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「台湾のお弁当」― 大同電鍋でお弁当箱を温めよう!

●台湾のお弁当 地元っ子が作るいつもの味、見せてもらいました!

台湾大好き編集部(編)/誠文堂新光社
発売日: 2021/1/12

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本書では、
台湾の地元っ子10人のお弁当箱の中身と物語が紹介されています。​


表紙や目次を見ただけでは、それに気づくことが難しいのですが、
この本は、台湾と電鍋文化について学べる一冊となっています。

台湾のお弁当と電鍋(大同電鍋)は切っても切り離せない!
とっても密接な関係にあるのです。

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その証拠に、この「台湾のお弁当」の本には
大同電鍋が写り込んでいる画像が、6枚も存在します。

目次には、たくさんの台湾らしいお弁当おかずレシピの数々。
そして、料理の道具について、

......「大同電鍋」という台湾で一家に一台的な万能調理器もたびたび出てきますが、......
                  (「台湾のお弁当」より一部引用)

大同電鍋についての説明が載っています!(本書P13参照)

電鍋を使って作れるおかずレシピが紹介されているので、

・電鍋料理のバリエーションが増える
・台湾料理のバリエーションが増える

という、嬉しい一冊。
※本書では、身近な道具を使った作り方で説明されているため、
電鍋に合わせたレシピ表記にはなっていません。


しかし、#電鍋部として、今回もっと注目すべきポイントは!

●台湾流お弁当の食べ方・お弁当箱について

台湾人は、温かいご飯を好み、
お弁当でも必ず熱々にしてから食べるそうです。

所謂、生野菜のサラダは食べないなど
基本的に、冷たい料理は食べないのが台湾食文化。

会社や学校には、お弁当専用の蒸し棚(蒸飯棚)や
電鍋が設置されているのです。

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大同電鍋にお弁当箱を入れて、水を入れてスイッチオン。
蒸し上がったお弁当はアッツアツのホッカホカ。
取り出す時は布巾でガードして火傷しないように気を付ける。
電鍋で蒸せるようにお弁当箱はステンレス製だ。

                  (「台湾のお弁当」より一部引用)

衛生面と耐久性を考え
「ステンレス製」のものが一般的に使われています。

ステンレス製のお弁当箱は、
台湾のおみやげとして日本へ持ち帰る台湾好きさんも多いようです。
昔ながらの懐かしいデザインが気に入ってというのもそうですが、
台湾製のステンレス製お弁当箱より、価格が手頃な上に質がいい!
台湾で買うなら、
是非「台湾製(Made in Taiwan)」を選びましょう!

↑ こちらはタイのステンレス製品老舗メーカーのお弁当箱


●大同電鍋でお弁当を温める方法

台湾の方に伺ったところ
お弁当箱は蓋をしたまま電鍋で蒸すとのことだそうです。

実際に、学校などで大人数のお弁当を温めるとなると
一つひとつお弁当箱の蓋を開けて、温めていくわけにはいきませんから
蓋をした状態で温めるが正解でしょう。

しかし、蓋をしたままの状態で、
お弁当の中身が水分でべちゃーっとならないのか?
お弁当箱の蓋をとる時に、アチチッ!と火傷しないのか??

など、色々と考えることがあり、
#電鍋部では、お弁当箱の蓋を外した状態で
お弁当の温めを大同電鍋で試してみました!

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■大同電鍋でお弁当を温める方法
①電鍋の外釜に、外水80mlを注ぎ、スチームプレートをセットする
②お弁当箱の蓋を外し、スチームプレートの上にのせる
③外蓋をして、炊飯レバーを下げる
④炊飯レバーが上がったら、蒸しもの用トング(ツェンカ)などを使用して、お弁当箱を取り出す

[注意]
・トマトやキュウリなどのサラダ類、デザート類は取り除いてから温めるか、予め、別の容器に盛りつけるようにする
・取り出す時に火傷に注意
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●【動画】大同電鍋でお弁当を温めよう!

本書を読んだところ、台湾のお弁当の盛り付け方は、
ごはんの上に、おかずを盛り付ける、のっけ弁当スタイルが人気のようなので
お弁当の蓋をしたまま温めることで、ごはんとおかずが馴染むのかもしれません。

日本のお弁当のように、おかず一品一品が独立しているような
それぞれ、別物として味わいたい!そんな盛り付けには
今回ご紹介した、#電鍋部 スタイルの温め方が
電子レンジで温めたような仕上がりに近くなるように感じます。

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お弁当箱以外にも、残り物のごはんや料理など
ステンレス製、ホーロー製などのタッパーに入れて保存しておけば、
容器を移し替える必要がなく
また、ビニール袋やサランラップなどを使用しなくてよいのでエコですよ。

是非、試してみてくださいね!

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ステンレス製、ホーロー製のタッパーは
100円ショップでも手に入りますので探してみましょう。
ホームセンターなどのキャンプ用品コーナーでも類似品が販売されていたりもします。


●【便利な道具】蒸し物用トング(ツェンカ)

ステンレス製のお弁当箱は、
温めた後、電鍋から取り出す時に、アチチッ!ってなっちゃいますので
そんな時にオススメなのが
「蒸し物用トング(ツェンカ)」

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「台湾のお弁当」の中でも、「鍋挟み」として紹介されています。
台湾では、「鍋夾(グォジァ)」「防燙夾(ファンタンジァ)」と呼ばれます。

お弁当箱に限らず、内釜やお皿などの取り出しにも便利ですよ!

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その他、「台湾のお弁当」には
お弁当にまわりの道具類や台湾の調味料が紹介されています。
レシピも日本で手に入る材料で代用できるよう説明されていますので
是非、台湾のお弁当挑戦してみたいですね。


[記事:電鍋レッド]
Instagram:@youi.don

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