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メタバース探訪記

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私、咲文でんこが執筆したメタバース関連の記事を集めています。ライターとしての視点と、ユーザーとしての経験を融合させた独自の観点から記事を執筆していきます。
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記事一覧

トラブルから始まったVR創作の物語。"生きている展示会"であるUniFestaの魅力

 きっかけはたまたまでした。いつも使っているMeta Quest 2が不調だったので、トラブルシューティングをしていた私。トラブルを解消したあと、そのまま何となく訪れたのが、メタバースプラットフォームのResonite、そしてUniFestaという展示会でした。  Resoniteには以前から時々、観光気分で遊びに行っていましたし、朝早く起きられる日々を過ごしていたときは、ラジオ体操にも参加していました。そんな日常の中で出会ったのが、しずくさんでした。  なんとなく遊びに

2024年8月28日にclusterというバーチャル空間が切り開く未来を感じた話

 狂気の連鎖が生み出すのは何でしょうか。私には上手く説明できないのですが、狂気こそが、そして狂気の連鎖こそが私たちを魅了し、新たな世界を創造しているのかもしれないと思いました。  それは私が長い時間を過ごしているメタバースという世界、狭くいうと「cluster」というプラットフォームのお話しです。  「メタバース」という単語が広く知られる前から、(当時はバーチャルSNSと呼んでいましたが)clusterは日本発のバーチャル空間のプラットフォームとして存在していました。

"聞き上手"と言われる私が使う、3つのコミュニケーション術を明かします

 ありがたいことに話を聞くのが上手いと言われることが多いです。特にメタバース空間では雑談バーをやっているので、その部分が大きいのかもしれません。  確かにメタバース空間でのコミュニケーションは、現実世界とは異なる独特の雰囲気を持っています。ですが、その本質は変わりません。効果的なコミュニケーションの鍵は「話す」ことにあります。 聞く技術は話す技術 「話を聞く話だと思ったのに『話す』ことの話なの?」と思われると思います。実際に多くの人は、「聞く」ことと「話す」ことを別々のス

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「なぜあなたの活動は拡散されないのか」成功の鍵はマーケティングと広報の"力"にあるという話

 VRChat、cluster、Resonite、バーチャルキャストといったメタバースでは、日々様々なイベントや活動が展開されています。キャストイベントや音楽イベント、演劇などもありますよね。アイドルイベントや歌イベントなど、本当に多岐に渡ります。  そんな活動者の方々のお話を聞いたり、SNSを見ていると「こんなにすごい活動をしているのに、なぜか注目されないんです」、「どうしてメディアは自分に取材に来ないんだ」。そんな声を聞いたり、SNSで見たりします。  その理由はシン

メタバースにおけるコミュニケーションのキャッチボールについて考えた話

 最近、「コミュニケーションはキャッチボール」(伊藤守 著)という本を読みました。タイトルを見て、ノータイムでこの本を取りました。なぜなら、この「コミュニケーション」というテーマは、ここ数年、私が常に考え続けているトピックの1つだからです。  振り返ってみると、このテーマについて考えることになった始まりは謎部えむさんが「要談」という概念に触れたときまで遡ります(もう2年前なんですね)。  私は、メタバースという仮想空間で長い時間を過ごしています。そこでは、現実世界以上にコ

メタバースって儲かるの?新規参入と既存プラットフォーム活用について考えてみた話

 「メタバースって儲かるの?」  私は「多分、儲かると思いますよ」と答えます。  それは、メタバースが儲かるかを問うということは、それは新しいインフラ/プラットフォームが生まれた時の収益性を問うのと同じだからです。  歴史を振り返ると、技術革新で新しい人類のインフラが生まれ、それらをベースにした新たなプラットフォームが生まれ、経済的なブームは繰り返し起こってきました。  ドットコムバブル(懐かしい!)を例に挙げるまでもなく、スマートフォンの爆発的な普及により、ソーシャ

おはよう真夜中さんの新曲を聴いて、バーチャルシンガーが拓くメタバースの可能性を感じた話

 私たちが日常を過ごす現実世界とは異なる次元に、メタバースを代表とする、バーチャルな世界が広がっています。そこで活躍する新たな音楽の担い手、バーチャルシンガーたちが、音楽文化に革新をもたらしつつあります。  その中でも注目すべき存在の1人が、おはよう真夜中さんです。「貴方の夜に寄り添う歌を歌いたい」というコンセプトのもと、cluster、REALITY、YouTubeなど様々なプラットフォームで活動し、オリジナル曲の制作や歌ってみた動画の投稿、さらにはバーチャルライブやミュ

「あなたも一緒にメタバースでチャレンジをしてみませんか?」DJイベントを1年間主催してみて、改めてこの世界に遊びに来て欲しいなと思った話

 2023年の7月23日、私がメタバースプラットフォーム「cluster」でスタートしたDJイベント「Ravers in Cluster」。  2024年7月、私が始めた「Ravers in Cluster」というメタバースイベントが1周年を迎えました(実質的な活動期間としては約半年ですが)。  自分でちゃんと主催イベントを始めて、そしてイベントを続けたこの約半年間、合計で7回のイベントを開催してきました。規模で言うと、演者さん・スタッフさんを含めるとそれぞれの回で大体5

多くの人がclusterで過ごせる楽しくて快適な場所を作りたいと思っている話

 私は、clusterでOrbital roomというワールドを借りて、週2回、22:00 ~ 25:00まで雑談バーをやっています。始めたのが確か2022年の8月くらいだったはずなので、1年と9ヶ月くらいですかね、飽き性な私としては長く続いていると思います。  ここでは初めて訪れる人も、リピーターの人も、みんなに楽しんでもらえる空間作りを心がけています。初めての人が来てくれるのは本当に嬉しいです。新しい出会いがあり、その人たちが良い印象を持ってくれたら、それはとても嬉しい

メタバース上で起きた奇跡の夜に、バーチャルで暮らす住民へ伝えたかったメッセージの話

勢いだけで書いた昨日のnote、たくさんの方に読んでいただきました。本当にありがとうございます。 メタバースで起こしてもらった奇跡の夜は、改めて本当に特別な夜でした。イベントの振り返りの記事ってあんまり書いたことないのですが、こちらも今の感情を忘れないように記録に残します。 メタバースというのは様々な概念や説明があるので一言で説明するのが難しいのですが、一旦「インターネット上に構築された3次元の仮想空間」でしょうか。そして今回私がお話しさせていただく「cluster」はそ

メタバースで起こしてもらった奇跡と、そこから生まれるであろう“ハッピー”で特別な夜の話

※ 今の感情を、ただ忘れないように記録に残したいというだけの記事です。  私はメタバースプラットフォームclusterでDJをやっています。ですが、現実世界でDJをやっているわけではありませんし、clusterに出会うまで人生でDJをしたことなんてありませんでした。  今でも忘れない特別な日、2020年12月25日。それは私にとってあらゆる始まりになった日でした。  後々にも語り継がれる“伝説の夜”、clusterというバーチャルSNS(敢えてこう書きます)で営業してい

メタバースにおける“親友”という関係と、私にとってかけがえのない存在について

メタバースにはフレンドという概念があります。解釈や使い方は様々だと思いますが、現実世界で言う友達、ないしは知り合い程度の関係に相当するでしょうか。 それでは、メタバースで“親友”という関係は生まれるのでしょうか。それは、友達よりもさらに親密な関係で、お互いを信頼し、頼りにできる存在。あるいはもっともっと深い関係なのかもしれません。 この点についてみなさんはどう思われますか? 確かに、メタバースは現実世界とは違うところが多数あります。物理的な接触もないし、相手のことを知っ

バーチャルSNSでDJデビューして「今後のエンターテインメントの形」とか「バーチャルSNSの可能性」を感じた話

5月15日(土)、私はclusterというバーチャルSNS上でDJデビューをしました。 しつこすぎるTwitterでの宣伝で私をミュートした人も多いと思いますが(そりゃそうですよね)、一方でその宣伝のお陰かcluster上のお友達のほかに、リアルの友人/知人/お仕事関係の人にも遊びに来ていただけました、改めてありがとうございました。 バーチャル世界でDJをやるというのは私にとって本当に新しいチャレンジでした。それはこちらの記事で。 である宣伝ツイートにこう書いたんですね

clusterとClubhouseにハマった私が考える新しいSNSの未来

最近の私が活動時間の多くを割いているバーチャルSNS、cluster。SNSらしく交流を楽しみつつ、DJに挑戦してみたり、cluster内の新聞プロジェクトで記者をやってみたり……正直自分でもこんなにハマると思っていませんでした。 一方でclusterで行われている音楽配信を観たあるユーザーが「clusterでは普通の音楽配信以上の魅力が感じられないのでアプリを削除する」というツイートをしているのを見ました。こういったイベントはclusterを触ってもらう最初の掴みとしては