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自分マガジン うんちく編

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ウンチクに関する記事が増えてきたので、マガジンにまとめました。
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2021年6月の記事一覧

「ウンコ色」の真実

 食事中の方、スミマセン。読むのを中断して下さい。  少し前に『うんこ漢字ドリル』と言うのが話題になりました。漢字の書き取りのドリルですが、例題全てに”うんこ”が使われています。子供がウンコが好きなのは、自分から出てきた自分の分身と感じるからだと、ある人が説明していました。大人になった今では???ですが、小学生の頃に”うんこ”で盛り上がった経験が一度くらいはあるはずです。私の故郷は田舎だったので、畑の脇にあった”肥溜め”に間違って落ちた小学生の話ををよく聞きました。  と

”色”の意味も色々 色の原義に驚き!!

  極めて真面目な内容ですが、”スキ”がつけずらい性的な表現が含まれています。ご注意ください。  動物や植物、恐竜に鉱物など色々なことが知りたくて、手っ取り早い手段として、図鑑を買うことがよくあります。最近も恐竜図鑑を2冊も買いました。以前、重量感のある博物学図鑑を紹介したことがありましたが、象形文字に興味を持った時に、『世界の文字の図典 普及版』という本を買いました。この本も、博物学図鑑ほどではないですが、そこそこの重量があります。  Amazonの紹介では「世界の文字

BLのルーツ? 制度的少年愛

 今回は、賛否(好悪)が分かれる攻めた内容になっていますが、基本的には古代と現代の歴史・文化の話です。  ボーイズラブ(和製英語でBoys' Love)は、省略形でBL(ビーエル)とも呼ばれ、日本における男性同士の同性愛を題材とした小説や漫画などのジャンルのことです。この言葉が使われるようになったのは、1990年代中盤から後半らしいです。BLの作家や編集者のほとんどは女性で、読者の大多数も女性なので、ゲイの男性向けの作品とは区別されています。  プラトニック・ラブは、文字

”ブロントサウルス”が帰ってきた!

 古くからの恐竜ファンなら、”ブロントサウルス”と言う名前を聞いたことがあるはずです。”雷トカゲ”を意味するブロントサウルス(Brontosaurus)は、代表的な巨大竜脚類恐竜の属の一つで、かつてはティラノサウルスと子供たちの人気を二分していた有名な恐竜でした。ブロントサウルスは、長い首と小さな頭を持っており、植物食性に適応していたと考えられています。その成体の体重は約15 t、全長は22 m あったと推定されています。  しかし、ブロントサウルスはアパトサウルスと長い間

”elemet”の語源

 英単語の”element”は、”要素”や”元素”を意味します。記憶が曖昧ですが、このelementという単語の起源が、”L(el)+M(em)+N(en)”であると書いた本があったのを思い出しました。その本では、「アルファベットを2つに折り返したら、2行目の先頭がLMNの順に並んでいる」という説明が書いてあったように記憶しています。本当かどうか試してみようと、アルファベットを順番に書いてもLMNは二行目の先頭には来ません。やっぱり記憶違いかと思ってググってみると、同じような

月が綺麗ですね。

 文豪・夏目漱石が英語教師をしていた時、生徒が " I love you. " の一文を”我、君を愛す”と訳したのを聞き、「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったとされる逸話があります。  夏目漱石なら、如何にも言いそうな言葉ですが、漱石が訳したという正確な証拠は見つかっていないので、”漱石が訳した”とするのは誤りらしい。しかし、その婉曲な言い換え表現の意外性や面白さから、このエピソードは蘊蓄好きの間では拡散しているようです。たしかに、

母はパパだった!?

 "My father is my mother."を”私の父は我がママ(我儘)”と訳す英文ジョークみたいなのがありましたが、これは言語学の音韻に関する話です。LGBTの話題ではありません。  ”はひふへほ”のハ行(H音)の発音は比較的最近のものらしいです。少し前までF音だったものが、時代と共にH音に代わったそうです。つまり、現在の”はひふへほ”は””ふぁふぃふっふぇふぉ”だったわけです。さらに時代を遡ると、P音だったので”ぱぴぷぺぷ”となります。  これでわかりましたよ