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3歳児は難しい〜48年前のかるたで遊ぶ

今月は娘の祖母の誕生日、器を作ってプレゼントしよう!との企画で、再度二人でチャレンジしたのですが、今回はあまり乗り気(大人が張り切りすぎて義務に感じたか)にならずに、写真の状態で「できたよ!」と手を止めてしまうことに。さすがにこれはレディメイドすぎるなと、時間と企画を再検討することとなりました。幼児の心はネコの目のように気まぐれです。(最近「黒猫のタンゴ」が家庭内で流行っています)。

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そして唐突にイラストを描き始めました。うつわ?

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さて、私の元同僚が4年ほど前まで中野でモジャQ-teというヴィンテージの玩具を扱うお店を経営しておられまして。その方に20年近く前に頂いた「変身忍者嵐」のかるたがひょっこりと出てきました。その世界、箱が壊れているだけで価値が下がるんだそうですが、それでも未使用の綺麗な状態のそれを48年の月日を経た後に封を切り、かるたとしての使命を全うする事になるのは不思議な気持ちになります。※変身忍者嵐の放送が1972年ですので年数はそこからの推定です。

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封を切り、実際に遊んでみたらこれが大ヒット。「昭和は雑だなぁ」などの今ドキの言葉で片付けられない48年のダシの効いたかるたは一味も二味も違うものでした。娘を夢中にさせた独特の世界の一部をご覧あれ。

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いいかげんにみ見える文字組は、おおらかな時代の証明かも。

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怪人の名前がいちいち凄いセンスなんですよね。

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わざわざ絵にするような重要なシーンなのかな、と疑問なものや、

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あたりまえだろうというもの。

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お父さんは複雑です。

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「えものをねらう ありばばあ」を記憶して公園で連呼。ひらがなの勉強に最適。

メルカリで検索すると不人気のこの作品はさほどプレミアも付いておらず、未開封ミントコンディションのものが1100円でした。お手頃ですよね?実際子供のみならず大人のハートに訴える何かがあります。それは単に懐かしさというのでも無く、押し付けがましさがなく、自由さが感じられるからだと思います。

このかるたをくれた方は娘が誕生した約1ヶ月後に亡くなってしまい、いつも寂しく思っているのですが、かるたが忘れた頃に出てきて娘がそれで夢中で遊ぶというのも、時間を超えた縁を感じて、とても嬉しく思えるのです。

今回のBGVは間違い無くロウブロウなイラストが活躍する電気グルーヴのこちらを。それでは次回教室にご期待ください。



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