#61 バイトのテコ入れ指導にて(ノンフィクション)

某牛丼屋で働いているとことある事に指導を受けながら作業を黙々と実行しなければならない。新入でテコ入れ作業のために指導を受ける事はしょうがない事ではあるが、言われ方がなんかマウントを取られている気がしてならない。
本当はバイトなんてしたくないし、今までは八方美人では無いけど、バイトは”社会経験”と思っていたけれども、それは虚像の自分で今ではその気持ちは一切ない。
バイトとは”生き抜く術”とでも片付けておこうか。いや、自分から言わせれば”賃金を稼ぐ為”と正直に言う事にする。
この辛く果てしない風景は……
高1の夏休みに部活の強化合宿で資金は工面されるが、その分バイトをする事に勤しんでいた時を思い出す。その時はがむしゃらに陸上の為に働いていたが、今になってジワジワと効いてくる……。
その時の自分はこれも経験の一環と強がっていたが、胸の奥に傷口から入った膿が今になって響いてくる感じがする。

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