フリーランスデザイナーとして独立した今、思うこと。
こんにちは、あるいはこんばんは。
執筆するのは久々になってしまいましたが、タイトルの通り、2022年の9月、フリーランスのデザイナーとして独立しました。
独立してから8ヶ月とちょっと。
まだまだ探り探りなところが多いので、そんなゆらゆらした気持ちも含めて今の気持ちを書いてみたいと思います。
ちなみに最近の実績はインスタにちらちらとまとめてみてます。
まだまだ公開できるものが少ないですが、これからちょっとずつ増やしていく予定なので良ければ応援してください。
さて、早速、フリーランスデザイナーとして活動するようになった経緯や今思うこと、今後の目標などをつらつら書いていこうと思います。
なぜ独立を決めたのか
地方移住を控えて
私が独立を決めた1番の理由は「高知への移住」が決まっていたこと。移住の経緯や思いなどはまた別の記事で書こうと思いますが、東京生まれ東京育ちの私のコネクションは全て東京にありました。
もちろん、高知でお仕事を探すことも最初は考えましたが、元からデザイナーではなかった私はデザイナーとして定職するため試行錯誤した結果、転職経験も多い。そんな中での再転職は自分にとってあまり良い方向へ左右しないだろうというイメージがなんとなく自分の中にありました。
独立を後押ししてくれたパートナーの存在
最初は東京で完全リモートの会社に転職することも検討していましたが、なかなか良い出会いがありませんでした。
そんなとき、ふと隣を見ると、個人事業主として活動しているパートナー(旦那)の存在が。
新卒のときから、独立願望が強かった私ですが、独立前は「まだ私には早い」と思っていました。
自分の周りには自分より何倍もデザインがうまい先輩方がいましたし、全然まだまだ追いつけないという実感もありました。
そんな中、ふと今後のキャリアへの不安をぼやいた私に「色々できることも増えたし、そろそろ独立すればいいんじゃない」と言ってくれたパートナー。
すぐに心を決められたわけではなかったですが、行きたいと思える会社もあまり見つからなかったのもあり、「ひとまず独立しよう。うまくいかなかったらまた考えればいい」と腹を括って、自分のポートフォリオを磨き直し、フリーランスとして活動していくためのお客様探しを始めました。
独立するためにやったこと
ポートフォリオ磨き
1番初めにやったのは、私の記事をいくつか読んでいる方ならお分かりの通り、ポートフォリオのアップデートです。まず営業するのに必要な、デザイナーの顔から磨いていくことが何よりも近道。
自分の実績の棚卸しをして、どうやって見せていくのかを考え、手を動かす。これを持って、複数のお客様となり得る方々にアプローチしていきました。
お客様探し
次にやったことはお客様探しです。自分が今後、どんな仕事(what)をどんな環境(where)でどんなことを武器にしていきたいのか(how)を整理し、複数のお客様にアタックをしました。
きっと、デザイナーとして受賞歴がある方や、博報堂や電通などで働いていた方はパイプがあるので、営業という営業をしなくても、お客様がついてくれるんだと思うのですが、私のように有名でもないデザイナーさんの場合は、このプロセスは避けて通れないのではないかと思います。
今後一緒に仕事をしてみたい会社さんや人をリストアップして、かたっぱしから連絡し、仕事の合間にコンタクトの機会を持ってどんどん面談してもらいました。
そこからいい関係を築けている方々が、今の私のお客様です。
事業立ち上げ準備
自分の武器で、お客様を獲得できる目処が立ってきたら、退職手続きや開業届の提出など、事務的な手続きのオンパレード。
ややこしいことも多いですが、1つ1つ対処していけば意外と気づいたら終わっているもんです。この辺りのノウハウはネットでも転がっていたり、税務署の方が丁寧に説明してくれたりするので割愛します。
独立した今思うこと
独立がゴールではない
当たり前ですが、独立がゴールではありません。「独立すれば、望んでいた環境が手に入る。」「期待していた通りの、仕事ができる。」そういう思いは一切捨てたほうがいいかもしれません。
むしろ独立すれば、事業の失敗も成功も、全部自分の責任。
そういうものを全て受け入れて、ただただ愚直に次に進むための糧にしていくしかないと思います。
会社員時代より、学び続ける姿勢が必要
フリーランスとして活動すると、働く時間・働く量・出すアウトプットなど、全て自分で決めることができます。
やるもやらないも自分自身なので、怠けようと思えばいくらでも手を抜くことができます。
そんな中でやり続けていくためには、自らを震い立たせるための習慣や意志が必要です。
いかに周りとのつながりを絶やさず、好奇心を持って学び続けるかどうかで、今後同じ武器だけを使い続けて落ち着いてしまうか・新しい提案を絶やさずに重宝され続ける人材でいられるかどうか、が分かれてくると思います。
独立できる=デザインが上手いは必ずしも一致しない
独立した、というと周りから「すごいね」「相当頑張ったね」などと言われます。もちろん、努力しなかったわけではないし、泣きながら仕事をしていた時代もあります。
でも、私の場合は、デザインがうまかったから独立できたわけではなくて、「ある程度のデザインスキル」と「営業力」があったから独立できたと自分では解釈しています。
もちろん、独立するためには、ちょっとやそっとデザインをやっていただけでは足りないと思いますが、何年間か腰を据えてデザインと向き合えばきっとどうにかなります。
どちらかというと、独立に必要なのは、市場に対する一定以上のアウトプットと、自分の力を適切に捉えて相手に伝えるデリバリースキルだと思います。
「自分は、ここが強いです・弱いです」というのを正確に伝えることによって、相手ともギャップなく仕事できますし、信頼関係を築くことができます。
そうすれば、相手の方がから「これが弱いと言っていたけど、チャレンジしてみない?」と声かけをもらうことができ、仕事の幅をどんどん広げていくことができるのです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
簡単でしたが、新卒では営業をやっていて、制作業界に転身してからも上手いこと自分の望むような仕事ができていなかった私でも、今こうしてフリーランスのデザイナーとして活動していくことができています。
ここに至るまでには、良い出会いも、苦しい出会いもありました。
どっちの出会いも今の私を支えていて、日々の活力になっています。
ただ、今私がこうしてデザイナーとして仕事ができているのは、私を支持してくれているお客さま、応援してくれる家族・仕事仲間・先輩方のおかげだと、心から思います。
これからはより、そんな人たちのために、良い仕事をしていけるよう、日々の情報収集や自主制作、そのほかの制作活動を意欲的に取り組んでいきたいなと思います。
独立を目指している方たちの、なんらかのヒントになればいいな!
ご意見もあればお待ちしております。
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