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最初に断っておきますが、エロい話ではありません。これは私が赤ちゃんの時の断乳の話です。さすがに、この頃の記憶はないので、両親の話が情報源です。

私は一子目の長男で、内孫の男子第一号でした。そのため、祖父がずいぶん可愛がってくれたそうです。しかし、祖父は私が幼いころに亡くなっているので、私にはその記憶がありません。

私は粉ミルクも飲んでいましたが、主に母乳で育てられました。しかし、乳離れが遅くて、両親がヤキモキしていたそうです。そこで、色んな方法を試したみたいですが、なかなか断乳には至りませんでした。そこで一計を案じた父が奇妙な行動に出ました。父が母のおっぱいに、下手糞な”鬼の顔”を描きました。いよいよ授乳の時、その鬼の顔を見た私は、火がついたように大泣きしたそうです。この方法が功を奏したのか、それから断乳が出来たそうです。

私は小学生低学年のころまで、時々、”怖い絵”が出てくる夢を見ていました。割と頻繁にその夢を見ていたのですが、ある時に”おっぱいの鬼の絵”の話を両親から聞いた時に、合点がいきました。夢に出ていたのは、たぶん赤ちゃんの時に見た”鬼の絵”だったのです。断乳には成功しましたが、私の心には大きなトラウマが残りました。

赤ちゃんだからと言って、どうせ覚えていないだろうと馬鹿にはしてはいけません。幼い時の大きな心理的なショックは、トラウマとなって後々尾を引くのです。軽率な行動にはくれぐれも注意して下さい。さすがに、この年になったら、鬼の絵は夢には出てきませんが・・・。

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