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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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2022年11月の記事一覧

責任転嫁より全力応援だ!!

ネット界隈では、ワールドカップの対コスタリカ戦の敗戦要因として、ある選手がヤリ玉に挙げられているそうです。責任を誰かに押し付けたい気持ちも分からなくはないのですが、ちょっとそれは話が違うと思います。 責任転嫁とは、本来自分が負うべき責任や罪科を、他人の負うべき責任であるとしてなすりつけることです。”転嫁”は2回目の嫁入(嫁の再婚)の意味で、元の意味から”他に移す”と意味が転じたようです。今回の選手批判は、責任転嫁とは少し意味合いが違いますが、”敗戦の責任”を”誰かに移す”意

今日、100円拾いました。

今日、道で百円硬貨を拾いました。これまで、1円硬貨や10円硬貨を人ったことはありましたが、百円硬貨を拾ったのは初めてです。職場の駐車場から歩いていたら、視界に少し光ったものが入ってきました。一旦は、通り過ぎましたが、念のために確認してみたら、本物の百円硬貨でした。 百円硬貨は、正式には百円白銅貨といって、銅 75%+ニッケル 25% の白銅と呼ばれる素材で出来ています。発行開始は、1967年(昭和42年)からです。ただし、その頃はまだ百円札(肖像は板垣退助)が流通していたの

届け吉報!! 大大吉?

一般的なおみくじ(6つの区分)の順位を良い順番に並べると、 Aタイプ ①大吉 ②吉 ③中吉 ④小吉 ⑤末吉 ⑥凶 というのと Bタイプ ①大吉 ②中吉 ③小吉 ④吉 ⑤末吉 ⑥凶 という2つの順番があるそうです。これらは”吉”に関する解釈の違いだそうですが、”どちらも正しい”のだそうです。それから、凶の下に大凶がある7区分のおみくじもポピュラーです。 大学生の頃、近くの神社のお祭りに男女数人で出かけた時、みんなで”景品付きのチョッと高価なおみくじ”を引いてみようということに

お歳暮の季節が近づいてきました。

歳暮は、もともとは年(歳)の暮れを表わします。また、1年の終わりを表わす12月の季語にもなっています。日本では、暮れにお世話になった人に対して感謝する歳暮周りと呼ばれる習慣があって、この贈答品が”お歳暮”と呼ばれるようになりました。現在ではお歳暮といった場合、この贈答品、または贈り物の習慣を指すことが一般的です。 私の職場は、お歳暮やお中元を贈ったり頂いたりする職場ではないので、基本的にはお歳暮とは無縁です。ただし、私たち夫婦の実家や、お世話になった職場の元上司、それからF

ウルトラセブンの驚愕ナレーション 『狙われた街』

私は小学生の時に、ウルトラマンやウルトラセブンをリアルタイムで見ていた世代ですが、”怪獣がカッコイイ”という単純な興味で見ていました。特にストーリーには注目していませんでしたし、”悪者の”怪獣を”正義の”ウルトラマンがやっつける勧善懲悪の物語としてみていました。 しかし、どうやらそうではないみたいです。大学生の時に同じ学科の同級生が、「ウルトラマンは子供向けだが、ウルトラセブンは大人向けだ」と自論を吐露してくれました。私は「どちらも子供向けでしょ」と思っていたので、その意見

ジャイアント・キリング 対ドイツ戦

ワールドカップの予選リーグで、日本がドイツに2対1で逆転勝ちしました。世界ランキングで考えれば、かなり格下の日本が勝ったわけですから、歴史的な大勝利です。少し捻くれた言い方だと、”大番狂わせ”になります。このように、スポーツの試合などで明らかに格上の相手から(大方の予想を覆して)勝利することをジャイアント・キリング(giant killing)と言います。直訳すると、”巨人殺し”です。 ジャイアント・キリングのモチーフは、『旧約聖書』の羊使い・ダビデと巨人・ゴリアテの物語で

”コン”で、日本語がコン乱しています。

キツネの鳴き声は”コン”と表現されますが、今回はキツネの話ではありません。元々の語源は英語ですが、省略して使われる”コン(com-/con-)”のことです。ラテン語の接頭辞 com-およびその変化形con-(col-;cor-)の意味は、”共に”や”完全に”などになります。 最初はコンピュータ(computer)のコンです。よく使われるのはパソコンです。パソコンはパーソナル・コンピュータ(personal computer)の略称です。昔は私的に利用できる自分のコンピュータ

祝 2022 FIFAワールドカップ開催 Now is All

2022 FIFAワールドカップが、中東の国・カタールで、2022年11月20日から12月18日にかけて開催されます。これまでの大会は6-7月でしたが、今回の大会は、史上初の冬開催になりました。大会スローガンは、“Now is All“(今こそがすべて)です。 私はサッカーファンではありませんが、ワールドカップと聞くと、少しだけワクワクします。今回の日本チームの活躍には期待していますが、ワールドカップ優勝経験のあるドイツ(4回)やスペイン(1回)がいるリーグ戦で二位以内を確

"ステルス値上げ"と"ステルス貧乏"

最近、物価が上がっていますが、普段買う商品の値段は目に見えては上がっていません。これは、ステルス値上げと言われる巧妙な値上げをしているからです。ステルス値上げ(シュリンクフレーション)とは、商品の価格を据え置いたまま、内容量やサイズを縮小させ、実質的な値上げを行うことです。 実際に、”値段は変わらないが、前より中身が減った気がする”商品は増えています。ステルス値上げが相次ぐ背景には、世界情勢や円安などによる原材料・エネルギー価格の高騰があります。特に小麦粉やチョコレートなど

ミサイルにはウンザリ これってカマチョ心理?

あまり政治的なことは書きたくないけど、最近のミサイル発射問題にはウンザリです。防衛省は11月3日午前、北朝鮮が同日朝に少なくとも3発の弾道ミサイルを東方向に発射し、いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと発表しました。 また、11月18日午前10時14分ごろ、北朝鮮の首都ピョンヤン付近から、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイルが、東の方向に向けて発射されました。その後ミサイルは、北海道渡島大島の西、およそ200キロの日本のEEZ内に落下したとみられています

年齢を重ねないと分からないこともある。

若い時には簡単にできていたことが、年を重ねると難しくなったりします。記憶力も悪くなって、新しいことが覚えられません。しかし、年齢を重ねないとわからないこともあります。 年齢を重ねることによって、”経験”というポイントが、ゲームのように人生に加算されていきます。その経験は、実技的なものだったり、リーダーシップのようなものであったりします。さらに嬉しいことに、この経験値は増えることはあっても減ることはありません。 年を取ってからの転職は難しいとよく言われます。企業が年齢が高い

心の距離 接近欲求と回避欲求

人間同士が仲良くなるためには、”心の距離が近づくこと”が必要です。ただし、近寄りすぎると互いの考え方の違いから反発が起きることがあります。また、離れすぎてしまうと疎外感が生まれてしまいます。 そのような状態を表わす言葉に、『ヤマアラシのジレンマ』というのがあります。ヤマアラシのジレンマとは、タイトル画のように、互いに仲良くなろうと距離を近づけるほど、互いの針で傷付けあって一定距離以上は近付けない状態を指します。 この言葉は、アメリカの精神分析医・ベラックが名付けたとされて

今朝、仙人を見ました。

今朝、通勤途中で”仙人”みたいな風貌の男性を見かけました。いつもの通勤路を運転していて、ふと左側を見ると、歩道を”仙人”が歩いていました。やや茶色がかった白髪は胸くらいまで伸びた長髪で、天然のソバージュでした。また、アゴ髭も30センチはありました。衣服はボロボロで、ズタ袋みたいなものを肩に背負っていました。 仙人とは、中国の道教の神を指す言葉です。道教の神は、西洋のキリストや日本の八百万の神と違って、もともと人間だった人が、長年の道教の修行を経て、羽化登仙して仙境(仙界)に

団塊の世代と団塊ジュニアの狭間

"団塊の世代"とは、第二次世界大戦直後の1947年〜1949年に生まれて、文化的な面や思想的な面で共通している戦後世代を指しています。この世代のことを、第一次ベビーブームと呼ぶこともあります。この3年間に生まれたベビーちゃんたちは、厚生労働省作成の人口動態統計によると、およそ800万人もいます。このベビーブーム世代は、他の世代と比較して多いので、日本の人口のボリュームゾーンを形成しています。 どうしてこの世代の出生数が多いかというと、戦争で兵士として海外に出征していた多くの