迎え、フォト散歩に出かけたり。 『DEATH NOTE』や『進撃の巨人』を手掛けた荒木

デザインを飛躍させるためのコンセプトメイキング

デザイン前の言語化デザインの現場ではよく、「言語化」の重要性が語られます。 エルでもことばをとても大切にしており、デザインの前に「ことばづくり」の過程を設けています。ことばづくりとは、コンセプトメイキングのこと。つまり、「方向性をことばで定義する」ことです。 コンセプトメイキングをするうえで気をつけているのが、表現の可能性を狭めないこと。 「定義」というと、削ぎ落としたり絞り込んだりするイメージを持つかもしれません。しかしコンセプトを定めることで、表現の可能性を捨てること

思い出の場所、松本パルコ 閉店前のコピーを考えてみました。

松本パルコが、2025年2月に閉店するらしい。 聞いたとき私は、かなり衝撃を受けました。 松本パルコは、長野県松本市にある商業施設です。1984年開業以来、松本駅前を象徴する建物として、地域の人々に愛されてきました。学生時代を松本で過ごした私にとっても、思い入れのある場所でした。 都会的なお店が揃っていて、歩いているだけでなんだかちょっと大人になれた気がしました。友人と待ち合わせたり、誕生日プレゼントを選んだり、イベントに行ったり。「パルコ前にいるね!」というメッセージを

「らしさ」をかたちにするロゴトレーニング

エルでは新しい取り組みとして、ロゴトレーニング(略してロゴトレ)を始めました。週に一度時間を取り、決められたお題に対してロゴをつくっていく取り組みです。 ロゴトレが始まって1ヶ月半ほど経ちましたが、一回一回がとても有意義な時間だと感じています。らしさをかたちにする技術力はもちろん、らしさを引き出す力や、聞いた話から解釈する力、細かな調整力など、実案件で必須な力を鍛える訓練になっています(非デザイナーも含めて)。 今回は、そんなロゴトレの様子をお伝えします。 ロゴトレの流

あなたにしか、言えない言葉を。

制作の過程では、「なにか」を「ことばで定義する」ことがよくあります。「なにか」とはデザインコンセプトだったり、企業理念だったり、コピーだったり、いろいろです。 そのためにクライアントと対話していると、主に「プラスイメージのことば」が飛び交います。 優しい。明るい。誠実だ。真面目だ。 ときどき、「ありきたりなことばになってしまいますが…」と謙遜される方がいらっしゃいます。 しかし、ありきたりなことばでは「らしさ」を表現できないのでしょうか。私はそうは思いません。大切なのは、

「いい体験」をしたことは、いつか思い出す

最近、心に残った体験先日、エルのオフィスに、バルミューダのトースターがやってきました。秋のオフィス改装に向けて、新しく購入したものです。 社長曰く、「本当においしくトーストが焼けるんだよ」とのこと。それなら早速試してみよう!と、本社メンバーで使ってみることに。私にとっては、初めてのバルミューダ体験でした。 用意したのは、食パン一本にバター。それから、チーズやハム、チキンやレタスなど、パンに合いそうなものたちです。 まずは、王道のバタートースト。食パンを分厚くスライスし、そ

【採用情報】一緒に「らしさ」をデザインしませんか。

こんにちは。ライターの神保です。 エルでは業務拡大のため、新たにデザイナーを募集しています(CIやVIの制作経験者歓迎)。 エルのコーポレートサイトには、 という一文があります。そのことばの通り、エルのデザイナーは、「クライアントらしさ」を表現することをとても大切にしています。 CI、 VI実績の一例 私は、エルのデザイナーが好きです。 エルのデザイナーがつくるデザインが好きです。 今回デザイナーを募集するにあたり、一緒に働くひとりとして「エルのデザイナーってこんな