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【Vtuber】あらためて"原点"に立ち返って。にじさんじの始まり『渋谷ハジメ』

*この記事はある特定のVtuberの過去の行いについて、全面的に肯定するモノではありませんし、逆に当該行為によって現在の活動のすべてを否定するモノでもありません。悪いところは反省し、良いところは今後伸ばしていってもらいたいという思いで、ある1人のVtuberを応援する目的で書いた記事です。

■ はじめに

私のVtuberの記事を待たれていた方(いねえか!笑)、お待たせしました。久しぶりのVtuber関連の投稿です。つぶやきや記事でもお伝えしたとおり、私は昨年末あたりから、心身ともに調子が芳しくなく、他にもやることがいろいろと山積していることも重なって、Vtuber(というか、その他のYouTuberも含めた)動画・配信を視聴する体力・気力がまったく湧いてこないという時期が約2ヶ月続きました。(今も若干ガス欠ぎみです……笑)

あと、Vtuberの視聴が減っていた他の原因のひとつとしては、「もっと質の良い記事を書きたい。だから、きちんと資料(中には私の苦手な紙媒体の専門書等も含まれる)を読み込んで、それらをきっちり自分のモノにして、単なる印象論にとどまらない独自性のある記事が書きたい」みたいな、まあよく言えば「向上心」、悪く言えば「身の丈に合わない願い」を持っていたため、インプットの時間を取りたい。しかし、それをやる体力・気力が充実しないというような状態でした。

今回の記事も決して良質なインプットをもとにした「(私が考える)本来の意味での良質な記事」にはなっていないのですが、いつもの如く、楽しい気持ちでライトな読み物として、読んでいただければ幸いです。いずれは「資料をきっちりと横断的に精査して、その情報に基づいた独自性のある記事を書きたい」という野望をもっています笑。私の力量及ばず……となってしまう可能性も高いですが、できるなら叶えたいですね。。

とはいえ、最近(記事執筆時点1/30頃)になってから、Vtuberの視聴を(短い動画から)再びはじめまして、未だに観るのはキツいものの、なんとか切り抜き動画等を駆使して、情報収集を再開しました。

で、何を観ていたかというと、1期生(特に今回ご紹介する『渋谷ハジメ』さん)の過去配信です。

渋谷ハジメさんといえば、直近の『にじさんじ麻雀杯』で見事優勝を勝ち取り、大会を大いに盛り上げてくれましたね。昨年の『マリオカートにじさんじ杯』の成瀬鳴さんといい、ここまで来るのに紆余曲折あったライバーが優勝をかっさらっていくというのは、何とも爽快ですね!これを期に今期(といわず今後長く)飛躍されることを望みます。

相変わらず、前置きがクソ長げえっすね。それでは、にじさんじの"ハジメ"の男、渋谷ハジメの紹介に移るとしましょう。

■ 渋谷ハジメについて(いきなり炎上について触れる笑)

渋谷ハジメさん。実は、にじさんじ公式サイトの「ライバー一覧」にてライバーの表示順を「デビュー順」にすると、いちばん上に上がってくるのがこの男。文字どおりにじさんじ「ハジメ」の男なのです。いきなり、怪しいところに触れますが(笑)、この方はGoogleとかで「にじさんじ 炎上」と検索すると真っ先に名前が上がってくるライバーです。すべての炎上について詳細を把握しているわけではないですが、他のライバーに対する発言、配信者としての立ち振舞い(姿勢)、アンチに対する対応なんかでたびたび燃え上がっている方です。

炎上については(渋谷さんに限らず)、いろいろ思うところがあるのですが、「1度炎上事件を起こしてしまうと、そのライバーに悪いイメージがつき、また炎上を起こしやすくなってしまう」という性質があると思います。「一軒の家が燃えたら、隣の家に延焼するリスクが上がる」というような感じで。いわゆる「ハロー効果」が悪い方に働いた例の1つではないかなと思っています。1つ1つの件を見れば、そこまで大きな罪を犯したわけではない(そう思わない方もいらっしゃるとは思いますが……)のですが、過去に犯した失敗のイメージがあるため、彼に対して悪いイメージをもっている視聴者が多く、そのため、犯した失敗が増幅されて見えてしまう。そういったサイクルに運悪くも入ってしまったライバーでもあると解釈しています。2019年の10月には個人情報の取り扱いの問題(これは小さな罪ではないと思います)により、2019/10/26より1ヶ月以上の長期謹慎に入ります。

■ 謹慎から復帰へ

そして、復帰したのは、2020/02/06のArk配信にて。このArkというゲームから渋谷ハジメは復活の狼煙を上げます。その際、同期の樋口楓(でろーん)からはこんな風にイジられていました。

優しいですね。楓さん。長期謹慎から戻ってきた同期および視聴者が気まずい雰囲気にならないための配慮でしょう。不登校だった生徒が久しぶりに登校したときに「よおー!久しぶりだなあ、お前!元気してたか!」と声をかけてくれる優しい友人(ヤ〇キー)みたいな迎え入れ方ですね。同期が窮地に立たされて、気にしてたんでしょうね。1期生のみんなはだいたいハジメさんに優しいです。何も先が見えなかったにじさんじ黎明期をみんなで道をつくり、広げていった「戦友」のような認識があるのでしょうね。

■ 配信活動への復帰と他ライバーとの絡み(”先生”的立ち位置のハジキ)

そして、このArk配信にて、自身が得意とするゲームということもあり、サーバーの管理や他のライバーとの絡み(主に「先生」として後輩ライバーにモノを教える)が多く見られ、スムーズに配信活動に戻っていくことに成功します。この「先生」的な立ち回りをしているときのハジメさんは輝いています。1期生としてデビューする前も機材周りに詳しいハジメさんが、同期に色々教えていたという話はよく聞きますし、基本的に人にモノを教えるのが上手な人だと思います。昨年(2020年)の壺カップのときにも、後輩ライバーを集めて、壺をレクチャーしたり、同期のえるさんにも壺を教えています。彼は機材周りはじめ、わりかし色んなことに幅広く詳しく、ゲームも何をやらせてもなかなか上手いです。ですから、人に何かモノを教えるという立ち回りで、色んなライバーとコラボができれば、もっと彼の良い部分を知ってもらえる機会も増えますし、飛躍するきっかけにもなると思います。実際にArk配信で彼は飛躍しました。まあ、昔のコラボ配信での問題もあって、本人も色々と思うところがあり、コラボに対してかなり慎重になっているのだとは思います。

壺大会に向けて後輩ライバー(えま・おうがすと、黒井しば、レヴィ・エリファ、長尾景)にレクチャー

壺大会に向けて同期のえるさんにレクチャー

Ark配信においては、後輩のエクス・アルビオと魔界ノりりむとコラボした際にエクスが約2時間(だったっけな、たしか)の大遅刻をしてきたときにも、それをエクスにヘイトが向きすぎないようにやんわりと(視聴者の目に見えるところで)注意するという先輩として、立ち回りの難しい局面をしっかりと言葉を選んでクリアしていました。よくなあなあになってしまいがちですからね。こういう局面。それを視聴者に見えるところで、キッチリ叱っておくことで、「俺がちゃんと叱っておきましたんで、皆さんあまり責めんであげてね」というように、エクスに過度なヘイトが向かないようにするというハジメさんなりの配慮もあったと思います。

『Arkコラボ』で遅刻してきたエクスに対して注意する渋谷ハジメ

他にもArkの戦争で他ライバーに対する暴言とも取れる発言とその後の視聴者(アンチ)煽りで炎上した神田笑一に対するフォローとも取れるコメントを自分の配信枠で行っています。ハジメさんも似たようなパターンでの炎上経験があるので、神田さんのような失敗をする人の気持ちがわかるのでしょうし、自分も許してもらってきたのだから、神田さんに対しても寛大な対応をお願いしたいという思いがあったのではないでしょうか。

『Ark戦争』で炎上したライバーに対する配慮

■ 最近のハジメさんの配信と身体を張った企画

ハジメさんの最近の配信傾向に関しては、にじさんじの様々な全体イベント(壺カップ、DbD大会、にじさんじ甲子園、マリオカートにじさんじ杯、麻雀杯)に復帰し、それにより露出が増えていますし、各大会で爪痕を残しています。壺カップでは、「元祖壺商人」として、新鋭甲斐田晴との頂上決戦。DbD大会では、チームのキラー役(DbDは、脱出者側と追いかける側〈キラー側〉に分かれて鬼ごっこみたいなことをします。一般的にキラー役は難易度が高いので、経験者がやることが多い)を担い、最終戦では、あの「デモゴルゴン」(お世辞にもあまり良い性能のキャラクターとは言えないのですが、動きが特徴的で人気を博す)を使用してエンタメ的な見せ場を作るなどしていました。にじさんじ甲子園では、優勝した椎名唯華のにじさんじ高校不動の高アベレージヒッターとしての活躍。マリカ杯では、出場した予選はキッチリと2位通過。そして、直近のにじさんじ麻雀杯での優勝。

*ちなみに、2020年のにじさんじ内での年間配信時間ランキングによると、ハジメさんは、叶さんに次ぐ2位だそうです(3位が葛葉)。2020年の最初の1ヶ月は例の騒動で……まるまるいなかったことを考えるとスゴいですよね。彼は長時間配信を毎日のようにこなしている人外じみた体力の持ち主ですね。この人外じみた体力は、彼のライバーとしての適性であり、大きな強みの1つだと思っています。

2020年にじさんじ配信時間ランキング

あとは、最近かなり身体を張った配信をやっていますよね。有名なのはマネージャー持ち込み企画である「感謝の腹筋1000回チャレンジ」ですかね(マネージャー鬼畜!)。企画内容を以下に掲載します。

マネージャー持ち込み企画
感謝の!腹筋1000回!
腹筋を1000回できるまで終われない企画!

〈ルール〉
限界まで腹筋やる
1000回まで到達できなかった場合
次の日まで持ち越し
また1からスタート
1000回到達できたら・・・

という鬼畜企画です。しかも、ちゃんと1000回やっているか、誤魔化しが利かないように、頭にVR機材を取り付けて、実際にハジメさんがどのような動きをしているのかわかる(当然、休んでいたらわかる)状態のもとで行います。ガチですね……。因みに1000回達成したら、マネージャーさんから、焼き肉をおごってもらえるそうです。私なら焼き肉に寿司としゃぶしゃぶくらいはつけてもらいますね(そもそもやりませんが)。なんとこれをハジメさんは2日目に約2時間半かけて達成してしまいます。体力的にも、精神的にも、技術的にも渋谷ハジメにしかできない配信でした。お見事!達成は以下動画の2:37:20頃~。

直近では、『1ヶ月間APEX生活』という企画で与えたダメージ、1ダメージを1キロカロリーとし、その日に出した最高ダメージのカロリー内での食事を次の日に行えるというルール。ただし、体調不良やドクターストップで企画が終わることもあるというこれもかなり身体を張った企画ですね。

ハジメさんの配信サムネイルによると、

人は一日10時間APEXを1ヶ月間すると、どこまでうまくなれるのか?
次の日の食事のカロリーをその日出した最高ダメージ以内のカロリー分しか食事できなければどうなるのか?
(1ダメージ=1キロカロリー)
渋谷ハジメの挑戦が今始まる。

とのことで1/30時点で17日目に突入。企画は継続中とのことで、スゴいですね(2021/2/19に1ヶ月APEX生活を達成されたようです<一部休みあり>)。「どこまでうまくなれるのか?」という点に関しては、シーズン7のスプリット2ではダイヤIVまで到達。なかなか腕を上げたんじゃあないですか?1日10時間APEXをやるだけでも大変なのに、食事制限まで加えるなんて、常人なら倒れてしまいそうな企画です。そういえば、『にじさんじ麻雀杯』の決勝前のインタビューで、たしか直前に準決勝を終え、前の試合との間隔が決勝進出者中、最も少ない状態で決勝戦に臨むということで、体力・集中力を不安視する主催側(たしか舞元)からの問いかけに対して、「普段から長時間配信してるので、このくらい大丈夫です」みたいなことを言っていて、本当に優勝してしまいましたね。フィジカル的に(たぶんメンタル的にも)かなり強靭なんだと思いますね、ハジメさんは。

■ 同期であるえるさんとの関係性

ハジメさんといえば、同期のえるさんと非常に仲が良いことで知られています。自身の凸待ち配信にて、毎回顔を出してくれるのはえるさんですし、『アソビ大全』とか『もじぴったん』とか『APEX』など色んなゲームを一緒に楽しそうにプレイしています。最近だと、壺カップに向けた練習配信で師匠渋谷ハジメ、生徒エルフのえるのコンビで、安定の掛け合いを見せていました。

『アソビ大全』

『もじぴったん』(渋谷オワリ)

『Getting Over It (壺)』

この2人のお喋り聞いているだけで、何か落ち着くんですよねえ……。何だかカプ厨が湧きそうですが(笑)、付き合いの長い結婚間近のカップルみたいな会話をするんですよねえ。

『APEX』

上の動画のおにぎりの具のくだり(2:53~)とか、「部屋が散らかってるのがムリ」というハジメさんの発言に対して、ガチ凹みするえるさんの様子(4:02~)とか……もう同棲前のカップルか!ってくらい醸成されたやり取りのように聞こえてきますね(笑)。

ハジメさんとえるさんの間には、ともに1期生という先の見えない中で試行錯誤しながら『にじさんじ』というブランドを作り上げてきた実績があり、現在の厚い信頼関係に繋がっているのだと思いますが、より関係が深まったきっかけとして、マイクラでのえるさん全ロスト事件があると思います。以下、経緯を示した動画です。

〈マイクラ〉えるさんの全ロスを救ったハジキの神対応

えるさんはゾンビに襲われて、アイテムを全ロスしてしまうのですが、ハジメさんがそれを回収してえるさんに渡して去っていくというシーンです。マイクラというゲームは準備に非常に時間がかかるゲームなので、全ロスすると今までの努力がすべて水泡に帰したような感じがして大変悲しくなるゲームです。えるさんも態度にはあまり出さなかったものの、全ロスしてかなり落胆が大きかったのでしょう。そこに何も言わず、アイテムを回収してくれたハジメさんがいてくれたことに対する感謝と安堵と嬉しさで、配信中にも関わらず、思わず涙を流してしまったのだろうと思います。ハジメさんも過去に女性ライバーとの絡みで炎上した経験があるので、かなり気を使っていたのでしょう。えるさんにアイテムを渡したあとは、ほとんど何も言うことなく、その場を去っていきました。おそらく、気心知れたえるさんでなければ、(悪気はなけれど)助けに行くことはなかったと思います。そして、相手に余計な気を使わせたくなかったんでしょうね。黙って去っていきます。もちろん、これだけではないと思いますが、ハジメさんとえるさんの信頼関係が大きく深まったきっかけのひとつであることは間違いないと思っています。

■ 過去ににじさんじを辞めようと思っていたことを明かす

そんなハジメさんですが、過去ににじさんじを辞めようと思っていたということを明らかにしています。10万人記念配信の凸待ち企画のときに凸に来た家長むぎさんとの会話でその思いが明らかにされています。この部分、むぎさんのコメントも1期生として道を切り開いてくれた先輩の1人としてハジメさんをリスペクトしている様子が見えて非常によかったです。

渋谷ハジメ、にじさんじを辞めようと思っていたことを10万人記念配信で明かす

度重なる炎上や長期に渡る謹慎期間、粘着したアンチに叩かれ続け、数字が伸びない時期が長く続くなど、本当に苦しかったと思います。ただ、むぎさんの言うようににじさんじの礎となった1期生、2期生が誰1人として辞めずにここまで続けられてきたことは本当に大事なことだと思っています。特に2019年のライバーデビューラッシュとそれに伴うにじさんじという組織の商業的成功まで、誰も辞めなかったということが。ここまでの間に誰かが辞めていたら、たぶん辞める人は1人では済まなかったように思いますし、今のにじさんじのVtuber業界での成功はなかったように思います。以下、配信でのむぎさんのコメント。

なんかあ……1,2期生はまだ誰も辞めてないじゃないですか。
むぎはそれをすごい大事なことだと個人的には思ってて、こう……まだ先のわからない状態で、こう、1期生が作ってくれた道を2期生も一緒に切り開いていって、そして支え合いながらホントにまだ……ホントに!先のわからない状態のいちからを作ってこれたのは、こう……誰も辞めなかったという状況がすごい大きいと思うから、ホントにハジメお兄さんがまたこうやってニコニコ配信できてホントにすっごく!2期生としてうれしいです!
──家長むぎ/にじさんじ

1期生へのリスペクト、そしてこれからも一緒ににじさんじを盛り上げていこうという(最後にこのようなやり取りがあった)素晴らしいコメントでした。
ハジメさんの思いはこの10万人記念配信の概要欄に記されているので、そちらを引用したいと思います。

【応援してくれているみんなへ】
いつも応援ありがとう!!!10万人という大きな目標を達成できました、いろいろあったりしたけどそれでも応援を続けてくれた皆のおかげです、きっと1期生メンバーの励ましとファンの皆の応援が無ければ今こうして10万人という目標を達成する前にいなくなってたと思います・・・これからも自分らしくノンビリと一歩ずつ新たな目標に向けて歩いていくので一緒に歩いてください。
          9月13日渋谷ハジメ。

10万人も達成したことだし、私はハジキの3Dが見たいです。いつか3Dでステージに立って歌って踊るハジメさんも見てみたいと思います。末長く活動を続けていってほしいですね!

■ 炎上を笑いに昇華(消化)しはじめたハジキ

ハジメさんは、ご本人が述べられているとおり、本当にいろいろあった人なんですよね。特に炎上周り(笑)。最近では、炎上した過去も笑いに昇華しようとしています。マイクラ夏祭りでの立ち回りなんかがまさにそうですね。

【にじ鯖夏祭り】渋谷ハジメ、炎上。

夏祭りで何故か突然月ノ美兎と渋谷ハジメの乗っているボートが炎上する。

屋根の上にいるところを多くのライバーに見られていた渋谷ハジメ【にじさんじ切り抜き】

3個めの動画のまゆゆ(黛灰)の「にじさんじの花火になったか……」がおもしろすぎてクソ笑いました。

あとは、委員長が最近の雑談枠で、1期生オフコラボの際の食事会(焼き肉)でのハジメさんの言動がおもしろかったという話をしていました。

1期生で行った焼肉でハジキがメチャクチャ面白かった話

つらかった経験も禊をした(真に禊が完了するのはこれからの活動次第ですが)上で、笑いに変えようというのは、良い心の動き方をしているのではないでしょうか?1期生だし、しかもめっちゃ炎上していた人だし……ということで、彼とのコラボを避けていたライバーも正直いると思いますし、腫れ物に触るような雰囲気が今まであったと思います(それだけではなく、マネージャーからコラボは控えるように言われていたとか、本人の活動方針等もあるとは思いますが)。そういう触れにくい人という雰囲気がなくなっていけば、ハジメさんも色んな人とコラボできるようになってくるんじゃないでしょうか?初期の頃は、悪意はないがちょっとキツい表現をしたり、ダンマリを決めこんで(たぶん悪気はない)相手に話を振らせる等、コミュニケーション面での不器用さが目立っていたハジメさんですが、最近は、複数人コラボで、先生役や優しい近所のお兄さん的立ち位置を取ることが増え、コラボでの立ち位置を獲得しているように思います。ゲームもいろいろ器用にこなせますし、知っていることも多いので、色んな配信者とコラボしていってもできることがあると思いますから、そろそろハジメさんもコラボをもっと活発にやっていっても良い時期に入っているんじゃないでしょうか?1人で配信をやっているハジメさんも好きですが、色んな配信者との絡みからどのような化学反応(燃焼反応ではなく笑)を起こすのか楽しみに待っています。

■ 最後に:3周年おめでとう!!ハジキ!!

2021/2/8に渋谷ハジメさんは活動3周年を迎えられました。そのときの記念配信。(凸に来た人の登場時間は、下の動画のコメント欄のタイムスタンプを参照してください)

【祝3周年凸待ち】3年前の今日渋谷ハジメがYOUTUBEに現れた【にじさんじ/渋谷ハジメ】

その3周年記念の凸待ちでは、野良猫(文野環)からの「炎上イジリ」(「燃えカス」発言には笑いました)、えるさんとのいつもの「夫婦漫才」のごとき掛け合い、ワンマンライブ直前のリハの合間を縫って来てくれるでろーん(樋口楓←やさしい)、にじさんじ外部からもハジキのピンチを救ってくれた朝ノ瑠璃(るりねえ)からの思いのこもった凸、ハジキの先輩であり最古参勢のディープブリザードさん(最後の「3年前の自分になにか言うとしたら?」というハジキからの問いかけに対して、「人間キャラ偽装してデビューしてたらもっと人気出てた」にはクソ笑いました)、「にじさんじサイコウゥー!!」で登場し、「ハジメパイセン」にたかる伏見ガックン(伏見ガク←この人もハジメさんの凸に毎回顔出ししてくれる良いヤツ笑。プライベートでも仲が良いようです)、両者出だしから思わず関西弁が出てしまう独特の雰囲気を醸し出す白百合リリィ(めちゃめちゃぶりっ子の自己紹介に笑いました。前からチャンネル登録して知ってましたけど笑。”渋谷ハジメドM論争”のときに「従順な感じの子が好き」と言ったハジキに対しての「キモッ!」っていう火の玉ストレートも面白かった笑)、時間ギリギリで滑り込んできてAPEXの話で盛り上がった渋谷ハル(「3年間好きなことしていいと言われたら?」というハジキからの質問に対して「今のままかな」と断言できるほど、今の活動が充実しているようでよかった。ライブをしてみたいという夢も語るなど)等々、にじさんじ内外からさまざまなメンバーが集まってくれました。1人あたりのトークタイムが長めだったのも、話が深まってよかったのではないでしょうか。

伏見ガクとの会話の中で、発足当初はにじさんじに対しての風当たりが強く、初配信するのが怖かったという話が出てきたり、当時は今とはちがって配信経験者が少なく、マニュアルも整備されていない中で配信活動を手探りで行っていた話が出てくるところから、何も見えない暗闇の中を壁に手を当てて、探り探り進んでいく状態だったのだなあということがうかがえますね。企業勢というよりは、個人勢の集まりとしての色彩が強かったのが、立ち上げ当初のにじさんじで、大変な時代を歩んできたことがわかります。

一方で、白百合リリィとの会話では、Vtuberという職業のタレント性ややりがいに焦点を当てた会話がなされていました。

長くやればやるほど長く見てくれるさあ、ぽまえらが多いからさあ……。もうなんか「1年半応援してます」とか、なんかその人たちの人生にも関わってくるやん。なんか「自分が仕事が見つからなかったときに白百合さんの配信を見つけて、今はちゃんと職に就けることもできて、あのときあなたの配信見てなかったら、きっと自分はこの職を選んでなかった」とか。なんか自分はそんなつもりはなかったけど、それを見てくれた視聴者の人生に実は自分は関わっていて、その人がそれでなんか良いことがあったって話を聞くたんびに、これはたぶん白百合がこういう活動をしてなかったら、絶対聞くことのなかった話だなっていうのが、すごいなんか……うれしい!
──白百合リリィ/ViViD

逆に、ライバーとして活動をしていて大変だったことの話も実体験が伴った話でとても興味深かったです。

3年やっててここ大変!?ええぁぁ、いっぱいあるけどぉ~、そうだなあ……楽しかったからぁ、やれたケドぉ、そうだなあ、こう、「気持ちの割り切り方」を学ばさせられたかな。うーん、なんか、白百合的には活動してきて、楽しかったこともたくさんあるけど、たとえば、アンチとか、あとはいろいろな本人の意見がすごい強いリスナーさんとか、あとは「誰目線なん!?」みたいなところから語りかけてくるヤツとか、やけに上から来るヤツらとか。まあでもそういう意見を聞いて、そういう意見をもらうと、なんか「そういう意見が来るってことは、自分のやり方が間違っているのかなあ?」とか、「こうした方が良かったのかなあ?」とか、そういうのが、もう今は何言われたって「これが私のやり方やで!」って感じだけど、活動してたとき(初期)は、けっこうそういう意見で、「みんなが喜ぶモノをしなきゃ!」っていう意識が強すぎて、自分のしたいことがわからんくなることがあったから、それがけっこう……最初は大変だった。
(中略)
(企業所属になることに対して)色んな方の視点・考え方がたくさんあるからあ……。そういう意見(反対や勝手な移籍先の提示)も多かったから、最初はそういうので「自分はこうだ!」と思ってやってたことが、これでいいのかなみたいので悩んだり……。もう数が多すぎるゆえに、なんか1人じゃないんよね……。だから、そういう意味で悩んだりとか、なんか無理に落ち込んだりとか多かったかなあ……。そういう風な意見が多かったがゆえに、「自分のやりたいこと」と「リスナーの求めてること」とあとは「事務所に所属したからこそ意識しなきゃいけないこと」とかがこう……喧嘩してた。最初は。頭ん中で。(企業に所属する以上)言えないこともあるし、「そうじゃない!」と思っても、それを反論するわけにはいかないとか、1人1人に声をかけたりとかも無理だから、もう「白百合はこのやり方をやってくから見てなさい!」って気持ちでやってきて、今にいたる。
──白百合リリィ/ViViD

同期のえるさんやでろーんとの長年一緒に過ごしてきた戦友どうしのような空気感や会話も沁みるところがありましたが、本配信でいちばん印象に残っているのは白百合リリィさんの上記の言葉です。配信者として、他人の人生に(良い)影響を与えられるというやりがいの面や多数の視聴者からの意見に振り回されて「自分のやりたいこと」と「視聴者の求めていること」、そして「事務所に所属することで求められること」にうまく折り合いをつけて(均衡をとって)、活動をしていかなければならないという苦悩について実体験をもとに語られた非常に興味深いパートでした。

そして、凸に来てくれた人全員から感じたのは、「みんなハジメさんの”良さ”を知っている人なんだな」ということ。外から見えている姿と同業者から見えている姿というのは全然違うでしょうからね。「彼は本当は良い人なんだ」とかそういうことが言いたいのではなくてね(笑)。人間は多面性をもった生き物だということ。そして、苦楽をともにしたメンバーと「あのころは大変だったねえ……。みんなで頑張って今まで続けてこられてよかったねえ」と振り返る感じで配信がゆったりと進行していき、終始雰囲気が暖かかったのもよかったですね。

最後に、この3周年記念配信枠の概要欄に綴られたハジキの言葉を掲載してこの文章を終えましょう。

3年前の今日配信デビューをして突如現れた8人組!それが「にじさんじ」
しかし当初だれしも量産型や2Dだという事であまり期待をされずにいました
8人それぞれがそれぞれの味を出し頑張ってここまで来ました!
そんな8人の一人で居られたことに感謝と嬉しさを感じています
しかし俺は失敗を一杯してきて時にはファンの皆を裏切ったり
期待に答えられず離れて行ったファンは沢山いると思います
やめようと思ったことも沢山ありました
けれど仲間たちやファンに支えられて今日この日を迎えられた事
心の底からの言葉で言わせていただきます「ありがとう」
これからも失敗したり挫折したりはあると思いますが
時にはファンの皆に迷惑をかけてしまう事もあるでしょう
それでも一歩ずつその失敗も糧にして前に前に前に
進んでいくのでファンの皆と一緒に成長していきたいと
その言葉に嘘はないので応援よろしくね!
──渋谷ハジメ/にじさんじ

にじさんじライバーの礎を築いた1人である渋谷ハジメ。
にじさんじ最初の男性ライバーである渋谷ハジメ。
ときには批判の矢面に立ってにじさんじ男性ライバーの盾となってきた渋谷ハジメ。
彼が道半ばで倒れていたら、今のにじさんじライバー(特に男性ライバー)の隆盛はなかったかもしれないと私は思っています。
失敗も含めすべてを経験値として前へ進んでいけ!渋谷ハジメ!
(配信の最後でも述べていたとおり)4年目は15万人、20万人も達成しましょう!
1ヶ月遅れですが、3周年おめでとう!ハジキ!
以上で、にじさんじの”始まり”『渋谷ハジメ』の紹介を終えることにしましょう。それでは、皆さんおつじめ~!!

皆さん、渋谷ハジメのチャンネル登録とご視聴よろしくお願いいたします!

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