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学歴マウントへの対処法

学歴マウントを取られたら、

「家がお金持ちなんですね!!」

と答えよう。

それは、私立大学であれ、国公立大学であれ、同じことです。

4年制大学への進学率が5割程度のこの日本という国において、名門大学に入学できる=裕福な家庭で生まれたということを意味します。

これは社会学的な研究でいくつも示されていることですが、

そもそも本がたくさん家にあるとか、そのような文化資本があるのは裕福な家庭であるし、

より良い教育を受けるためにたくさんお金をかけるということは、「学校制度」が存在する限り理論上無制限に起こり得ることをイヴァンイリッチは指摘しています(以下の記事参照)。

仮に、「いや!私は貧しい家庭で生まれた!」

と反論してきたら、、、

「じゃあ、運が良かったんですよ!!」

と言ってあげましょう。

なぜ、彼らはこれらの質問に敏感に反論してくるのかと言えば、

自分の学歴を自らの成果として認めてくれないことにいらだっているからです。

自分の学力や学歴を「家がお金持ち」で片づけらることにいらだつ人は、能力によって過度に人を判断する能力(差別)主義者でしょう。

運の良さを受け入れない、貧困家庭出身の高学歴者は、周囲が私のような高学歴に至ることができないのは努力が足りないからであると主張する自己責任論者でしょう。

結局、自己責任論者ではない高学歴者であれば、これらの質問を「その通り」と受け入れるはずなのです。

ただ、もし本当に能力主義者でないとすれば、そもそも有名大学など受験しないはずでですが。。。。

学歴主義や能力主義批判の最近の著作として、マイケルサンデル氏の『運も実力のうち 能力主義は正義か』がおすすめです。


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