ポジティブな脂肪。

最近、走ると腹が揺れる。

これは確実に、昼間から食っちゃ寝しているからだろう。僕が吸収したアルコールとおつまみの栄養素はどストレートに腹回りへと蓄積しているのだ。

一応、朝食を摂らないいわゆるファスティングと呼ばれるプチ断食な健康法を決行したり、モンハンNOWと呼ばれる位置情報ゲームをプレイするために外をうろうろ散歩したりして運動しているのだが、あまり効果はない模様だ。
いや、その効果を上回るほどに、アルコールとおつまみは体に蓄積するのだろう。摂取したカロリーを消化するのは、想像以上に気を遣わなければならないらしい。

まあ、だからと言ってこの不摂生な生活を直す気はさらさらなく、むしろ体に悪い快楽源を毎日心底楽しんでいるのでどうでもいいのだが、ふとここでひとつ念願の夢がかなったことに気づいた。

そう。
巨乳の女性の気持ちがわかったのである。

我々男性陣からすれば、あれほど不思議なものはないだろう。
なぜ街ゆく巨乳の女性たちはここぞとばかりに発育したバストを揺らして歩いているのか。地震でも起こすつもりなのだろうか。南海トラフを誘発したらどうするつもりなのか。けしからん。もっとやれ。

そんなミス・アースクエイクな彼女たちの行動が不思議で仕方なかったのだが、実際に自分の腹が揺れるのを感じた時に「まさにこれか！」と衝撃が走った。　

腹が揺れると、ちょっと気持ちいいのだ。

なんと言えばいいのだろう。あの絶妙な快感は。
絶頂するほどの快感ではないものの、腹が揺れるたびに脂肪部分と連結しているお腹にある内蔵の神経たちが刺激され、揺れるたびに本当にちょっと気持ち良いのだ。
なにこれ。もう新種の生物じゃん。

ということで、最近は無駄に脂肪を腹回りに蓄えつつ腹を揺らすために階段を駆け上るという、一種の自傷行為にハマっている。

良かったよ。
死ぬ前に、巨乳なお嬢さんたちの気持ちが理解できて。

それでもオリーブオイルで炒めた野菜をおつまみにしたりと、一応は体に気を遣ってますけども😌