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アメリカ生活#20 アメリカの自転車警官

 アメリカに住んでいた時に、町中でよく自転車に乗った警察官を見かけました。図のように、半そで半ズボンヘルメットが基本装備で、多くの場合サングラスをかけていました。また、基本は二人組です。単独の自転車警官を見たことはありません。初めて自転車警官を見た時は、さすがアメリカ、カッコイーと思いました。20年以上前ですから、日本ではまだ、自転車警官が被っているような流線形のヘルメットは、スポーツ選手以外では使っていなかったと思います。

 日本では自転車の扱いが曖昧ですが、欧米では自転車は厳密に、”車”のカテゴリーです。なので、日本のように自転車が歩道を走ることはできません。私がアメリカで暮らし始めた頃、日本と同じ感覚で自転車で歩道を走っていたら、自転車警官に「歩道を走らないで!」と大声で注意されたことがありました。

 環境負荷を考えて、自転車に乗る人が増えた欧米では、自転車専用レーンも増えつつあります。しかし、厄介なのは日本の場合です。日本では、自転車の扱いが曖昧なので、歩道も車道も自転車が通行します。私が通勤に利用する道では、自転車のために”車道を狭くして”歩道を広げた区間があります。この区間では、狭くなった車道も自転車が通行するので、以前より危険な状況になっています。

 最近は”自転車は車だ”という意識が浸透しつつあり、真面目な人ほど自転車で車道を通行します。お役所の人、どうにかなりませんかね~。


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