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今朝、仙人を見ました。

今朝、通勤途中で”仙人”みたいな風貌の男性を見かけました。いつもの通勤路を運転していて、ふと左側を見ると、歩道を”仙人”が歩いていました。やや茶色がかった白髪は胸くらいまで伸びた長髪で、天然のソバージュでした。また、アゴ髭も30センチはありました。衣服はボロボロで、ズタ袋みたいなものを肩に背負っていました。

仙人とは、中国の道教の神を指す言葉です。道教の神は、西洋のキリストや日本の八百万やおよろずの神と違って、もともと人間だった人が、長年の道教の修行を経て、羽化登仙うかとうせんして仙境(仙界)に移り、そこで暮らします。仙人は空中を飛んだり、座ったままで千里を見渡せたりする仙術を操ることができて、人間界の人々を助けたりします。また、仙人は不老不死です。一般的に仙人といえば、白髯を生やした老人というイメージがありますが、西王母や麻姑仙人(仙女)などの女性の仙人もいます。

”仙人”とは、ほんの一瞬すれ違っただけなので、頭の中でイメージを捏造ねつぞうしているかもしれませんが、確かにタイトル画のような仙人風の人でした。顔を間近で見たわけではないので年齢までは分かりませんが、推定60代くらいの感じでした。冷静に考えれば、ホームレスなのでしょうが、私には仙人に見えました。地面から浮いて歩いていたら、仙人確定なのでしょうが・・・。

東洋では仙人ですが、西洋には魔法使いがいます。今朝の仙人は、ハリー・ポッターに登場する魔法使い・ダンブルドア校長にも似ていました。

今朝見た仙人に似たダンブルドア校長

ところで、”30歳まで童貞だと魔法使いになれる”という都市伝説があります。ある統計では、日本人の20代男性の童貞率は40.6%であるのに比べて、30代男性の童貞率は9.5%となっています。ざっくり言うと、30代では10人に1人しか童貞がいないということになります。さすがに魔法使いには成れないでしょうが、希少であることは間違いありません。

ところで、仙人は禁欲に徹する必要があるとする伝説があります。かの有名な(?)久米仙人や一角仙人は、色欲のために神通力を失ってしまいます。この辺りの話も、”30歳まで童貞だと魔法使いになれる”という話につながっているのかもしれません。色欲は身を滅ぼす・・・、かもしれません。

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