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【みんデザ1周年】1年間、デザイナー向けコミュニティを運営してみての振り返りや反省など

こんにちは、「みんなのデザインメモ(通称:みんデザ)」を運営しています、スズキアユミです。普段はフリーランスでデザイナーのお仕事と猫のお世話をしています🐈

昨年の3月9日に再始動という形でコミュニティをはじめまして、丸1年になったので、振り返りと反省会も兼ねて書いていこうと思います!

そもそも「みんなのデザインメモ」とは?
デザイナーのための情報共有・交流を目的としたオンラインコミュニティです。月額500円で、ツールはDiscordを使ってます。デザイナーやデザインに興味がある人ならどなたでも参加いただけます!
▼ 紹介サイトもあるので、よかったらご覧ください^^
https://min-deza.studio.site/

おかげさまで1年継続できました

じつは何年か前に同じ名前で、Slackにて無料で運営していた時期があります。無料でコミュニティ運営している方にはあるあるかもしれないのですが、やはり時間が経つと運営側も放置気味になったりして、私も例外なく、2年も経つとほとんど誰もいない状態になっていました。

ただ需要は感じていたので、再びテコ入れしてやっていこうと思った時に、今度は有料で試しにみようと再始動したのが昨年の3月のことでした。
当時の記事:https://note.com/designmemo/n/n2c089aad9a6b?magazine_key=m0e06dcd037bd

正直、ちゃんと継続していけるか不安でした。今でも本当にメンバーのみなさんに助けられる日々です。参加してくれているメンバー、すでに退会してしまったメンバーも含め、おかげさまで私も楽しんで運営を続けることができています。この場を借りて改めて、本当にありがとうございます!

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1年間のメンバー推移

みんなのデザインメモでは、CAMPFIREとnoteの2箇所で入退会/決済処理をしていまして、以下の図はCAMPFIRE経由のみなのですが、こんな感じで推移していました。

※CAMPFIREコミュニティのダッシュボードをキャプチャして加筆しています

note経由も合わせると、だいたいいつも20人前後で、多くても30人にはいかない感じです。この3月は残念ながらガクッと下がっているのですが、あまり使ってないのにお金を頂いても申し訳ないので、落ち込まないと言ったら嘘になりますがより精進いたします・・!

最初はどのぐらいの規模感がいいのか、あまりつかめていなかったのですが、1年間やってみて、このコミュニティはそこまで人数が多くないほうが良さそうだなと感じてます。
ただ、もう少し投稿してくれるメンバーが増えるといいなと思っているので、次の1年は20名前後を30名前後に推移できるようになるといいかもと思っています。もちろん他の施策も考えながらですが、参加人数だけだとそんな所感です!

1年間の総入退会者数と継続期間

1年間の総入退会者数と継続期間もまとめてみました。総入退会者数は比率が5割を切り出したので、あまり出入りが激しいのもよくないと思うので、ここは総退会者数の割合をおさえておきたいところです。
一方で、半年以上継続してくれている方が思ったよりも多かったので、逆に新規加入した方とのコミュニケーションなどの差が変に生まれないように気をつけたいなと思いました。

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この1年でやってよかったこと

✅ 月1回のメンバー会の開催

じつは当初メンバーへの特典に含めていなかったのですが、Discordの音声チャンネルを使ってみたいなという思いもあり、初月から企画して開催してみました。気軽に参加できる感じが結構よかったので、毎月開催しています。普段はFigJamを組み合わせて情報シェア会のような形になっていますが、先月はGatherを試し導入したので、それを使ってみたり。そんな感じで結構いろいろ試しながらやっています。

✅ 紹介サイトを作った

入会する場所を統一しなかったせいもあるのですが、より世界観が伝えやすいのと、一つのURLで紹介しやすいように紹介サイトつくりました。記事にも取り上げて頂いたりしたので、やってよかったなと思ってます^^
https://min-deza.studio.site/

この1年での反省点

💭 新規入会者のフォローが足りてなかった

改めて振り返ってみて、新しく入ってきてくれた方のフォローが足りていなかったなと感じました。最初の1ヶ月でいかにコミュニケーションを取れるかが肝だなと、この1年やってみて感じており、4月からは新規入会者へのオリエンテーションを考えています。

💭 運用にあまりメンバーを巻き込めなかった

これは私個人の悪い癖なのですが、ひとりで頑張ってしまいがちなんですよね。もっと、今運営で考えていることとかメンバーに共有したり相談したりすればよかったなと思いました。
さっそく昨日から、「運用リクエスト・アイデア」チャンネルとしていたものを「運用について雑談」に変えて、私が考えてることとか投稿したらメンバーたちが反応してくれたので嬉しかったです^^

💭 メンバーとの距離がちょっと遠かったかもしれない

上に書いた話と通じるところがあるかもですが、わかりやすい・運営としての安心感が出るかなと、私の名前を「デザインメモ」と表記していたのですが、これによってメンバーだけでなく、自分の意識的にもメンバーとの距離が生まれていたかもと思いました。
このコミュニティの雰囲気的にも、もっとメンバーと近い距離というか同じ視点でいた方がいいなと思い、これも昨日から私の表記を「スズキアユミ」に変更しました。

💭 新しいツールでハードルを上げてしまったかもしれない

1月末頃に「Gather」という2D仮想空間でオンライン通話が楽しめるサービスをお試し導入して、さっそく2月のメンバー会はそれを使ったのですが、これはメンバーにとっては急な動きなので、ちょっとやり方をミスったなと思ってます。(おそらく3月の退会者が多かったのもそれが原因かもとも・・。)
新しいツールはいつもやっている取り組みに急に取り入れず、もう少し慎重にやっていこうと反省しました。

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以下は無料から有料にした経緯もあるので、そのメリデメも書き出してみました!

無料から有料にして感じたメリット

😉 参加側がこの存在をちゃんと考えてくれる

お金がかかっているので、やはり参加側は入退会時の重みが違いますよね。
いざ入ってみて「なんか思ってたのと違うな・自分には合わなさそうだな」という人は自ら退会していくというのは、無料の時にはなかった大きな違いでした。去っていってしまうのは寂しいものですが、でもこのコミュニティの存在をそれぞれちゃんと考えてくれるというのは純粋に嬉しいです。

(無料だと「あってもなくてもどちらでもいい」存在になりがちなので、例えると、幽霊部員はたくさんいて、部室にポツンと部長だけいるみたいな。無料でやっていた時はそんな寂しさがありました・・。)

😉 運営継続のモチベになる

結局お金なのかと思われてしまうかもしれませんが、このモチベというのは「対価をもらうことで責任感が増す」ということです。コミュニティは全然簡単に立ち上げはできるのですが、継続するのが本当に難しいです。対価を頂くことで、私の場合は自分のサボり防止にもなりますし、もっとより良くしていかないと!というエネルギーにもなってます。

😉 宣伝目的だけの人を避けられる

これはそのコミュニティの目的にもよると思いますが、私がコミュニティを無料でやっていた時にあまり気持ちがよくなかったのが、自分の商材の宣伝のみをずっと投稿する人がいたことでした。
今回有料にしたことで、ある程度コミュニティの方針を理解した人が入ってきてくれますし、もし方針に合わない人が入ってきてしまっても、ちゃんと予め禁止事項などに書いておけば、こちらからごめんなさいもできる安心感もあります。

無料から有料にして感じたデメリット

😔 人が集まりにくい

有料にしたことで、金銭的なハードルはもちろん、より外から見えない場所になったので、これは本当に仕方ないことなのですが、やはり思ったほど集まらないです。有料なので知り合いも誘いにくいですしね(この点は最初もっとnoteの無料枠を活用すればよかったなと思ってます)。

😔 「運営側の負荷」と「参加側の期待値」のバランスが難しい

運営側が頑張りすぎても、今度は頂いている対価以上のことをやって疲弊してしまい、また結局有料でもモチベも時間も足りないことになってしまいます。一方で、参加側の期待値はほんと人それぞれだなと痛感しています。500円でも高いという理由で辞める方もいますし、一方で全然安いと継続してくれる方もいます。
値段を設定したことでその数字に対しての制約が生まれる。でも人によって価値観が違う。この辺のバランスはほんと探り探りだなと思っています。

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最後に:メンバーにとっても私にとっても、居心地の良い場所でありたい

最近、上記にちょっと書いた、運用についての雑談を投稿した時に、メンバーたちから「みんデザは居心地が良い」と言ってもらえました。

いろいろ試行錯誤しながらの運営ではありますが、

コミュニティのありたい姿を空間で例えるなら、
ワイワイ活気のある居酒屋やバーのような空間ではなく、
小さな町の小さなカフェで、気が向いた時に訪れる常連さんもいれば、たまにふらっと新しい顔も入ってきて。ゆるく会話したり、本(情報)を読んだり。みんなのデザインメモは、そんな雰囲気の場所でありたいなと思っています。

ゆるっと楽しみたい方、一緒に心地良い場所にしていきたいなという方、お待ちしております^^
質問とかありましたらこの記事のコメント欄などで気軽にどうぞ!


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