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たぶん駄文!? 与太話

 いつも、過去の経験や妄想を、思い付いたままに書き散らかしています。このような文章のことを、駄文というのだと思いますが、「駄文」をググってみると2つの意味がありました。

1.つまらない文章。ヘタクソな文章。
2.自分の文章を謙遜していう語。

 もちろん、私の駄文は1.の意味ですが、2.の意味もちょっぴり入って・・・いませんね。

 駄文と同じではありませんが、似たような意味を持つ言葉に与太話よたばなしと言うのがあります。与太話の意味は、”役に立たない話。でたらめな話。くだらない話"です。与太話の与太には、”知恵の足りない者。役に立たない者。愚か者”や、”でたらめ。ふざけた、くだらない言葉”といった意味があります。

 与太話の与太は、江戸落語の登場人物である与太郎に由来しています。与太郎は、楽観的な性格で、やる事なす事失敗ばかりの間抜けな人物として語られます。与太郎は、周りから注意を受けることが多く、愚か者のことを指す代名詞として使われます。

 与太郎と言えば、なぜか落語家の故・春風亭柳昇しゅんぷうていりゅうしょうさんを思い出します。春風亭柳昇さんは創作落語の名人でしたから、江戸落語を演じることはほとんどありませんでしたが、その語り口が飄々ひょうひょうとしていて、昭和の与太郎的な雰囲気を醸し出していました。

 柳昇師匠には、次のような登場時の決め台詞がありました。「わたくしは、春風亭柳昇と申しまして、大きなことを言うようですが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では…(沈黙)、わたし一人でございます…」。このセリフがわかっていても、あの表情で語られると、思わず笑ってしまいました。これが話芸なんでしょうか?。

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