最近読んだ本 | もじもじもじ鉄
タイポグラフィの再理解のため読んだ「もじもじもじ鉄」で
学んだことをアウトプットすることにしました。
このnoteでは、自分の中でふわっと理解しているタイポグラフィ知識を深めるため、本書の頻出語句や書体について改めて意味を調べるなどして、まとめています。
タイポグラフィ 用語
写植書体
DTPが普及する以前の写植が行われていた時代に提供されていた、写植機用の書体のこと。
以前は駅看板でも写植書体が多く見られていたようだが、DTP化の背景もありリニューアルされる駅看板ではDTP対応の新ゴなどに置き換わっている模様。
コンデンスド書体
長い駅名の標識など、文字エリアのスペースが限られる場合に活用される
正体と長体
漢字の正体
形に凹凸があるため、大きさのばらつきが目立つ
→平体にすることで、縦のエレメントは太く、横は細く均一なバランスに近づける
欧文
平体にするとプロポーションが崩れるため、正体のまま使用するのがベター
看板によく使用される書体
Frutiger
DIN
Lucida Sans
Myriad(ミリアド)
ヒラギノ
書体選び
駅の案内標識は公共的なものなので、UD書体や新ゴといった可読性/視認性の高い書体が採用されている。
英文書体も同じく、上記を意識した書体選びがなされている
地方の鉄道など、地域のイメージに沿ってデザイン性のある書体が選ばれていることもある。筑紫系やフォークetc.
また柔らかい印象にしたい場合は丸ゴが使われていた
和文フォント、英文フォントの相性を考え、同じデザイナー作の書体を採用する考え方もあった
字詰め と ウェイト
黒字の白抜き文字は膨張して見えるため、ウェイトが大きく見える
また自分の推測だけど、漢字は字面が大きいので漢字が多いテキストだとよけい膨張してみえてしまいそうな気がした
(文章の長さや情報量によって)字間を広くとると、情報が中心に集まりすぎず、可読性が向上する
料金表など、細かな数字も見栄えよくカーニング されている
文字詰めの手法
●3文字字詰めルール
3文字ずつ見ながら調整を行う手法
●声に出しリズムで整える
声に出したときの間など、読ませたいリズムで整える
参考サイト
情報を深掘りするためにお世話になったサイト。
おまけ
私は全く鉄道に関する知識はないのだけど、「相模鉄道」がすごくかっこよかったので…
注意喚起ステッカーまでデザインが美しい…
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?