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自分マガジン うんちく編

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ウンチクに関する記事が増えてきたので、マガジンにまとめました。
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#ウンチク

蘊蓄を披露して何が悪い!

最近はニュース以外でテレビを見ることが少なくなりましたが、NHKの『ブラタモリ』はほぼ欠かさず見ている唯一のテレビ番組です。ウンチク好きの私には堪らない教養番組?です。 タモリさんの地理学や地質学に関する知識には舌を巻きます。昔から「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、坂道や崖を愛するタモリさんだからこそできた番組だと思います。その番組が残念ながら今年度限りで終わります。 『笑っていいとも!』がレギュラー番組だった時代は、東京近郊限定のブラタモリでしたが、イイトモが終

語源を知るとウンチクが拡がる

プテロ(ptero)は、翼や鰭を意味するラテン語です。数日前に”どこで区切る?”という記事を書きましたが、ヘリコプター(helico-pter)の”プター(pter)”の部分に、プテロが使われています。ヘリコプターは”回転する翼”という意味になります。 空飛ぶ翼竜として有名なプテラノドンにも、名前の中にプテロが含まれています。プテラノドンは、中生代白亜紀後期(約8,930万-7,400万年前)に生息していた翼竜です。世間では翼竜は恐竜の一種と認識されていますが、厳密に言えば

ランスとフリーランス

 今回は、語源オタクの人にはある意味常識のウンチクである、フリーランスの原義のお話です。  フリーランスとは、”特定の企業や団体・組織に属さずに、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主”のことを言います。このフリーランスは、フリーランサーまたはフリーエージェントとも呼ばれます。フリーランスの語源は”傭兵”で、”フリー(自由)なランス(槍)”が元々の意味です。つまりフリーランスは、どこの王侯貴族にも属さない兵士のことを意味しました。  ただし、ランス(la

カミナリの正体

 温暖化が原因なのか理由は不明ですが、天気が急変して雷鳴が轟く音を耳にしたことは少なくないと思います。昨日も急に曇ったかと思うと、雷がゴロゴロとなっていました。雷の発生原理は、研究が続けられていて、まだ正確には解明されていないそうです。2021年現在、雷は主に、上空と地面の間または上空の雷雲内に電位差が生じた場合の放電により起きる、と考えられています。  雷(かみなり)の語源は、図のように神様が鳴らすものと信じられていたので”神鳴り”と呼ばれるようになりました。これは音とい

”色”の意味も色々 色の原義に驚き!!

 極めて真面目な内容ですが、”スキ”がつけずらい性的な表現が含まれています。ご注意ください。  動物や植物、恐竜に鉱物など色々なことが知りたくて、手っ取り早い手段として、図鑑を買うことがよくあります。最近も恐竜図鑑を2冊も買いました。以前、重量感のある博物学図鑑を紹介したことがありましたが、象形文字に興味を持った時に、『世界の文字の図典 普及版』という本を買いました。この本も、博物学図鑑ほどではないですが、そこそこの重量があります。  Amazonの紹介では「世界の文字

五臓六腑と七大洋

 今回は、数字にちなんだ話題です。  美味しいお酒を飲んだ時などに、五臓六腑(ごぞうろっぷ)に染み渡る、と言う表現を使いますが、この五臓六腑とは一体何だと思いますか?。臓が付いているので、臓器に関係しているのだろうと予測は付きますが、よくわからないので調べてみました。この言葉は、伝統的な中国医学で人間の内臓全体を言い表すときに使われるそうです。”五臓”は、5つの臓器、肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓を指し、”六腑”は、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦を指します。三焦というのはよく