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星が綺麗

妙な経路をたどった台風がうろうろしていたため、しばらくぐずついた天気だったけれど、昨日は久しぶりにからっと晴れた日だった。
日中は暑くてかなわない。
仕事中は冷房の中なのだけれど。

夜、パソコンを開こうかと机について、ふと、窓から外を見ると、煌々と星が輝いていた。
「きれいだな~」
と思って思わず、ベランダに出た。

これまであまり気にしていなかったけれど、頭上には一面の星空が広がっていた。
中途半端な田舎なので「星がこぼれて降ってきそう……!」とまではいかないのだけれど、星座になっているであろうくらいの輝きの星はほとんど見える。
夜になっても周りが明るい都会では見ることの出来ない光景。
暗闇があるからこそ、くっきりとその姿を見せてくるものもある。

風も吹いて涼しくて、気持ちよかったので、そのへんに置いてあった台を3つ引っ張り出して並べて、その上に寝転んでしばらくぼーっとしていた。

ひときわ明るい星がひとつ。
あれは火星だったのかな。

星の間を縫って移動する飛行機のあかりも。
あれに乗っている人たちは、夜から朝へと移動しようとしているのだろうか。

空を見上げていると、自分は地球という星の上で生きているのだなぁ、という当たり前なのだけれどなんとなく壮大な感じのする考えが頭をのぞかせてくる。
何百年前の人も、同じように思いながら星をながめていたのかしら。

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