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AMDhausが公開!建築オンラインコース

オンラインの建築学校が開校したようです。確かに建築系のオンラインのコンテンツが少ない少ない。Rhinoceros とかあっても、ジュエリーコースとかしかないし、Grasshopper に至ってはほとんど見かけもしない。だからもうワクワクしかない。ちなみにこのAMDhausを作っている?AMDlabはBIMとかコンピューテーショナルデザインを専門にしているようなところで更にワクワクしかない

ただ残念ながらまだβ版ということで、全て無料でできるのは良いとしてもコンテンツ数があまりに少なすぎる。しかもまだどれも触りみたいな講義が多く、実際どこまで出来るのかは未知数。

気になる価格帯

上述したとおり、現在は全て無料だが、あえてβ版は無料としているということは、今後有料になるということだろう。この金額設定はかなり肝な気がする。

現代はそこかしこにMoocと呼ばれるオンライン教育コンテンツは転がっているし、YouTubeにだって、結構良いものがある。

ただ建築、特にコンピューテーショナルデザインに関しては情報が少ない。だからそこをきちんと網羅してくれるのであればかなり期待できるのだけど、運営母体がそこまで大きな組織でない、かつ対象がニッチということもあり、Netflixとかみたいな月額1000円+α程度ではサブスクとしては回らないと思うんですよ。

かといって、競合?の既存販社(例えばRhinoceros の販社であるApplicraft、SketchUp販社のアルファコックスとか)が主催する有料セミナーみたいに、数万、下手すると10万いくようなコンテンツでは一般には手が出しづらい。しかもこういうセミナーって受けたところで、基本操作覚えておしまいみたいのが多そうなので、持続性がないのが問題。企業の研修とかだと良いんだろうけどね。

勝負の肝はスピード感と更新頻度

まぁとりあえず値段はβ版の評価次第というところはあると思うけど、まとまった情報を提供してくれるのはすごい嬉しい。後はどれだけの頻度で更新してくれるか。一人の先生が毎日更新は難しいにしても、誰かしらが2日に1回は更新ぐらいして欲しい。

時間は20分とかでも良いので、とにかくスピード。じゃない定期的に見に来なくなる、というか自分が見に行かなくなる、、、。

教育系コンテンツのあり方

スピードに加えてこういう教育系コンテンツは、正直中身の授業が良いと言うのはそこそこに、生徒同士のつながり機能とか、質問対応、実践プロジェクトなど(個人的にはここが一番欲しい)、その授業以外のところにあるのではと思うのですがいかがでしょう。

正直授業のコンテンツを高めるのって限界ある割に、ものすごいコストが掛かる。それにそれをやるかやらないって、怠惰な生徒(自分か)に依存って、結構高いハードルだったりするんじゃないでしょうか。しかも学んだところで、それをどこで活かすんだって言う話になる。

そうであれば、そのような学校と学び、社会と学びの間をつなぐような「仕組み」が中に用意されているのが重要なのではと思うわけです。

建築情報学会との関連やいかに

先生方に杉田先生、高木先生がいることから、建築情報学会と関係あるのかと思ったけど、そうでもなさそう。なんでだろう。

とりあえずはじめにどっか大きな会社に資本入れてもらって一気に拡充して欲しい。じゃないと立ち消えてしまう。

まぁ私など知る由もない計画やら事情やらあるのだろうと思うけど、いちユーザーとしては期待100点なだけに、不安も同じく100点分あるということを伝えて中の人の頑張りに期待したいところです。


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