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【後編】DESIGN BASE BXデザイナー座談会

前編に引き続き、ユーザベースSaaS Design Division ”DESIGN BASE”のBXデザイナーに集まってもらい開催した座談会の様子をお伝えします!

まだまだあまり知られていない「BXデザイナー」という職種。ユーザベースのBXデザイナーはなにを考え、どんなことをしているのか?カジュアルに、たまに真面目に語っていただきました!

参加してくれたBXデザイナーはこちら!

ー社内メンバーのブランディングへの意識が高いというお話がありましたが、デザイナー以外の人たちと一緒にブランドをつくっていく中で大変なことはありますか?

いっくん:
デザイナー以外のメンバーからフィードバックをもらえることで、自分になかった視点が得られるし、その人たちの感覚でないとわからないところをデザインに反映できるというメリットがあります。なのでデザインに対して意見を言う文化があるのはとてもいいですよね。でも、やりとりが増える分スケジュール管理が大切になってくるとは思うので、そこの調整をやっていかないとなという課題感があります。
あとは最近、他部署からデザインの依頼がくるときに、より詳細な背景や、想いみたいなものを共有してもらうようにお願いしました。それにかける想いがわかっていると制作する時に身が入る気がします。また「そういう想いがあるから、こういうフィードバックをするんだ」と言うことがわかっていると、意見を受け入れやすくなりますよね。オープンコミュニケーションをして、言いたいことを言い合えるような信頼関係を築くことも大事にしています。

リリー:
信頼関係は本当に大切だと思います。お互いの背景をまず知るっていうことからだと思いますし、制作する工程においてはスケジュールだったりオペレーション、フローを改善していくっていうことは課題のひとつなのかな。誰かと「共創」していくためには必要なことだと思います。

ー今後の夢や、実現したいことを教えてください。

リリー:
単純にやりたいことができるかっていうと課題もあるので、いろいろなことの調整が必要だとは思うんですが、ブランディングのところはもう少し力を入れられる余白があるなと感じていて、業務に対して予算や人のリソース配分を考えていく必要があると思ってます。特にデザイナーは人数を増やしていきたいですね。
新しい形のマーケティング方法や広告の出し方、ブランディングすることによって生まれる利益みたいなものを、デザイナーから提案していくことも必要だと思います。

がこ:
SPEEDAのBXデザイナーは5人いるんですけど、それに対してSPEEDA全体のメンバーは120〜130人くらいいるんですね。僕たちデザイナーがデザインできる部分ってどうしても人数的に限られてきてしまうので、もっとデザインを理解してもらったり、デザイナーではない人にもデザインができるような環境を提供していって、デザイナー以外の人も全員でSPEEDAのブランドをつくっていくような世界ができたら楽しいなと思います。

いっくん:
デザインの民主化ですね!

がこ:
そうですね、そうするとデザイナーに余裕が出てきて、BXデザイナーがブランディングに注力しやすくなるかもしれないですよね!
あと、個人的なことでいうと、前職の人とかに「なにやってるの?」って聞かれることが多いんです。BtoBのプロダクトということで見えづらい部分もあるし、BXデザイナーという職種が伝えづらいっていうのもあるのも要因かもしれませんが、プロダクトの周知をもっとしていきたいです。その中で僕たちSaaS Design Divisionの価値ももっと伝わっている世界にしていけたらいいなと思ってます。

ちゃんみな:
まさに僕もブランドに注力していきたいですね。ブランド価値を上げていき、ゆくゆくは「SPEEDAを使っていることがビジネスの中でのひとつのステータス」になるようなブランド作りができたらいいなと思います。

いっくん:
FORCASに関していうと、本来BXデザイナーが考えていくべき領域だと思っている「ブランドのあり方(=ブランドの思想)」をつくりあげていって、それを社内にぶれないように伝えていくというのをやりたいです。自分で考えた点を社内から社外へ広げていくようなイメージがあるので、そういう役割を担っていきたいです。
「ブランドの見せ方(=施策)」のようなところで言うと、個人的な欲求もあるんですが「紙のマガジン」をつくりたいです。こないだちゃんみなとも話したので、ちゃんみなも好きな領域だと思うんですけど…(笑)個人的な趣味にはなっちゃうんですけど、文字を組んでいたいんですよね(笑)

ちゃんみな:
(笑)

リリー:
確かに、ブランドを社内外のみんなが理解できて、ブランド意識が高まるマガジンがあったらいいですね!発信の仕方を自分たちで考えるっていうのもすごくいいと思います。

いっくん:
「これをつくりたい!」と思うものを見つけるっていうのは大事だと思っていて、それが自分の場合は紙媒体とかマガジンなんです。このデジタルの時代にあえて紙っていうのも引きがあると思うのでやってみたいなーと思ってます。あとはオリジナルフォントも作りたいとかもあって、そういうやりたいことを引き出しにしまっておいて、いざとなったらそれを出せるようにしておくって言うのも意識してます。

リリー:
ユーザベースはITの会社だからといって紙媒体はできないっていうこともないですし、予算や環境が許せばやりたいことができますよね!やらされている感覚で仕事をしているばかりじゃ辛いので、自分のやりたいことを持っておくと、いつかそれをやるための土台作りだと思って乗り越えられることもあるんじゃないかと思います。

ゆうき:
自分はFORCASを圧倒的に高いブランド力を持つ存在に、たとえばAppleのように多くの人が憧れ、クールだと感じるブランドとしてビジネスパーソンに認知される存在にしていけたらいいなと思っています。
そうすると事業に対してたくさんのメリットがあると思っていて、ひとつはnoteにも書いたのですが採用面ですね。業界の中で憧れられる存在になると、優秀なビジネスパーソンを獲得しやすくなります。採用にかけるコストが下げられるのはもちろん、事業のあらゆる場面において少ない費用と時間でより大きな成果を挙げることに繋がると思います。
もうひとつは「選ばれやすくなる」ということですね。導入検討の候補に上がる頻度が増えたり、競合との比較で優位に立てたり、契約を継続していただきやすくなったりと、様々な面でメリットが出てくると思います。「うちの会社も早く導入したい!」と思ってもらえる存在にしたいですね。

ーみなさんありがとうございました!



SaaS Design Division ”DESIGN BASE”では、BXデザイナーを募集しています!興味がありましたら、ぜひこちらもご覧ください。

※本座談会は2022年11月15日に開催されました。