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多様性ある地域、多様性ある会議体

多様性ある地域になるには、会議体の構成員が多様であることは必要な要件のひとつだと思います。

私は、つくば市の一般廃棄物等減量審議会の委員を務めています。その中の議題の一つに、市民アンケートの内容が検討されました。

ゴミ集積所の問題点という設問があり、選択肢の中に「時間のルールを守らない人がいる」「分別のルールを守らない人がいる」と記載されていました。

ルールは守ってもらいたいと思います。一方で、ゴミを集積所まで運べない高齢者や夜間に働いていることで、ゴミを時間通りに出せない方がいることも地域の課題として見えてきています。

私がひとつ気になったことは、このアンケートの設問が、ゴミを自分で捨てにいける人向けの視点になっていると感じたことです。

私は、介助者が日々介助をしていて、その中でゴミ捨ても、介助者に頼むわけですが、介助者がいる時でなければゴミを捨てることができません。また、介助者に頼む仕事の優先順位などから、ゴミ捨てをいつ、どのように頼むか決めるのも、なかなか簡単な行為ではないと感じています。

私はとりあえずこの会議では、ゴミ捨てに苦労している人が、どんな苦労を抱えているのかも一緒にアンケート調査してほしいと提案しました。座長は、重要な指摘だと言ってくださいました。結果、盛り込まれるかは、わかりませんが、盛り込まれてほしいと思っています。

多様な人が生きられる地域をつくっていくためには、それぞれの立場の違いを表明でき反映される会議体は必要です。自治体の会議体は、その役割が求められていると、委員として感じたところです。

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