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本音

とある同期から珍しく着信があり、15分程度雑談混じりで話をして電話を切った。その時ある記憶が蘇った。
今から10年以上前の情熱大陸の一コマだ。

今から何年前だろう?もう10年以上の2008年(ググった)。
当時、SMAP中居正広さんの回があった。中居さんは当時38歳。
その中での一言がいまだに記憶に残っている。

本音言わなくてもいいんじゃないですかね。

そんな一言をぼそっと発言されていた。

当時の僕は20歳。大人とは言えない年齢で圧倒的に何にも考えずに生きていた時だ。その当時の僕は学生の気楽な生活の中で本音を言っては人間関係にぶつかり、本音を言わない関係性なんて上辺でなんの価値もない。と思っていたし、本音でぶつかれない人はいらないとすら思っていた。のちに、そのマインドのまま社会人になった僕は先輩・社外問わず喧嘩をして通算20回ちかく喧嘩をしてしまう事になるのだが。

話を中居さんに戻そう。
当時言っていることは今ならわかる気がする。
仕事においては、本音を言うシーンって基本的にない。本音を言い合うことで深める中もあるけれども、先輩・同期・後輩と言う関係値のなかでモノを発する以上は本音とは何か?相手が本音を語っているかなんて確証はないし、自分自身でも語っている言葉一つ一つに嘘はついてないが、本音でもないのではないか。僕は変わったのだろうか。変わらざるを得なかったのだろうか。

剥き出しの本音を語る場所があるのだろうか。

それでも人と話したくなる欲がある。仕事上の上下関係、利害関係のない人と話したい。友達は選べる。そんな関係を築ける人間であらねばならん。

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