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人は「飽きる力」で成長する。

「飽きる力」という言葉が強烈に刺さったことがある。

我々人間を含む高等脊椎動物には飽きる力が備わっている。
好奇心から新しい事を学び、飽きる力でその学習分野を広げていく。
人が飽きる力を失えば「動くものを追い、手で触り、口に入れる」という赤子の学習工程を繰り返し続ける事になるだろう。

誰かのブログ

なるほどな、と思った。

僕は人類の歴史が好きで、よく「◯◯の人類史」みたいな本を読み漁っているのだが、共通して言えるのはまさにこれだなと。

・狩猟採集に飽きたから、農耕や畜産を
・火をおこすのに飽きたから、ライターを
・手紙に飽きたから、メールやチャットを

これまで新しいイノベーションに代用され、退化してしまったものはすべて、「めんどくさいから便利なものを」という理由からだろう。

なぜ、めんどくさくなるのか?

答えは単純。
毎日同じことの繰り返しで、その行動に「飽きたから」だ。

そう考えると、文明の進化は人々の「飽きる力」によって発展している、と言っても過言ではないだろう。

僕は今、自分でもわからないくらい怒涛の連日連勤で仕事をしている。
最初のうちは楽しかったのだが、やはり最近「疲れたから休みたいな」という思いに駆られ始めてきた。

この疲れはどこから来てるのだろうと疑問に思って考えてみたところ、やはり「飽きたから」という答えに行き着いた。
体と頭の使いすぎで疲れたのではなく、単純に今の行為に「飽きたから」なんだろうな、と。

飽きたことを延々と強制的にやらされるストレスは、みなさんも経験済みだろう。
それは、ブラック企業で過労死する人を見ればわかるとおり、固定観念に縛られたロボットのような人種を生み出してしまう諸悪の根源でしかないのだ。

飽きたことを延々とやらされるのはストレスにもなるし、新しい学習もできなくなって成長が止まってしまう、という構図は周りを見ていてとても腑に落ちる部分がある。

飽きてるけど、延々とやらされ続ける人。
飽きたから、他のことを始める人。
その差は、知能や幸福度どれをとっても一目瞭然だろう。

「飽きる力」。
なんて素晴らしく優秀な能力なんだ。

だって、バニーガールに飽きないと逆バニーなんて発想生まれてこないからな。

ということで()、ご多分に漏れず僕にも「飽きる力」という能力が発動したので、しばらく怠けてから新しい刺激を探す旅に出ることにします。


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