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具体的なブランディングの手法

情報の取集について

 さて、目的が決まったら情報の収集です。情報の収集は、院長や教授をはじめとした経営層から、入職したばかりの新人の方まで、目的に合わせてお話を聞いていきます。求人に関してはそのままインタビューの記事になるので、募集したい求人のニーズに合わせてインタビューする方を決めていきます。インタビューする際は、一方向だけでなく、多方向から情報を収集する事で色々な特徴や問題点などが出てきます。

・ 組織をどのようにしていきたいか
・ 特徴と思われる診療科目、治療法など
・ 医療機関の強み
・ 入職を決めた理由
・ 地域の医療機関としての立ち位置
・ 資格やキャリアアップについて
・ 医療機関自身がどうなっていってほしいか
・ 人間関係について など、

 その中から、強み、共通する部分などを抽出して、ブランディングの要素にしていきます。

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情報の創生について

 情報の収集ができたら次は、情報の創生です。
実は情報の創生が最も難しく、時間と労力がかかります。集めた情報を目的やターゲットまでの道筋に沿って、必要な情報を組み立てていきます。写真、動画、文章などを組み合わせて表現していき、Webサイトに落とし込んでいきます。Webサイトが良い理由は後の章で詳しく説明します。Webサイトに落とし込む際に、情報の優劣をつける必要があります。

 特に、医療機関に関しては、情報を足していくことが多いのですが、引くことができない。情報の濃淡をつけて、引くことが出来れ
ば、情報にメリハリがつき、訴えたい方に対して届けたい情報を届けることが出来るようになります。

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情報の発信について

 情報の創生が出来たら、情報の発信です。 情報の発信とは、情報をWebサイトに落とし込んで、SEOや広告を出す事のみを指しているわけではありません。情報の発信とは、ターゲットに対して実際にどのように伝え、理解して頂くかを考えていきます。
 主には求人を主体に考えることが多いのですが、例えば、看護師の求人をしていきたいと思った際に、皆さんはどの様に求人を行っていますか?

 求人媒体に広告を出して、看護専門学校や大学に営業をかけ、求人フェアに行き、パンフレットを配り、Webサイトで広告し、病院説明会を行い・・。 など多々、努力されながら求人活動を行っているかと思いますが、これらが全て情報の発信場所となります。
 情報が創生され、創られたキャッチコピーや写真、動画、パンフレット、Webサイト、説明会のスライドの内容など全てが統一された内容であれば、どなたが話しても同じ内容をお話することができます。
これらが、情報の収集、創生、発信であり、これらの流れが、きちんとできれば、ブランディングをすることが出来ると考えています。

医療機関のブランディング~求人・集患の秘訣~著者:安岡俊雅(株)DEPOC代表取締役

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