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英単語が覚えられなくて、苦労している方……
他の外国語の単語が覚えられない……

などなど、語学といえば単語や熟語を覚えるところから始まりますよね。
何よりここが一番苦労するところ、、、という方が多いのではないでしょうか?

ドイツに住んでいた時、私は英語とドイツ語を一緒に勉強することになり、
どうしたら語学の上達が早くなるのか、悩み、日々苦しみながら、何か良い方法はないのか……と考えていました。


私は、大学でドイツ語を勉強したこともなければ、大学で英語を勉強したこともなく、英語は、ほぼ独学で英検1級合格が見えてくるレベルになりました。
(次で合格するつもりです!)

ドイツ語に関しては、単語が長いので覚えるのに一苦労でした。
その時、自分の記憶力の悪さに愕然としました。
アメリカ人、フランス人、中国人……語学学校のドイツ語クラスには様々な国籍の人がいたのですが、どの人も私より覚えるのが早かったです。
彼らは、英語をそもそも流暢に話せたので外国語の勉強の仕方を知っていた、ということもあります。

英語とドイツ語を一緒に勉強していた時、まだ英検準1級に届かない位のレベルでした。この時が一番苦しかったですが、この苦しみの中に語学力上達のヒントがありました。

日本人がなぜ、英語を話せるようにならないのか。文法をしっかりわかっている、単語もある程度知っている……。知識は十分ある。なのになぜ??

書いて覚えるから話せないという真実

私には日々時間がありませんでした。
ドイツ語も英語も日々一緒に勉強しなくてはいけなかったので、ドイツ語の語学学校の復習・宿題を終わらせて、その後残りの時間で英語を勉強する。そんな生活を送っていました。

ドイツ語の単語が、本当に難しかったです。2つの単語が連結されて1つになった単語などがあります。特にそれは難しかった。英語がそこそこ出来る状態だったら、まだどうにか違う頭の使い方ができたのかもしれません。
ドイツ語の語学学校で習った勉強の仕方がヒントになりました。

わかったのは、日本人は頭や思考で語学をマスターしようとしている、ということ。つまり、数学や社会などの教科と同じように、理解したら外国語を話せるようになる、と思っているところです。どういうことかというと、テストで高い点数を取ることを目的にした勉強だと、いざ英語を使う場面で英語が出てこなくなる。紙の上で再現する練習をたくさんしていたので、テストは得意。でも、単語を瞬時に口から出て来るように訓練していないので、再現性が低い。
ならば、最初から本番に近い状態でインプットをすれば、再現性が高くなるということです。

再現性を高める単語のインプットのやり方

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まず、覚える時に絶対に紙に書かないことです。
書かずに覚えよう!と心に決めます。

1、左側の黄色い部分(英単語)を1秒1単語を正確に発音できるように、何回も発音練習する。

2、発音に慣れてきたら、右側の青い部分(意味)をちらちら見ながら、発音する。そして、日本語の意味と英語の音が結びつくように意識して何度も発音する。
※ここでは、意味を無理に覚えようとはせず、発音の音に日本語の意味をリンクさせるつもりでトライします。
分かりやすく言うと、apple=りんごというのは、単語と意味がしっかりリンク出来ているので、apple……えーっと、意味ってなんだっけ?と考えなくても分かる状態になっていますよね。そういう状態になることを目標にします。

3、英語の音と日本語の意味がリンクしてきた感覚が、おぼろげながらにも出てきたら今度は、日本語をちらっとみながら、単語をそらで言うようにします。

この段階の始めの時点で、スラスラ出てこなくても大丈夫。
ここでは、実際の会話を想定して、言いたい日本語を思い浮かべて、そこに英語の音を思い出す……ための訓練をしています。その際、できるだけ英単語をガチでは見ないようにします。チラ見が大切です。なぜかというと、実際の会話では本や辞書を開きながら会話をすることはしないからです。だから、言いたい日本語から英語の音をソラで思い出して、1秒以内に口にする訓練をするのです。
ここで出てこなければ、何度も何度も英語も意味もチラチラみながら声に出し、声に出すときは正面を向いて(英単語は見ない状態で日本語を頭に浮かべて)発音します。

4、最終的に、ページの上から下まで日本語を見て、1秒以内に反射的に単語が出てくるまで練習します。それが出来たら次のページへと進みます。

5、その日にもう1回復習して、翌日にもトライすると、紙に書いて覚えていた時より、格段に覚えられていることに気付きます。

こんな感じで、熟語や文章を覚え、そして実際の会話を想定して、独り言を口頭英作文練習すると、上達してきます。
やり方は、単語を覚えた時と同じです。

こうやっていると、語学の上達が感じられるので、留学しなくても英検1級は合格できると思います。

この単語の覚え方を知ってから、覚えるという感覚から、再現性のための訓練、練習という感覚になりちょっと気持ち良いゾーンに入った感覚がありますね。

昔、ピアノの練習をしていた時、バッハのインベンションを右手と左手と分けて練習していた時に近い感覚ですかね。そして、右と左が完璧に弾けるようになったら、今度は両手で弾く練習をする、みたいな。

とにかく、この英単語はこの日本語の意味だな、と見慣れた上で、今度は出来るだけ見ずに、単語を発音してみて再現性を更に高める練習をするということですね。
語学は才能よりも努力ですね。

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