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DESIGN BASE プロダクトデザイナー座談会

今回はユーザベースのデザイン組織 ”DESIGN BASE”のプロダクトに関わるデザイナーに集まってもらい開催した座談会の様子をお伝えします!SPEEDA、FORCAS、INITIALそれぞれのUIデザイナーとデザインエンジニアのみなさんに、仕事のことデザインのことなどいろいろ話してもらいました!

今回参加してくれたメンバーはこちら!

ーみなさんの経歴を簡単に教えてください!

ひろた
入社前の職種経験だと、カスタマーサポート、パソコン教室の先生、外資の出版社でセールス、日本の出版社でテクニカルライターなど、いろいろやってきました。2015年にユーザベースに入社してからはデザイナーで、まずSPEEDAのデザイナーとして入社し、その後、entrepedeia(現INITIAL)、FORCASの立ち上げ、amiの立ち上げを経験しました。現在はINITIALでプロダクトデザインをしています。多い時は3つのプロダクトを兼任してました(笑)

シンディ
私は、アパレル販売や食品の販売、eコマースサービスなどの販売業を経験したあとに、2009年にJVR(株式会社ジャパンベンチャーリサーチ)に入社し、データ入力やentrepediaのサービス立ち上げに携わりました。2017年にユーザベースによるJVRの買収でユーザベースグループに参画したんですが、そのタイミングで産休・育休に入りました。約1年後に復帰して、そこからSPEEDAのUIデザイナーとしてのキャリアをスタートさせて、現在に至ります。

つなっきー
私は、社会人の初めはアルバイトでディズニーランドでウエイトレスをやったり、漫画編集部で編集アシスタントをしたりしてました。その後に昔からやっていたホームページをつくるスキルを活かそうと思って、コーディングの仕事をいろいろな会社でやってきました。その中で、デザインの方のスキルも伸ばしたいと思ったので、ユーザベースではUIデザインをさせていただいています。もともとコーダーだったので、最近はその知見を活かす働き方をしていて、デザインエンジニアと名乗っています。

もっちー
新卒で、SIerにエンジニアとして入社してたんですが、3年弱くらいで、「もともと自分はtoCの世界がやりたかったんだ」と遅蒔きながら気づいてキャリアチェンジを考えました。toB向けの業務システムは、ごく一部の人が使うシステムの裏側を開発している感じなんですが、自分は当時のブログ事業とか、事業が急成長しているような業界をかっこいいと感じていたんです。また、バックエンドよりユーザーの目に触れるデザインがやりたいと気づいて、独学でデザインを学び始めました。その後、スタートアップでデザインのバイトをしたり派遣などを経て、前職のWEBやアプリの開発をする会社でデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。2019年からユーザベースに参画して、FORCAS Salesの立ち上げから現在までを担当し、ほかにFORCASのUIデザインもやっています。

FORCAS Sales(画像クリックで詳細)

おくだ
社会人の一番最初は経理とか事務とかをしていました。そのあと古着屋さんで働いたりフリーターの時期を経て入社したとある会社で「ホームページを作ってほしい」と言われたことがきっかけで、HTMLのコーディングに興味を持ち始めました。その後ベンチャー企業に入社していろいろ経験させてもらって、退職後もコーディングを続けていたんですが、UIデザインに携わるようになったのは前職の会社からです。2020年にユーザベースに参画して、今はデザインエンジニアとしてFORCASのUIデザインを担当しています。

アンディ
新卒でWEBの制作会社に入ったのですが、社風が合わず、早々に辞めてしまいました。そのあとまた別の十数人規模のWEB制作会社に入り、Webデザイナーをしていました。Webデザインがメインではあるものの、会社としてプロダクトを立ち上げようとしていたので、そのUIデザインにも少し携わっていました。そこでプロダクトデザインに興味を持ち始めましたが、諸事情で会社の事業自体が変更し、プロダクトもペンディング。新しい事業ではデザイナーの存在が必要か考えさせられる場面もあり転職を決意しました。2021年4月からユーザベースに入社し、今はSPEEDAでUIデザインを担当しています。

ちゃんり
わたしは新卒なので大学からの経歴になりますが、大学の情報デザイン学科でUIとUXを勉強していて、大学2年生の2019年の7月にインターン生としてユーザベースに入りました。約2年間のインターンを経て、インターンが楽しかったという理由で新卒でユーザベースに入社しました。最初の1年は事業巡回中ということで、SPEEDA、FORCASの業務を3ヶ月ずつ経験させていただき、今はINITIALを担当しています。

もっちー
みんなバラバラの職種を経験していておもしろいですね!UIデザイナーからキャリアスタートしてる人がこんなに少ないのも驚きです!


ーUIデザイナーとデザインエンジニア、ふたつの職種の違いってなんですか?

おくだ
簡単に言うと、実装に関わっているかどうか、かな?

つなっきー
「デザインエンジニア」は、会社とか人によって定義はバラバラかもしれませんね。

おくだ
そうそう。「デザインエンジニア」って名乗っているだけなので明確な解はないかもしれない。

つなっきー
私の定義だと「デザイナーとエンジニアの間に入って、デザイナーの意図を伝えたり、エンジニアのコストを伝えたり、橋渡しをする人」かなと思っています。
言っても「デザイン寄り」のイメージで、効率よくデザインをしていくためにデザインシステムを実装していったり、デザイン変更したが反映が劣後されてしまっている状況を改善するために、実装を自動化するシステムを組んだりする人なのかな。ユーザベースではUIデザインもやりますが、他社の場合は「デザインエンジニアだけ」や「フロントエンジニアを兼ねる」「バックエンドも兼務」といったいろいろなパターンがあるかと思います。


ーそのプロダクトを担当するやりがいを教えてください!

ひろた
私の担当するINITIALを含むユーザベースのSaaSプロダクトは、すべてBtoBに分類されます。BtoBサービスは、使ってくださるユーザー(法人)さんの業務効率化や課題解決をお手伝いするサービスです。それによって、ユーザーが本質的な業務に集中できたり、意思決定のスピードが上がったり、、、を目指しているんですよね。そして、私たちのサービスを使ってくださるユーザー(法人)さんの、その先には、また多くのユーザーさんがいる。間接的でも、自分たちの仕事の広がりに、やりがいを感じています。
また、INITIALの「スタートアップをより身近に、挑戦者であふれる世界をつくる。」というビジョンにもとても共感しているので、このプロダクトに関われること自体もやりがいですね。起業する、スタートアップで働く、スタートアップとともに課題に取り組んでいく、、、どんな挑戦でも、それがもっと当たり前に、身近になっていく世界を実現していきたいと思っているので。

INITIAL(画像クリックで詳細)

もっちー
ひろたさんはINITIALのビジョンに最初から共感してたんですか?

ひろた
いや、ユーザベースに入ってからですね!ユーザベースに入社するまでは、独立や起業とは縁のなかった環境でした。それが、ユーザベースでは起業や独立したりする人がたくさんいます。こんなにも、より良い世界を実現することに挑戦する人がたくさんいるって、とてもいいことだなと思って。こういう環境がもっと広がれば、日本や世界がより良くなっていくと、本気で思うようになりました。

おくだ
私は最近、toBとtoCの違いをすごく実感していて、そこにおもしろさを感じてるかな。toCは生活に密着していることが多くて使用されるシーンが想像しやすいんですが、それと比較するとtoB、特にFORCASは使用する人の範囲が狭くニッチで使用シーンがわかりにくいんです。でもそれが逆におもしろいなと思っていて。FORCASは主に企業のマーケターや営業職の方がユーザーなんですが、その業界で求められているニーズや、知らない世界を知れることが仕事の楽しさに繋がっていると思います。自分の想像できないような情報を欲しがっている人がいるということがわかったのもおもしろいです。

つなっきー
FORCASのおもしろさは「ないものをつくろうとしてる」ということだと思ってます。私たちはFORCASで、業務フローを革新していこうとしています。新しい業務フローの定義をつくって、その定義をプロダクトに落とし込み、ユーザーに新たな業務フローの定義をインストールする、ということを行っていて、業務革新をしている感じなんですよね。今までにない新しいプロセスをつくっていると思ってます。

FORCAS(画像クリックで詳細)

もっちー
僕も同じ感覚ですね。もちろんユーザーの声も聞くんだけど、自分たちの思う「業務プロセスがこうなったらより高い成果が出る」「こっちのやり方のほうが世の中にとって良い」っていうようなアイデアを実際にやってみて、それをよりやりやすくするプロダクトとしてFORCASを拡張させていってます。正解がない中で、これが正解なんじゃないかと世の中に問うていくおもしろさがありますね。

つなっきー
お悩み解決の先を行こうとしていますね(笑)だからわからないし難しいんだけど、そこが面白いです。

もっちー
あとは、自分の知らなかった業界の複雑な仕事や情報を解きほぐして、シンプルなUIにまとめることができたと感じるときは面白いですね!

シンディ
私個人の話になってしまいますが、人生のテーマのひとつに「役に立つ」という言葉があります。私の担当するSPEEDAは、ユーザーの業務負荷を下げるというのを目的として、情報収集や分析といった重要だけど時間とコストがかかる部分をお手伝いするプロダクトで、本当にその人が力を注ぐべき業務に最短でたどり着けるようにサポートします。そういったSPEEDAの価値を届けることが「役に立つ」という自分のテーマと繋がっているのでやりがいを感じると思ってます。
あとは単純に機能の仕様を考えたり情報設計とかが好きなので、仕事してて楽しいです!

アンディ
SPEEDAは、リリースされてから10年以上が経ち、様々な機能と膨大なページが存在するとても大きなプロダクトで、今までにたくさんのデザイナーが関わってきました。そのため、当時は最先端だったかもしれないけど、今はちょっと古く感じるデザインがプロダクト内の所々に存在しています。そういったところを、現在作っているデザインシステムで新しいコンポーネントや色などにリニューアルしていくことにやりがいを感じます。画面の統一性が出ることでよりわかりやすい形でユーザーにSPEEDAの価値を届けられることが嬉しいです。

SPEEDA(画像クリックで詳細)

ー今後の夢や、実現したいことを教えてください。

ひろた
「INITIALのブランドを強くしたい」と思ってます。最近、良く考えているんですが、ユーザーさんに理由なくINITIALを選んでもらえたら素敵だなあって。「この機能があるから」「こういう課題があるからINITIALを契約します」といった機能的理由はもちろんですが、「INITIALが好きなんだよね」のような情緒的理由で契約してもらえる、そういうブランドをつくりたいと思っています。

シンディ
実現したいことは、すごく直近で言うとデザインシステムを形にしたいです!あとは、SPEEDAの世界観の統一をやっていきたいなというのもあります。

もっちー
ユーザベースはもともと世界を市場に考えているので、そういう意味で自分も世界にチャレンジしたいです。今、社内でもSPEEDA EDGEというサービスが海外に挑戦しているので、それに続くようにFORCASをグローバルに使えるプロダクトに成長させていきたいというのが目標ですね!

おくだ
直近だと、シンディさんも言ってたデザインシステムを形にしていきたいですかね。あと個人的にはアクセシビリティをやっていきたいと思っているので、そっちのほうにもスキルの幅を広げたいです。

アンディ
私もデザインシステムを育てまくりたい!と思ってます。まだ作成が必要なコンポーネントや使用ルールなど明確に決まっていないところもあるのでそこを定義したり、やることはたくさんあるので着実に進めていきたいです!

もっちー
みんなデザインシステムって言うけどデザインシステムの魅力ってなんなんだろう?

シンディ
単純にあると便利ですよね(笑)あると、つくる作業も楽になるし、つくる前段階で考えるときも楽になると思います。あとはみんなで同じ方向を向いてデザインすることができやすくなると思いますね。システムをつくっているときは大変なこともありますが、あるとみんながハッピーになる気がします!

SPEEDAデザインシステムのFigmaコミュニティ(画像クリックで詳細)

ちゃんり
私は、SPEEDA、FORCAS、INITIALという3つのプロダクトに関わる機会をいただいたので、それを自分の強みにできるように成長したいなと思ってます。SaaS事業のどのプロダクトに配属されても役に立てるような強めのデザイナーになりたいです!


ーみなさんありがとうございました!

DESIGN BASEでは、UIデザイナーとデザインエンジニアを募集しています!
興味がありましたら、ぜひこちらもご覧ください。

※本座談会は2022年12月1日に開催されました