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【未来に残したい愛知の祭り】 にっぽんど真ん中まつり

栄、名駅だけでなく、市外も含めてその他多くの会場で行われる踊りのまつりです。誰でも参加できる市民参加型のまつりで、日本中から参加者が集まって、市内一円の会場で踊り明かします。通称「どまつり」として市民に親しまれ、全国だけでなく外国からも参加者が集ます。初開催は1999年で、曲のジャンルに制限はないが、参加者の地元の民謡のフレーズを必ず入れるというユニークなルールが採用されています。

私のライフワークとする祭りの被写体は、伝統的なもので数百年の歴史があるものが多く、それらは宗教行事の色彩を持つものです。それらと比べると、このどまつりは明らかに異質ですが、私の中の祭りに合致する要素があるので、選定しております。
祭りの起源は、古事記や日本書紀に書かれているとおり、岩戸隠れによって起きた天変地異の災いを祓うために神々が行った「どんちゃん騒ぎ」です。つまり、「穢れを祓うために行ったお祭り騒ぎ」こそが祭りの原点です。さらに言えば、「通り」は祭りの会場によく使われますが、通りこそは日常において人々が、生活のために、あるいは通勤通学、さらには彷徨い、様々な人の思いが交錯するのが通りであり、これはまさしく穢れそのものです。
そこを交通を止めて祭りの会場として晴れの舞台にするのはまさに祭りの原点だと私は思うのです。というわけで、私はどまつり、中でも通りを会場にしているものを撮影の中心に据えています。


現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

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