のり dentalカメラマン

カメラが趣味の国立大の歯学科4年生です

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歯学部について

こんばんは。某国立大学歯学部歯学科3年、のりといいます。 日本の大学進学者数は60万人ほどですが、全国に歯学部は27大学、国立は11大学しかなく、歯学部入学定員は2500人程。 僕と同じ国立大学の歯学部3年生は、全国に500人程しかいません。歯科医院が過剰だと言われる昨今ですが、僕ら歯学部生は非常にレアな存在と言えるのかもしれません。 ただ、これほど少ない人数にも関わらず歯科医師になるための絶対条件である、国家試験の合格率は国の施策により低く抑えられており、僕の大学にお

    • 検定法

      パラメトリック検定とノンパラメトリック検定 パラメトリック 解析の対象データが何らかの分布に由来すると考える ノンパラメトリック 解析の対象データに一切の分布を仮定しない 名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率尺度

      • 歯科統計学 2

        仮説検定について・・・ 仮説検定は、母集団の母数に関する仮説を標本から検証 する統計学的な方法である。 仮説検定の手順 Step1・・・仮説の設定 Step2・・・適切な有意水準の設定 Step3・・・適切な検定統計量の決定 Step4・・・採否決定ルールと検定統計量の算出 Step5・・・仮説の採否決定と結論 Step1 仮説の設定 Null hypothesis (H0) 帰無仮説 (“差がない , “効果がない “関係がない) Alternative hypoth

        • 歯科統計学 1

          統計の基本概念だが、母集団からサンプルを抽出し統計学的特徴を求め、これにより母集団を推察することを言う。 統計の分類 記述統計・・・今あるデータの特徴を簡単にわかりやすく数量的に表現する 推測統計・・・今あるデータの特徴から母集団の特徴を推測する それぞれについて述べていく  記述統計 基本統計量を用いる  データの分布 ― ヒストグラム 分布の中心値―平均値 ・ 中央値 ・ 最頻値 分布の範囲 ― 最大値 ・ 最小値 ・ 四分位点 分布の拡がり ―偏差 ・

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        • 病理学まとめ 唾液腺腫瘍ver
          12本
        • 病理学まとめ 顎骨の病変ver
          3本
        • 病理学まとめ 歯原性腫瘍ver
          24本
        • 病理学まとめ 嚢胞ver
          16本
        • Photo BOOK
          1本
        • 病理学まとめ 概論
          18本

        記事

          病理学合格!

          進級出来るかどうかの大きな境目になると以前言っていた、病理学実習と病理学のペーパー試験の本試験にどちらも受かることができました!!! 本当に嬉しいところですが、今回初めての試みだったnoteでのまとめをしてみてどうだったか、冷静に振り返っていこうと思う。 まず、一般的に言われている、デジタルは概要を掴むのに適しており、紙はしっかり頭に残すのに適している。という話だが、これは本当にその通りだと思う。身をもって感じた1ヶ月間だった。 まず、デジタルだと、流すように読んでしま

          歯科放射線学 重要ポイント

          1.放射線を用いる際、放射線は基本的に人体に悪影響を及ぼす前提のもと用いるべきで、使用は一般に最小限にすべきである。 この想定される影響は、確率的影響と確定的影響の2種類ある。 確率的影響とは、影響の起こる確率(発生頻度)は線量の大きさに依存し、閾値がないものである。線量効果関係のグラフでは直線関係になる。悪性腫瘍の誘発と遺伝的影響がある。代表的疾患としては、白血病が挙げられる。 確定的影響とは、影響の重篤度が線量の大きさに依存し、閾値がある。線量効果関係のグラフではS字状

          歯科放射線学 重要ポイント

          唾液腺腫瘍の病理診断の進め方

          1)唾液腺腫瘍の概要の知識と臨床情報の解釈 病理診断に際しては,患者の年齢,性別,病変の部位,画像所見,触診所見,手術所見などの臨床情報を把握まずしておく。 唾液腺腫瘍の特徴 ① 部位別頻度 耳下腺,小唾液腺,顎下腺,舌下腺の順で,耳下腺が6割以上。 悪性腫瘍の割合:発生頻度とは異なり,舌下腺がもっとも多く,小唾液腺,顎下腺がこれに次ぎ,耳下腺は最も低い. ② 組織型 多形腺腫が最も多く(60%),ワルチン腫瘍がこれに次ぐ.悪性腫瘍で最も頻度が高いのは粘表皮癌. ③

          唾液腺腫瘍の病理診断の進め方

          病理組織像の見方

          組織のスライドを見る時、どの様になんの病気か判断していくのだろうか? 臨床所見などをとって組織を一部とり、生検組織診断をするがその手順を見ていく。 まず見る順番は、もちろん弱拡大→中拡大→強拡大の順だ。 弱拡大では、最も重要なのは病変部と正常組織の境界を見つけることだ。 それをもとに悪性か良性か判断していく。 中拡大→強拡大では、立てた予想を元に、どのような構造があるか、細胞異型性はどうか倍率を上下しながら見て、病名を絞っていく。

          全身性IgG4関連疾患とシェーグレン症候群との違い

          涙腺と唾液腺に対称性の腫張をきたす慢性炎症性病変であり、原因不明で高度のリンバ珠浸潤を伴うものをミクリッツ病、白血病、結核など原疾患の明らかなものをミクリッツ症候群とよぶり。 これまで、ミクリッツ病とシェーグレン症候群は同一の疾患あるという概念がされてきたが、最近になりミクリッツ病では、血清分画中のIgG4が著しい高値を示すとともに、腺組織にIgG4陽性形質細胞の浸潤を伴うことからIgG4関連疾患の1としてまとめられた IgG4関連疾患は、血清IgG4高値に加え、IgG4

          全身性IgG4関連疾患とシェーグレン症候群との違い

          歯肉を被覆する上皮組織

          1.角化上皮・錯角化上皮・非角化上皮・・・臨床的には角化歯肉と非角化歯肉に分けることがあるが,角化あるいは非角化とはどのようなものを指すのだろうか? 組織学的には,口腔粘膜は重層扁平上皮で覆われており,①顆粒層と角質層をもつ正角化上皮,②顆粒層や角質層がない錯角化上皮,および③非角化上皮に分けられている. (1)正角化上皮・・・皮膚に代表される一般的な重層扁平上皮には,明瞭な角質層をもつ正角化がみられる.基底膜上に円柱状(実際には多角柱)の基底細胞が一列に規則正しく並ぶ基底

          歯肉を被覆する上皮組織

          歯原性肉腫

          歯原性肉腫

          歯原性癌肉腫

          歯原性癌肉腫

          幻影細胞性歯原性癌(歯原性腫瘍)

          歯原性癌腫  幻影細胞性歯原性癌

          幻影細胞性歯原性癌(歯原性腫瘍)

          明細胞性歯原性癌(歯原性腫瘍)

          歯原性癌腫  明細胞性歯原性癌

          明細胞性歯原性癌(歯原性腫瘍)

          硬化性歯原性癌(歯原性腫瘍)

          歯原性癌腫  硬化性歯原性癌

          硬化性歯原性癌(歯原性腫瘍)

          原発性骨内癌,NOS(歯原性腫瘍)

          歯原性癌腫  原発性骨内癌,NOS

          原発性骨内癌,NOS(歯原性腫瘍)