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祭り文化を未来に伝える クラウドファンディング開始しました。

少子化のうえに新型コロナも重なり、地域の魅力ある祭り文化の継承が難しくなっています。私は愛知県で生まれ、かつて尾張・三河と呼ばれた愛知県下の祭り文化の魅力に魅せられ、10年以上この地域の祭りを撮影している写真家です。しかし、この素晴らしい祭り文化が次世代を担う子供たちにきちんと受け継がれていくのか、とても不安に感じますし、祭り関係者の多くも同じように危機感を抱いています。これまで祭りのときに故郷に帰って祭りに参加していた子世代も家庭を築き、子(孫)を持っていますが、子の故郷と孫の故郷は違います。孫世代の子供たちは祭りの担い手になってくれるでしょうか。


祭りは、町内の氏子が中心となって行うものですが、少子化の影響でこれまでのやり方では難しくなってきています。氏子が中心の仕組みは変わらなくとも、祭りを支える人の輪を大きくしていかねばならない状況です。それにはまず、祭りを愛する人を増やしていかねばなりません。なかでも未来を担う子どもたちに地域の祭り文化の素晴らしさを知ってもらうことがとても重要なのです。


小中学校の図書室に寄付する

過去にも写真集は出版しましたが、祭りの写真集は子供の目に触れるところには、なかなか届きません。祭りが好きな大人が購入することはあっても、子供たちが目にする機会は少ない。ならば、出版するだけではなく、子供たちが触れやすい学校の図書室に置いてもらうのが一番いい。しかし、愛知県下に中学校はおよそ400校、小学校はおよそ1000校もあり、あわせて1400校以上もあるので、この全図書室に本を置いてもらう、すなわち、県の教育委員会を通じて寄付をするのが一番合理的だと考え、その資金をクラウドファンディングすることを考えました。


故郷を愛する心を育てる

これからの日本は、国や故郷を愛する心、それを良くしていこうという志を持つ人をいかに増やせるか、そこに未来がかかっています。祭り文化は、地域のひとつの側面でしかありませんが、地域の魅力を形作る重要な要素です。これを守っていきたいと思う心が子供たちの心に芽生えさせられたら、このプロジェクトは大成功だと思います。


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