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メタバースで起こしてもらった奇跡と、そこから生まれるであろう“ハッピー”で特別な夜の話
※ 今の感情を、ただ忘れないように記録に残したいというだけの記事です。
私はメタバースプラットフォームclusterでDJをやっています。ですが、現実世界でDJをやっているわけではありませんし、clusterに出会うまで人生でDJをしたことなんてありませんでした。
今でも忘れない特別な日、2020年12月25日。それは私にとってあらゆる始まりになった日でした。
後々にも語り継がれる“伝説の夜”、clusterというバーチャルSNS(敢えてこう書きます)で営業していた幸甚亭という雑談バーによるDJイベントが開催されました。
私にとってはこれが実質のバーチャルSNS、そしてclusterデビューの日でした。
耳にタコどころか、耳が爆発しそうなくらいにあらゆるところで話したり、書いたりしてきたので、あまり深く書くつもりはありませんが、この夜は本当に衝撃でした。
バーチャルな世界でDJが音楽を奏で、アバターをまとった多くの人々が自由に踊る。当時はエモートはなかったので、VR勢の方は踊ったり、デスクトップ/スマホ勢の方はジャンプしたり走り回っていました。その衝撃たるや、今でもどう言葉で表現すれば良いのかわかりません。
もともと、私はバーチャルな世界には慣れていたタイプだと思います。ずっとオンラインゲームをやっていましたし、2Dのオンラインゲームはもちろん、3Dのオンラインゲームでゲーム内のキャラクターが跳びはねたり、チャットで交流したりする事には慣れていました。
音楽が流れる空間という意味でもそうですね。クラブやライブハウスに足を運んでいたので、それ自体も珍しいものではありませんでした。
それでも、この夜は私にとって忘れられない夜でした。今でもずっと思い出しますし、色んな人に話したくなります。上手く言葉にできないのが惜しいのですが、本当に本当に特別で最高の夜でした。
そこから始まった幸甚亭ライブというイベントは、当時のcluster民にとってはお祭りでした。まだ音楽イベント自体が少なく、クラブイベントなんてありませんでした。そんな中、みんなで騒げる特別なクラブイベントとして、開催されていたのが幸甚亭ライブです。それは私にとっても、多くのcluster民にとっても特別な夜でした。
どうしても都合上行けなかった夜もあります。でも、遊びに行ける時は遊びに行って、多くの住民達と一緒に騒いでいました。
そして、私にとって大きな転機になったのは第5回の幸甚亭ライブです。
元々DJという存在に憧れていた私。ただ、きっかけもなく、漠然とした憧れのまま終わっていました。
ですが、この世界でイキイキとプレイするDJさん、そしてこの世界でDJとしてデビューした幸甚亭のオーナーであり店長の謎部えむさん、そのキラキラとした輝きに私は心を奪われていました。
そして、私にとってすべてが変わったツイートがこれです。
【幸甚亭ライブ 5/15(土)21時~開催🎉】#cluster で運営中のバー「幸甚亭」でDJライブ!
— 謎部えむ👆 (@Nasobem_W) April 27, 2021
4時間ぶっ通しで聴いて踊って、5月の憂鬱をぶっ飛ばしていこ!
今回は
歌ってみたい/踊ってみたい/演奏してみたい
って方を募集してます
お店かライブに来たことあれば声かけてねhttps://t.co/oMnUQBzRpz
DJという存在への憧れ、そしてこの世界でDJとして活躍している存在への憧れ、私もやってみたい、音楽が好きだからこそチャレンジしてみたい。そんな色んな感情が、私にリプライをする勇気をくれました。
D,DJは募集していませんか……、次次回以降とかいつかタイミングとチャンスがあったらやってみたいですっ……
— 咲文でんこ📡AIとメタバースのライター (@denpa_is_crazy) April 27, 2021
ここから私にとってすべてが変わりました。このバーチャルSNSという世界はチャレンジさせてくれる場所だと感じたのもこの時です。
別に現実世界に何か不満があったわけでもありません。clusterに出会ってなくても、それなりに楽しく過ごしていたと思います。ただ、DJはやってなかっただろうな、とも思います(笑)
そこから、この世界で様々なチャレンジをしてきました。そのチャレンジが後々に繋がったこともあります。当時の私に、「バーチャルSNS(メタバース)の事も書くライターになってるよ」なんて言ったらとても信じられないと思います。
もちろん、この世界でDJもたくさんやらせていただきましたし、自分でもイベントを主催しています。これも私にとっての1つのチャレンジですね。
チャレンジのきっかけになった出会いもたくさんありました。私の親友であるuMe店長(もうこうやって表現してもいいですよね?)との出会いもそうですし、私はこの世界で多くの友人と出会い、たくさんの物語が生まれてきました。
そして、この記事を書いているまさに今日、2024年4月17日にまた新しいチャレンジをする機会をいただきました。
それが日本のハッピーハードコアシーンで活躍されているDJ GENさんと同じイベントに出演してプレイすることです。
DJ GENさんは、私にとって本当に尊敬している、そして憧れのDJさんです。プレイも見させていただき本当にカッコいいですし、作曲されている曲は本当に大好きです。特に「Love With You」と「君はハッピーハードコアを聴かない」は私のDJでも何度もプレイさせていただきました。
ほかにも東北ハードコアのメンバーとしてYouTubeで活躍されているお姿も見ていましたし、オーナーを務められている「TABBY CHOONZ」というレーベルの楽曲も何度も聴かせていただきました。本当に憧れであり、尊敬している人です。言葉にならない感情過ぎてもう完全に語彙力を失ってますね(笑)
そんなDJ GENさんと同じイベントでプレイするチャンスをくれたのもclusterでできた友人です。ある日の雑談でポロッと話したことがきっかけになり、今回ご一緒させていただくことになりました。
それは、もはやお馴染みのuMe店長と、今日開催されるH!dro Bøøsterのイベントを仕掛けているBeyeRさんの悪巧み(?)がきっかけでした。雑談中に「憧れのDJさんが~」という話をしていたのがすべての始まりですね(笑)
私は自らがチャレンジすることがとても大事だと思います。そうやってチャレンジをしていると、この世界に住む友人がポロッときっかけをくれる。それもまたメタバースという世界の魅力なのだろうなと思いました。
私もいつかそうやって誰かのきっかけになりたいなと改めてそう思いました。
以前の記事でも引用しましたが、私にとっての全てのきっかけになった謎部えむさんのこのツイートをいつも思い出します。
自分が誰かのきっかけになって、その人もまた誰かのきっかけになって、そういうミームの繋がりがカルチャーになっていくんだね
— 謎部えむ👆 (@Nasobem_W) November 12, 2021
謎部えむさんが私にとってのきっかけになり、そして、私の行動の何かが誰かのきっかけになり(なってて欲しいな)、そういうミームの繋がりがあって、今日という日に繋がったのだと思っています。
今日は私にとっての特別な一夜です。そんな特別な夜をこの世界でともに遊び、ともに暮らす全ての友達と過ごせれば嬉しいですし、この特別な夜を過ごしたことがきっかけになり、新しい何かが生まれたら、私にとってこれ以上ない“ハッピー”な夜になることは間違いないでしょう。
ライター:咲文でんこ
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