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責任転嫁より全力応援だ!!

ネット界隈では、ワールドカップの対コスタリカ戦の敗戦要因として、ある選手がヤリ玉に挙げられているそうです。責任を誰かに押し付けたい気持ちも分からなくはないのですが、ちょっとそれは話が違うと思います。

責任転嫁てんかとは、本来自分が負うべき責任や罪科を、他人の負うべき責任であるとしてなすりつけることです。”転嫁”は2回目の嫁入(嫁の再婚)の意味で、元の意味から”他に移す”と意味が転じたようです。今回の選手批判は、責任転嫁とは少し意味合いが違いますが、”敗戦の責任”を”誰かに移す”意味では、転嫁していることになります。

しかし、責任を転嫁するなら、責任の所在をもっと遡らなければなりません。その選手を起用したのは監督ですし、その監督を決めたのは、日本サッカー協会です。そうなれば、全責任を負うのは会長になります。それほど会長は責任が重いのです。でも、ここではそんな責任論を語っているのではありません。

対ドイツ戦のとき、ゲバ評では”日本の圧倒的不利”な状況でしたが、日本チームが逆転勝利をおさめました。よく言われることですが、”強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い”のです。ワールドカップの予選を見ていて、それがよくわかります。各チームは国の威信を背負って全力で戦っています。運悪く大差で負けることもありますが、多くの場合は僅差です。

報道ベンチャーのJX通信社さんが、サッカー世界大会『FIFA ワールドカップ カタール 2022』について、AIを使った日本代表の勝敗予想を発表しました。その結果は、対スペイン戦の勝率は21.0%、日本代表がグループリーグを突破できる確率は26.1%らしい。

この結果をどのように受け取るかは、個人差があります。悲観的な人は「勝つ確率は20%しかないのか」と思うでしょうし、楽観的な人は「勝つ確率がまだ20%も残っている」と思うでしょう。強豪スペインの強さを考えると、20%でも高い確率かもしれません。

囲碁や将棋の影響なのか、最近、何でもかんでもAIで勝率を計算したがる傾向があります。しかし、そんなの関係ねー!。どのようなアルゴリズムで計算しているのかは知りませんが、所詮は過去のデータからの推測です。

過去(コスタリカ戦の敗戦)は変えられませんが、未来を変える可能性はあります。対スペイン戦、テレビでの観戦しかできない私達には、全力応援しかありません。不利な状況の今こそ、応援が必要なのです。頑張れ、日本!。
二度目のジャイアント・キリングを期待してるぜ!。

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