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#044:お手伝いの進め方

兵庫県神戸市を拠点に活動しております「まじわるデザイン」代表の戸田裕之です。
「ムダをなくしたいだけ」です。

事業を良くするお手伝いプロジェクトを事業者の方のチームといっしょにさせていただくことがよくあります。
そのときは、こんな手順で進めています。

(グランドルールの設定)
・まず、どういうやり方をするかを明確にします。これを一番先にやっておくとお互い気持ちよく仕事ができます。
・ここで、「組織の成功循環モデル」の紹介をします。

(「ものさし」を見つける)
・最初の時点では、やりたいことははっきりしていません。それをはっきりさせるために、どういう指標が具体的にどうなったら良いかということを考えていただきます。この指標のことを「ものさし」と呼んでいます。
・いくつかアイデアが出てきたら、実際にその数字をとりはじめてもらいます。

(「学習する組織」の考え方を共有)
・私はお手伝いの基本思想として、「学習する組織」の考え方を採用しています。
・最初に、チームの中核的な学習能力のお話をします。
➀志を育成する力
②共創的に対話する力
③複雑性を理解する力

(ビジョン)
・ここまで場を整えた上で、まず、自分が今回のプロジェクト終了時点でどういう状態になっていたいかを考えてもらいます。学習する組織の「自己マスタリー」に相当する部分です。
・その上で、事業がどうなればよいかを考えてもらいます。こちらは「共有ビジョン」。

(チームづくり)
・ビジョンを実現する道具としてチームの話をします。チームの定義、コミュニケーションの大切さ、コミュニケーションの3つの壁のことを知ってもらい、今のチームがどういう状態かを認識してもらいます。

(目標設定と行動計画立案)
・ここまできて目標を決めます。チーム全員が納得するまで議論します。
・目標を達成するために必要な行動を洗い出し、誰がいつ何をするかを明確にします。

(目標達成の道具)
・氷山モデル、PDCA/DLTGサイクル、フォロワーシップ、けぷとによるふりかえりなど、そのチームの状態に応じた内容を実装します。
・そして、あとは、行動計画の実施状況を注意深く見守ります。

写真は、香川県善通寺市の土讃線善通寺駅です。弘法大師さまゆかりの善通寺さまは、駅からはちょっと離れています。
===誰一人取り残さない===

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