高橋幸太

やる気があるのは午前中だけ🫠

高橋幸太

やる気があるのは午前中だけ🫠

最近の記事

幽霊のように生きろ。

これは「確かにな」と思った。 世界中のサスペンスファンを魅力した三部作の長編小説「悪の猿」シリーズ。その完結編で、シリアルキラーが子供の頃に父親から送られた言葉として出てくる名言だ。 物語としては、連続殺人鬼vs警察という、いわば王道のサスペンスなのだが、そこには人間ドラマやミステリー要素に加え意外な展開も各所に用意されており、ストーリーに絶妙なスパイスを与えて読者を飽きさせないクオリティとなっている。 興味のある方はぜひ一作目の「悪の猿」から楽しんでいただきたいが、今日

    • ダジャレから生まれるライフハック。

      「コーディネートは、こうでねえと。」 いかがだろう。この日本の紳士たちが誇る笑いの伝統芸「ダジャレ」。おもしろいだろうか。 残念ながら文面なので僕からは君のリアクションをうかがうことは出来ないが、さぞかし爆笑の渦に巻き込んだものと受け取って話を進めることにする。 僕がこのダジャレを初めて聞いたのはかなり昔のことで、みんなで楽しくファッションの話をしている時に年輩の方がボソッと言い放ったものと記憶している。 その場の空気が凍り、全員がリアクションに困り果てる中、こちらの反

      • 最後の時になにを想うのか。

        相変わらず辞世の句にハマっている。 過去の偉人たちが遺した「人生最後の句」。それぞれの人生の中で成し遂げたかったことや叶わなかった夢、また清々しさや後悔の念など、五七五七々の単調なリズムにすべてが詰まっているのがなんとも魅力的だ。 もしかしたら詠んだ本人とは違う意図を汲み取ってしまっているかもしれないが、それもまた新たな発見で面白い。 こうだったんじゃないか、実はああだったんじゃないかとあれこれ想像してみるのも一興だろう。 今なら、小説や漫画、映画やドラマなんかでも偉人の

        • サスペンスに効くロック。

          頭のおかしいサイコパスが大好きだ。 …って書くと人格を疑われそうだが()、これはサスペンス小説の話だ。 なにを考えているのか、どんな手を使ってくるのかもわからない連続殺人の美酒に酔ったシリアルキラーの行動にハラハラするサスペンスが大好きで、ヒマさえあればアホみたいに買い漁っては読み漁っている。 果たして、主人公たちはシリアルキラーの犯行を止めることが出来るのか? 次は誰が犠牲になり、今度はどんな手段を使ってくるのか? この手の物語は映画やドラマでも余りあるほど存在している

        幽霊のように生きろ。

          スマホを変えただけなのに。

          やっぱり気分転換は大切だな、と。 先日、数年ぶりに携帯電話を機種変更したのだが、これがまた絶妙に楽しくて仕方ない。最新機種とはいえベースはスマホなので使い方そのものはほんのちょっとした変化でしかないのだが、そのちょっとした変化がいい刺激になっている。 前ページに戻るのもタップだったのがスライドのみになり、ユーザー辞書の文字数も増え、写真とスクリーンショットが勝手に分別され、画像も若干綺麗で見やすくなっている。たったこれだけの変化だけでモチベーションが上がっているのだ。

          スマホを変えただけなのに。

          白銀本気の罪。

          本気と書いてマジと読む。 この文言をどこかで見たことある人も多いのではないだろうか。最近こそあまり聞かなくなったが、それこそ数十年前までは結構な頻度で耳にしていた有名なフレーズである。 有名なフレーズどころか、これはもはや一種の決まり文句のようなものになっており、「それマジ?」「マジマジ。本気と書いてマジ」みたいなノリでよく使われていた。 この「本気と書いてマジ」の元ネタはずっと立原あゆみ氏による極道漫画「本気!」だと思っていた。この漫画の主人公の名前が「白銀本気」と言

          白銀本気の罪。

          やめたいルーティン。

          人間、誰しも癖がある。 これをやるだけで気持ちが落ち着く、だったり、また気づいたらついついやってしまう、みたいな癖や一種のルーティン的な行動は人それぞれあると思うが、僕には一風変わった癖がある。 それは、「髪の長い金髪の人を見るとついつい「X JAPAN…」とつぶやいてしまう」というものだ。 これはもうかれこれ30年くらいは癖になっているのではないだろうか。 もちろんこの癖に意味なんてない。ただ昔のX JAPANのメンバーは金髪で髪が長かったから、ってだけである。 特に

          やめたいルーティン。

          招かれざる誤解。

          違うんだ。そんなつもりじゃないんだ! そう叫びたくなる瞬間は誰しもあると思うが、僕は最近noteでこれをちょくちょく体験している。 「スキ」を押そうとして、フォローを外してしまう時があるのだ。 「スキ」と「フォロー中」がちょうどいい感じに被る時があるので誤タップしてフォローを外してしまい、「ああいかんいかん」と思いながらフォローし直すのだが、これやっぱり相手に通知されてますよね。 そう思うと気が気じゃない。 あ、こいつ一回フォロー外しやがったな、って思われたらどうしよう

          招かれざる誤解。

          このスティッキーフィンガーズめ。

          もはや、何者かの仕業としか思えない。 気付いたら、ズボンのファスナーが開いているのだ。 人生において「恥ずかしい」と思う瞬間はいくつかあると思うが、男性にとってランク上位に来るのは間違いなく「ズボンのファスナーが開いていた」だろう。 これを指摘された時の恥ずかしさと言ったらもう。穴があったら入りたいどころかそのまま爆破して欲しいくらいだ。同じ男性なら共感していただけるのではないだろうか。 いい歳して自分自身の管理も出来ていないのか、というニュアンスがそこには存在していて

          このスティッキーフィンガーズめ。

          定められた規制の中で。

          バスの運転手は、一体なにが楽しいのだろう。 いきなりこんな出だしで怒られそうだが()、ただ、不思議に思わないだろうか。 彼らの仕事は、毎日決まったルートを決まった時間に延々とバスを運転することである。それこそ運転中に新しい発見があったり、乗り込んできたOLさんに「かっこいいですね」なんて声を掛けられて飲み会に発展する、というなら話は別だが、そんな場面に出くわした事例は見たこともなければ聞いたこともない。 ましてや、信号待ちでかわいい女の子に見惚れてたら信号が変わって後続車

          定められた規制の中で。

          SM好きなモンスターハンター。

          カプコンは本当に凄い企業だなと。 カプコンとは言わずと知れたゲームソフトメーカーで、対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」を始め、「バイオハザード」や「鬼武者」「デビルメイクライ」などのヒット作品を次々と生み出し続けている日本が世界に誇る天才クリエイター集団、というのは日本人なら大半の人はご存知だろう。 僕も子供の頃からカプコンのゲームが大好きで、いい歳こいた今でも夢中になって遊んでいる。 カプコンがリリースしてきた作品はどれも素晴らしいのだが、僕が特に推したいのがシリー

          SM好きなモンスターハンター。

          「明日やろうは馬鹿野郎」の嘘。

          いつか、小説を書いてみたい。 遠田潤子さんの「冬雷」、柴田哲孝さんの「TENGU」にヤラれてから、いつしかそんな夢を抱くようになった。とてつもない謎を匂わせ、心をえぐるような人間ドラマを展開しながら、あっと驚く結末に着地し、言葉にならないほど心地よい読了感で読者を放心状態に至らせてしまう。 映像には不可能な、小説に無限の可能性を感じたのもこれらの作品で、脳内で巻き起こるイメージの渦の中、登場人物たちの物語を心底味わってきた。 小説こそがまさに、究極のメタバース空間なのだ。

          「明日やろうは馬鹿野郎」の嘘。

          ストーリーズと花火職人。

          花火職人は、まさにこんな気分なのかと。 今、絶賛インスタのストーリーズで芸術家の気分を味わっている。(今更感 ストーリーズとはもちろん、24時間で消えてしまうインスタグラムの人気コンテンツだが、僕はこれが実装された当初は正直なにがおもしろいのかまったくわからなかった。 24時間で消えてしまう?せっかく作ったのに? よくよく調べてみるとどうやらその「24時間で消える」ところに価値があり、その手軽さがウケているという。 しまった!酔ったいきおいで黒歴史直行のポエムを書いてしま

          ストーリーズと花火職人。

          「まあいいや」の呪い。

          「まあいいや」という言葉は本当に恐ろしいな、と。 「おじさんがする嫌な行動」と言えばいろいろあると思うが、僕が一番嫌悪感を抱いていたのが「指をなめる」という行為だ。 新聞しかり、お札しかり、文庫本しかり。僕が子供の頃に見てきたおじさん達で圧倒的に嫌だった行為がこの「指をなめる」だった。 今でも「おじさんの嫌な行動ランキング」みたいなものを見ると、指をなめる行為はランクインするほどなので、これは僕だけではなく世間一般的に嫌がられている行為なのだろう。 たとえそれが身内ではな

          「まあいいや」の呪い。

          固定概念に縛られたい。

          最近、新しい発見が出来てない。 ここ数年、新しい価値観や知識を探し回っているのだが、とうとう底をついた感が出て来ている。 当初はそこらのちょっとした自己啓発だけでも脳汁が止まらなかったのに。 それもそのはず。ありとあらゆる分野に手を出し、アホみたいに書籍や文献を漁り、好奇心のおもむくまま時間とお金を投資してきたのだ。飽きてくるのも当然だろう。 しかし、あの新しい発見をした時の感動、今までの価値観がぶっ壊れた時の快感が忘れられず、今でも馬鹿の一つ覚えみたいにアンテナを張っ

          固定概念に縛られたい。

          まだまだAIには負けてない。

          一度はどこかで見かけた人も多いのではないだろうか。ジブリ映画「魔女の宅急便」のキャッチコピーである。 「魔女の宅急便」とは1989年に上映された宮崎駿監督の大ヒットアニメで、もはや日本国民の大半には説明不要の作品だろう。 主人公のキキは魔女として一人前になるために人間社会へ飛び込み、そこでなんやかんやありながら成長していく、童話作家の角野栄子さん原作によるファンタジー感と人間ドラマと優しさが満ち溢れる物語である。 僕もこの映画の大ファンで、もう何十回と観ているが未だに飽きを

          まだまだAIには負けてない。