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2023デザイナーサマーインターン予習!昨年度参加者の体験談 #1【告知あり】

みなさん、こんにちは🙋‍♀️
DeNAデザイン本部です。

さて、DeNAでは今年も8/19-8/22(4日間)にかけてデザイナー向けのサマーインターンシップを開催します!
本日は、昨年度DeNAのサマーインターンシップ2022に参加された学生の方の体験談をインタビュー形式でお届けしていきます。DeNAのサマーインターンの様子やプログラム内容、また、どんな雰囲気で実施していたのかについてお伝えします!


サマーインターンのプログラム紹介

本題のインタビューに入る前に、昨年度のサマーインターンのプログラムを簡単に紹介します。(今年度も同様のプログラムで開催予定です)
合計4日間で「サービスデザイン」「ブランディング」「マーケティングデザイン」という3つのプログラム構成になっており、幅広い領域のデザインを学べるサマーインターンシップとなっています。

❶サービスデザイン
リサーチを元に問題を洗い出し、ユーザーニーズと課題を発見し、仮説を立てサービスの企画を行います。その後、サービスの企画を元に必要な情報を設計し、アプリケーションのワイヤーフレーム制作とUIの検討を行います。

ブランディング
サービスの企画、ユーザーのペルソナを元にブランドのコンセプトを固め、ロゴの制作、ブランドフォントの選定、ブランドカラーの選定、UIのビジュアルデザインを行います。

マーケティングデザイン
自身で制作したサービスを世の中に広めるために、ターゲットへ合わせた広告のメディア展開を考え、サービスのキャッチコピーとキービジュアルの制作を行います。

最終発表
制作したサービスを皆さんの前で発表し、経験豊富なDeNAデザイン本部の部長やデザイナーから、サービスの良い点、改善点などのフィードバックやアドバイスを受けます

DeNAデザイン本部のデザイナーの業務範囲は広く、それぞれの領域で活躍するデザイナーが在籍しているからこそ、このような幅広いデザイン領域を学ぶための環境と体制を実現できました。そして今年度も、上記のプログラム同様に幅広いデザイン領域を学び、アウトプットに繋げられるようなインターンシップを企画しています。サマーインターンの情報は本記事の末尾に添えましたので、ぜひご覧ください。

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サマーインターンの参加者インタビュー#1:H.Tさん

―― 本日は昨年度のサマーインターンに参加されたH.Tさんと、メンターだったDeNAデザイナーの村崎さんと松本さんにインタビューしていきたいと思います。みなさんそれぞれ自己紹介をお願いします。

H.Tさん:初めまして、昨年度のサマーインターンシップに参加させていただきました。現在は千葉工業大学 創造工学研究科 デザイン科学専攻 修士2年に在籍しています。

村崎:村崎です。DeNAデザイン本部エクスペリエンス戦略室に所属しながら、ライブ配信アプリ「Voice Pococha」というサービスで、サービス内デジタルアイテム制作やキャラクターブランディング、UIデザインを担当してます。

松本:松本です。DeNAデザイン本部第4グループに所属しながら、ダイエットアプリ「カラダモ」のサービスで、UIデザインやマーケデザインを担当しています。

―― よろしくお願いします!最初にH.Tさんが制作された作品のご紹介をお願いします。

H.Tさん:マスクによる口内環境への悪影響を解消するアプリ「vOrbal」というサービスを制作しました。

本サービスの制作アイデアは、コロナ禍でのマスク生活や、歯科助手として働いていた際に感じたことが元になっています。長時間のマスク着用は、虫歯や歯周病の原因になり、全身の健康リスクにも繋がりやすくなります。

そのような長時間のマスク生活による唾液の分泌減少や口周りの筋肉低下の問題を、「外国語学習」×「顔トレ」で解決できないかと思いまして。日本語とその他の言語を比較すると、日本語は表情筋を動かす割合が他の言語と比べてすごく低いことがわかりました。そこから外国語学習に着目し、「楽しく外国語を学びながら表情筋を鍛える」という体験を届けるアプリを企画、制作しました。

―― すごくユニークなサービスですね!こちらのサービス体験や企画アイデアは、最初から明確にご自身でイメージできていたんですか?

H.Tさん:この企画はサマーインターンの事前懇親会にて、メンターのお二人と相談しながらいくつかの企画を絞り出した中から決まったものです。アイデアの段階では、「マスク生活」「口内環境」というキーワードのみが決まっていました。そこから自分なりに類似サービスやそのほかの参考情報をリサーチして、外国語学習とつなげるのが良さそうということで、企画の方向性が決まりました。

村崎:ご自身の「歯科助手」という経験から着想を得たアイデアが、他の学生さんの中でH.Tさんだけで、視点もすごくユニークですし、時代的にもタイムリーなコンセプトだと思いましたね。また弊社では外国出身のメンバーがいますが、ちょうど「喋る言語によって表情筋の疲労感が違う」という話題もあったので、問題に対するソリューションが合っているなとも感じました。

松本:また、Day1のアイデアと企画をより深めていく中で、最近H.Tさん自身がちょうど韓国ドラマが好きということから、韓国語学習にも興味があるということで、テーマと自身の興味関心が結びついていてとても良いなと思いました。

―― DeNAのサマーインターンを知ったきっかけはなんですか?また参加の動機も教えてください。

H.Tさん:開催情報はReDesignerさんの募集記事をみて知りました。また、大学の先輩にもDeNAのサマーインターンに参加された方がいたので、そこからサマーインターンの詳細を調べたりしました。そんな中で、DeNAが幅広い事業展開をされていることを知ったので、色々なデザインに挑戦できて楽しそうだなと感じ、参加しようと思いました。
ただサマーインターンの参加に向けて、大学の先輩方からインターンシップの様子などを伺ってみたところ、逆にハードルを感じてしまっていました。

村崎・松本:ハードル?!

H.Tさん:はい(笑)。サマーインターンではポートフォリオ選考と面接があるかと思いますが、面接時に「面接官に詰められる」という情報を事前に聞いてしまったので、少し怯えていました。実際に、面接に挑んでみると他の企業さんの面接よりも「変化球」が飛んでくるなという印象でしたね。

村崎・松本:変化球!?

H.Tさん:そうです(笑)。例えば、自分のサービス作品を紹介した際に「そのサービスを対象ユーザーに届けて使ってもらうために、どのようなアプローチを考えていますか?」というような、実際にユーザーに届けるまでの実現プロセスを問われる質問がありました。
自主制作などで作品を作る際に、そこまで考えたことがなかったので、当時はとても焦りました。ただ事前情報でハードルが上がりすぎていたのか、実際に面接や選考を通して事前に持っていたイメージとは違って、想定外の質問も意外と楽しめました。

―― サービスデザインやUX/UIデザインはどのように学ばれていたのですか?

H.Tさん:サービスデザインやUX/UIデザインを専門的に学んではいません。専門の授業もほとんどなかったです。
工業大学のデザイン系学科なので、いろんな領域を広く浅く網羅的に学ぶ感じでした。その課題の中で問題を解決する手段として「UIデザイン」を知りました。また、長期インターンなどで「Figma」というデザインツールも知り、積極的に使用していました。ただUIではなくバナーなどのデザイン制作のために使ってました。

村崎・松本:バナーをFigmaで作る…!(驚き)

H.Tさん:ただ、UIデザインを学べる授業は、あまりなかったのでTwitterやPintrestなどで自主的なインプットをしていきました。

―― サマーインターンでは、「サービスデザイン」「ブランディング」「マーケティングデザイン」とボリュームが多い4日間でしたが、どうでしたか?

H.Tさん:全体を通してとても楽しかったです。特に、アイデアが決まってから実際のアウトプットに進んでいく時に達成感を感じましたね。またプログラムの中で、常にTodoが明確で、同時に提供されたワークシートを用いて制作を進められました。最初はとても不安だったのですが、そのようなサポートのおかげでなんとか4日間を乗り切れたなあと思っています。

村崎:H.Tさんの制作は全体的にとても安定感があって、メンターとしてはすごく安心して見守ることができました。課題設定とソリューションが明確な状態まで、企画を考えきれていたからかなと思います。またサマーインターンはFigmaを使っての制作でしたが、そのツールに慣れていたというところも作業スピードや安定性につながったのかなと思います。

松本:ツールへの慣れは大きいですよね。与えられたワークシートを埋めるだけでなく、それぞれのデザインプロセスのワーク内容や意図を理解して、目的を持ってワークシートを活用されている印象でした。

H.Tさん:「ブランディング」のプロセスも大変学びになりました。過去に参加した他社さんのサービスデザイン系インターンシップでは、ブランディングやマーケティング領域を一緒に学ぶ機会がなかったです。

大学ではプロジェクトのブランディングを行うなどの授業はあったのですが、サービスのブランドを考えるのは初めてでした。どんな背景で、トンマナやカラー設定を行うのか、全てに根拠を持って言語化し、デザインを作り上げていく大切さを学べました。

村崎:私たちサービスデザイン部のメンター以外にも、マーケティングデザイン部からも、ビジュアル面でアドバイスをするメンバーが1名ついて、サポートとフィードバックを行いましたよね。

松本:そうですね。サービスの特徴をキービジュアルに落とし込む場面で、マーケティングデザイン部のメンバーがアドバイザーとして参加しました。
その際、ビジュアル面のアドバイスだけではなく、サービス名を考える場面などでもサポートをしていました。

―― 大変だと感じたことはありましたか?

H.Tさん:UIデザインプロセスが大変でした。自分自身がUIデザインに慣れていなかったのと、短時間で複数デザインを作る必要があったので、とても不安でした。加えてオンライン開催でしたが、本当にメンターのお二人のサポートがとても手厚くて、不安ながらも心理的安全性が高い環境で制作に打ち込めました。

松本:村崎さんが夜遅くまでFigmaを見守ってましたね(笑)。

村崎:心配で…!

H.Tさん:ありがたい限りです。また、私以外に学生2人がメンバーにいて、チームのZoomで他メンバーの悩み事が知れたり、メンターや他メンバーにすぐに相談できる距離感でした。ただ他メンバーが学部生で違うスキルを持っていたり、自分のみが院生だったので、身を引き締めなきゃ…!と感じていました。本当に濃い4日間でした。

―― メンターのお二人は、チームの雰囲気作りで意識したことはあるのでしょうか?

松本:スケジュールが本当にタイトだったので、常に「大丈夫かな?」と思っていました。

村崎:学生本人が作りたいものを目指すことを一番大事にして、どこまで学生に寄り添うのかは松本くんと密に連携をとっていましたね。ヒントを与えすぎても本人ではなくメンターの作品になってしまいますし、やることがいっぱいだったので本人に任せすぎても作品を完成させることが難しくなっちゃうのかなと。その関わり方と、朗らかに接することを意識したのが、結果的にチームの雰囲気形成につながったのですかね。

松本:メンターが2人もいるとフィードバックする際に複数の視点を与えてしまって、かえって学生を混乱しかねないのかなと思い、メンター同士でFBの粒度と方向性は足並みを揃えるように意識してました。そういえば僕と村崎さん実はそれまで対面で会ったことがなく、ずっとオンラインだけのコミュニケーションでしたね。結果的にサマーインターンを経て、メンター同士も仲が深まりました(笑)。

村崎:それにしても、H.Tさんの安定感はすごかったですよ。言語化も上手だったので、自身が持っている課題を具体的に言語化してシェアしてくださり、メンターとしてもとても安心してフィードバックができました。

―― 続いて参加後のことについてお聞きしたいのですが、参加する前と後でDeNAのイメージは変化しましたか?

H.Tさん:いい意味でだいぶ変わりました。というのもサマーインターン選考を受ける前、ハードルが高いと感じていて「怖い」イメージを持っていました。ただDeNAの会社説明会はとても楽しそうな印象だったので、なおさらどうなるんだろう…と不安でした。
ですが、参加してみるととても楽しかったですし、幅広い事業領域で展開している各サービスのデザイナーさんの、担当サービスを超えた仲の良さがとても印象的でした。あとデザイナーの皆さんが本当に優しかったです。

―― H.Tさんはサマーインターン参加後に本選考を受け、「サービスデザイン部」にめでたく内定されました。サマー参加前は「怖い」とイメージを持っていたのにかかわらず、弊社を志望した理由などはありますか?

H.Tさん:一番は先ほどお話しした通り、サマーの体験の良さと、その中でデザイナーさんの人となりがとても魅力的だったからです。
学生という肩書きに関係なく、それぞれの現場で活躍するサービスデザイン部とマーケティングデザイン部のデザイナーさん達が本気でアドバイスしてくださる環境でしたし、実践だけでなくしっかりと講義で知識を提供していただいたのが非常に勉強になりました。
複数社のインターンシップに参加しましたが、DeNAが一番心地よく感じ、自分に合っていたのかなと思いました。
さらに本選考を進める中で興味があるヘルスケア分野以外の事業領域の幅広さがとても魅力的に感じましたし、デザイナーの皆さんだけでなく、HR・人事の方々がサポートしてくださってとても好印象でした。

―― 最後にDeNAのサマーインターンに興味を持っている学生へコメントやアドバイスなどありましたら!

H.Tさん:はい!私はサービスデザインには触れてこなかった状態で、サマーインターンに参加して最初は不安でした。ですが参加してみた結果、社員の皆さんが4日間付きっきりでサポートしていただく環境で、サービスデザインとブランディング、マーケティングデザインの幅広い領域のデザインを学べたのは本当に貴重な体験でした。
制作した作品はポートフォリオにも掲載可能だったので、サービスデザインの経験が少ない自分にとっては自信作になるような作品を作り上げられました。本当に楽しかったので、学生の皆さんにおすすめしたいです。

―― H.Tさん、村崎さん、松本さんありがとうございました!

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【#2】サマーインターンシップ体験談の次回記事告知

サマーインターンシップ参加者のインタビューはいかがだったでしょうか?
リアルな声での体験談を通して、DeNAデザイン職のサマーインターンシップの様子が少しでも伝われれば嬉しいです。H.Tさんはサマーインターン参加と本選考を経て「サービスデザイン部」にその後内定されましたが、次回は同じようにサマーインターンシップに参加され、かつ「マーケティングデザイン部」に内定された学生さんにインタビューしていきます。サマーインターンシップに興味がある学生の皆さんは、ぜひ楽しみにしてくださいね : )

今年もDeNAのデザインコース<デザイナー職>サマーインターンを開催します!

そして、今年度も同様のプログラムで、サービスの企画から広告まで! DeNAのサービスデザインとマーケティングデザインを学ぶサマーインターンシップ2023を、8/19-8/22(4日間)に開催予定です。

▼エントリー締切
6月4日(日)23:59
▼ポートフォリオ提出
1次締め切り:5月15日(月)12:00
2次締め切り:6月5日(月)12:00
※なお、1次締め切りまでにご提出いただいた方より、順次選考を開始いたします。
応募状況によっては、2回目以降の募集を行わない場合もございますので、お早めにご提出をお願いいたします。
▼募集人数
募集人数:10名程度

また、サマーインターンシップの関連情報を、こちらのDeNA Design Magazineにて今後発信予定ですので、そちらもお楽しみにしてください!

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DeNA デザイン本部では、DeNAで活躍するクリエイターたちの活動を、さまざまなメディアを通してお届けしています。興味のある方はぜひフォローいただけると嬉しいです。

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