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最近英語の勉強をしています

訳あって最近英語の勉強をしている。情けない話、私は現在文章がまともに読めない(理解できない)ので、参考書を読むのが苦痛である。そのような苦行に1人で耐えるのは難しいと判断し、母も巻き込んで一緒に読書タイムを作ってその時間に勉強している(私が勉強している間、母は横でデュマの『モンテ・クリスト伯』を読んでいる)。

最初は文字を読むのが苦痛すぎて、5分しか読めなかった(マジで)。それが、最近は5分→10分→15分と5分刻みで時間を延ばして、現在では連続して40分の学習に耐えるようになってきた。決して、文章を理解するスピードが上がった訳ではない。「文章を読む」という、私にとっての苦行に耐えられる時間が少し増えたというだけだ。ただ、今のところ、1日に40分程度しか学習時間を確保できていない。これでは、とてもじゃないが、勉強をしているとは言えない。40分1セットを1日に2-3周繰り返して、学習時間を確保しようとも考えたが、今のところ、私の気力・体力が追いつかず、それも実現できていない。まじめに勉強している人からすれば鼻で笑っちゃうような勉強量だろう。でも、今はこれしかできない。

英語を学習している理由だが、ズバリ「お金」のためである。私は「文章」でもいずれ(できればそう遠くないうちに)お金が少額でも取れるようになれれば良いなあと思ってはいるが、それは、今のところ「目標」というよりは、「夢」に近い非現実的なモノである。しかし、英語に関しては、これよりももっと現実的な路線でお金を稼ごうという意図でやっている。

具体的には、フリーランスで家庭教師のようなことをやろうと思っている。目標がフリーランスであるのは(これまでにも何度か説明したが)、私の職歴が非常に短い(約1年半)ということ、ブランク(就職できていない期間)が2年ほどあるということ、あとは年齢的な問題(私の場合だと、「『学歴』や『ポテンシャル』を見ますよ」という年齢はとうに過ぎており、これらよりも「これまで在籍した会社で何をやってきましたか?」という『実績』が重視される年齢である)を考えると、まあ、現実的に会社員に戻るのは難しいだろうと思うからだ。

ベンチャーやスタートアップ企業を探せば、それでも雇ってくれる所はあるかもしれないが、そもそも、冒頭にも述べたとおり、病気の症状もあり、文章をまともに読めないし、同僚の指示なども理解できない(業務上のスピーディかつ正確性を求められるやり取りはできない)ので、仕事が勤まらない可能性が極めて高いし、精神的に不安定なので、最低でも週5日、10時間程度、毎日継続して出社するということが困難であるという理由もある。

これらを鑑みると、私には、フリーランスとして雇用関係に入らず、自分の知識とスキルで仕事をもらっていくか、スポット的に精神的負荷の小さいアルバイトをするか、あるいは、今流行りのUber Eatsや肉体労働系の仕事をするくらいしか残されていない。その中だと、自分の持っている知識やスキルを活かして、フリーランスで仕事をもらえれば、私にとってはベストであると考えた。

そして、私が持っている知識・スキルの中で、おカネに換えられそうなモノを探したところ、人よりメチャクチャ秀でているわけではないが、かろうじて使えそうなモノが「文章作成力」と「学力」くらいしかなかったので、そのうちの1つとして、フリーランスの家庭教師というのは、ベストまでは行かなくともベターな選択肢ではあると思った次第である。

家庭教師以外には、簡単な翻訳業務なども考えている。フリーランスで講師業をやっている父の伝手も借りて、仕事をもらおうと考えている。父は仕事柄、結構色々な人脈を持っており、英和辞書の編纂をやっている方や翻訳者をやっている方も知り合いにいるらしいのでそこもうまく使っていければ良いなと思っている。

初めは、簡単な初頭英語(中学生レベル)の家庭教師くらいになれれば良いかなと思っているが、うまくいけば、徐々にレベルアップさせていくつもりである。

学習する科目として、英語を選んだ理由であるが、簡単な話で、「需要がありそう」と「私にもできそう」が重なるところであったからである。

まず、学生相手にモノを教えるとなった場合、小学生or中学生or高校生のいずれかを教えることになる(大学生にモノを教えるのは私にはハードルが高いし、そもそも専門が細分化され過ぎていて、大学生向けの家庭教師なるものが存在しているのを見たことがない)。

その中で一番ハードルが低い(私にもできそうな)のはどこか?

小学生の受験組(中学受験組)といえば、私が小学生時代に周囲を見ていた経験で言うと、教育にお金を割ける富裕層かつ/あるいは超エリート層しか受験しない。だから、実際のところ、教えるのはかなり難しい。私は、かの有名な「灘中学」の試験問題を見たこと(解いたこと)があるが、下手をすると(下手をしなくても)、「大学入試センター試験」よりムズい。灘中学までは行かなくても、超エリート層が行く中学入試というのは、下手な高校入試よりもはるかに難しい。だから、選択肢から外した。

あとは、高校生(大学受験)であるが、これも、大学院の修士課程まで出ておいて大変恥ずかしい話であるが、今の私の学力だと難しいだろうと感じた。如何せんブランクが大きすぎる。現状、大学受験の知識はほぼ頭の中には残っていない。勉強をきちんとすれば、できないことはないと思うが、たぶん結構時間がかかる。試験範囲が広く、カバーしなければならない知識が多いからだ。加えて、私は大学時代に塾講師などのアルバイト経験がない(悲しいことに対人恐怖症でアルバイトどころの話ではなかった)ので、人にモノを教えるのにも慣れていない。

残ったのが中学生(高校受験)だが、これが一番ハードルが低いと思った。小学生とは違い、超エリート層以外も受験するし、高校生ほど試験範囲も広くない。したがって、最初のターゲットは中学生が良いだろうと考えた。

あとは、教える科目だが、英・数・国・理・社の5つがある。この中で需要がありそうなのは、英語と数学かなと思った。英・数・国の3科目はだいたいどこの学校を受けるにしても、課される必須3科目である。

その中で国語は、塾や家庭教師にお金を払ってまで教えてもらおうとする学生と親は少ないだろう。なぜなら、国語は教わっても得点の伸びが他の科目に比べて小さい科目であるからだ。国語で重要な読解力というのは、わりかし先天的なセンスによるところが大きく、できる子は指導しなくてもできることが多いし、できない子は指導してもできないことが多い。平均的な子は指導しなくてもある程度の点数が取れるが、指導してもそんなに点数は伸びない。つまり、コスパの悪い科目である。だから、みんなあまり力を入れない。塾講師でも、国語単科の募集というのは少なく、要するに需要があまりない。

残るは英・数の2科目であるが、これは現時点の私から見た教えやすさで決めた。数学も中学生レベルならたぶん教えられると思うし、英語の次は数学を勉強しようと思っているが、私の中学生時代を思い起こすと、幾何の問題が苦手だった記憶がある。

一方で、英語は、私でも何とかなるだろうと思った。一応根拠はある。新卒で入った会社を退職してから、一般枠(not 障害者枠)で就職活動をしていたときに、いくつか学習塾講師の試験を受けたのだが、その中の学力試験で、英語に関しては難なく満点を取れていたからである。数学に関しては、情けない話、幾何の問題で躓いた記憶がある。

あとは、一番ブランクが少ないのも英語であるという理由もある。大学院時代まで、英語で論文を毎日読んでいたし、学会で英語を使って発表した経験もある。会社員になってからも、取引先の海外の会社とミーティングをする際に英語を使うこともあったし、英語で数回だがプレゼンをしたこともある。また、自社が申請予定の特許が、海外特許と重複していないかを調べるために、海外の特許(英文)も読んでいた。このような背景もあって、英語が一番教えやすくて、需要もあるし、良いのではないかと思って選んだ。

ただ、1つ不安があるのは、「自分でわかっている」というのと、「人に教えられる」というのは大きく違うということである。

今パッと中学英語(高校入試レベル)の問題を渡されて、「解いてください」と言われれば、たぶん解けるのだが、これを人に教えるとなった場合はまた話が変わってくる。私は英語に関しては、学生時代、得点源の1つにしていたくらいの得意科目であるが、それは体系的に語彙や文法、構文などの知識があったからできたというよりは、高校時代に毎日課されていた長文読解の課題(宿題)で、「多読」を行っているうちに自然と(感覚的に)身についたスキルであって、決して自分の脳内に「体系化された知」が整理されて、保管されているわけではない。

人にモノを教えるときは、この「体系化された知」が脳内に整理された状態で存在するかどうかというのが、非常に大事である。つまり、感覚ではなく、自分の思考のプロセスをきちんと言語化する必要があるということで、その「言語化」に「体系化された知(が整理されていること)」が必要であるという話である。

今のところ、私はこの「体系化された知」が整理されて脳内に蓄積された状態を作れていない。だから、いくら自分で問題が解けても、ちゃんと学び直す必要があると思った。

さらに話を進める。英語には、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能がある。このうち、どこから手を付ければ良いか(効率が良いか)という問題がある。現行の高校受験の英語の試験には、スピーキングを課しているところは少ないように思うが、これは発音記号の問題で一部チェックされるはずだ。

まあ、結論としては、ライティングから手を付けるのが、一番(効率が)良いだろうという気がした。というのも、ライティングの学習では、語彙や文法事項、構文、コロケーション(よく使われる言い回し)なんかを学べるので、リーディングの能力向上にも繋がるし、頭の中で、論理的に文章の構成を考えながら英文を組み立てるという能力は、スピーキングでも使う能力そのものだ。リスニングに関しては、別枠のトレーニングで耳を鍛える必要があると思うが、語彙や文法事項について知っておくことは、リスニングにとってもプラスのはずだ。他の3技能への波及効果という点を鑑みると、ライティングを勉強するのが一番効率が良いと私は判断した。

そして、学習にどのレベルのテキストを選ぶかだが、私はこのテキストを選んだ。

英検1級用のライティングのテキストである。高校受験英語を教える目的にしては、少々レベルが高すぎるし、今の私の実力にも見合っていないとも考えたが、「大は小を兼ねる」という考え方を採用し、少しムチャをすることを選んだ。これで難しそうだったら、参考書のレベルを下げるつもりだ。

あとは、英検1級のライティングは社会問題・時事問題に関するエッセイ(小論文)であり、この参考書に取り組むことで、それらの問題に対する視座が得られるという旨味もある。単純に読んでいて楽しいし、勉強になる。それだけで、学習に対するモチベーションも上がるというものだ。

さらに、こちらの参考書、英検1級レベルとのことだが、英文に使われている語彙は比較的易しく、解説も平易な文章で根拠を明確に示してあり、読んでいて非常にわかりやすい。今は、参考書の英文を読んで、よく使われる表現や語彙などを頭に入れている段階だが、これを何周かした後は、ライティングにも挑戦したい。

当然ながら、「読むこと」と「書くこと」は別の能力であり、「書くこと」の方が難しい場合が多い(と思う)。英文を読んでなんとなく意味は取れるということはあっても、英文を書くとなると、こういうことを言いたい場合はこの単語を使えば良いのか(気づかなかった…)とか、この単語の後にはこの前置詞を使うのか(気づかなかった…)とか、文章と文章を繋ぐのにその接続詞を使うのか(気づかなかった…)とか、色々わからない所が出てくるからである。

※先ほど話した最初に学ぶ技能に(4技能のうちから)ライティングを選んだ理由はここにもある。リーディングはなんとなく(物量をこなせば)で学べてしまう=言語化・体系化した知識の蓄積がしにくい(つまり、人に「教える」という目的で、英語を学ぶ際には効率があまりよくない学び方だと思われる)。ライティングはなんとなくではゼロから誤りのない英文を構築することができない=言語化・体系化した知識の蓄積がしやすい、というよりそうする必要に迫られる(つまり、人に「教える」という目的で、英語を学ぶ際に効率が良い学び方だと思われる)というのも、4技能の中からライティングを学習することに決めた理由だ。スピーキングに関してもリーディングと同様になんとなく(物量をこなせば)で学べてしまうところがあるし、そもそも、ライティングの練習をする過程で、参考書に書かれた例文を音読するので、ライティングはスピーキングの練習にもなる(もちろん、これだけで完璧という訳ではないが)。

「読むこと」と「書くこと」に求められる知識の正確さ(曖昧さを排除する必要性)の違いもあり、参考書の英文を読んでいるだけでは、この参考書をきちんと学んだことにはならず(ライティングの参考書なのだから当然だ)、この参考書で学ぶことが本当に効果的なのかはわからないだろう。実際に自力で(ゼロから)英文を書く段になってはじめて、この参考書の効果、自分に合っているかどうかがわかるのだろうと思っている。

そういう訳なので、できるだけ早く1周目を終えたい。たぶん、今のペースだと私がお金を自力で稼がなければならない時期に、人に英語を教えられるだけの能力は身につかない(間に合わない)と思うから、今の40分の学習時間を延ばせるように頑張るか、40分のサイクルを1日に何周も回すようにするかのどちらかが必要だと思っている。連続して文章を読む集中力が保持できるのは、今の40分ですでに限界を感じているので、後者の方が現実的だろうと思っている。何とかして、学習のペースを上げなければ…。

高校受験の英語を終わらせたら(因みにこの参考書を終えたら、次は別の参考書で文法を固めようと思っている)、次は高校受験の数学をやって、その後、高校受験の理科、そして、大学受験科目へと幅を広げていきたいと思っているが、それはまだだいぶ先の話になると思うので、とりあえずは英語から。

話は変わるが、私は来年の3月あたりに「障害基礎年金」を申請しようか主治医と検討している。理由は、今までの記事にも書いたが、現時点では主に「情報処理能力」と「精神的安定性」の観点から、「継続的に働いて自力でお金を稼ぐ」ということができないからだ。その審査が通るか通らないかで状況は大きく変わってくる(実際問題、通らないと金銭的にはかなり厳しい)が、もし、審査に通らなくて、自力でお金を稼がなければならない日が予測より早まってもなんとかできるように、一応できる準備はしておこうという感じだ。

最初にも述べたが、私は双極性障害の認知障害とあとは自閉症スペクトラムのグレーゾーンの併せ技で、他人の言っていることを理解したり、文書に書かれていることを理解したりするのに、かなり大きな困難を感じている(会話に関しては、日常生活レベルがギリ。業務レベルでは話にならない)。頭が全然回らないということにメチャクチャ困っている。そういった私でも何とかその日の飯にはありつけるくらいの収入を何とかして獲得できないか?そういうことを考えて生活している。

正直、どうしても元気が出なくて、毎日頑張るということができないクズ人間ではあるが、クズはクズなりに頑張らないといけない。他にもやるべきことを探して見つけ次第、自分のキャパシティの許す限りでやっていこうと思っている。以上だ。今回もサクッと斜め読みしてくれた方、最後まできちんと読んでくれた方、どうもありがとう。

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