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#103 「まつもtoなかい」を観て ーSMAPは固い絆で結ばれているー

今回の1番面白かったのは、番組の構成で最初は香取さんが喋らない、中居さんとの絡みはあまりしたくないというスタンスから徐々にギアをあげていく感じで、実はあるきっかけを機に2人の中でのやりとりが頻発していたという緩急が素晴らしいほどに面白かったし、今でも中居さんと香取さんの姿はらいおんハートな阿吽の呼吸でトークが展開されており、こちら側もほっこりしてしまう安心感があった
まるで起伏が映画を観ているかのようなその緩急の多さに感服してしまった。

SMAPが約6年前に解散し、中居正広さんは地上テレビ番組の司会業などといった活動を中心に、香取慎吾さんは草なぎ剛と稲垣吾郎の3人でファンクラブを作りながらファンの方との交流できる活動の他に、草なぎ剛さん主演「罠の戦争」の主題歌を歌い、配信チャート10冠を達成する歌手として、18年にルーブル美術館で個展を開いたり、22年に「WHO AMI」-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-をスタートする等といった美術アーティストとして、個人のYouTubeで好きな事をしたり等、地上波以外の分野で最前線を走る個人でマルチな活動をしているなど別々に歩んでいる。
話を「まつもtoなかい」に戻して、今回の2人の絡みを見ていると、今まで1番近かった存在から解散した事によって、絡みづらくなり、1番遠くなった存在になってしまったのかなと感じていたのは自分だけでは無いと思う。
解散してからも中居正広さんが香取慎吾さんに違う方向で頑張ろうとする中でちょくちょく連絡をしてくる中居さんの気遣いがあったが、それが香取さんからするとマイナスだったのか足早に「ウザかったんですよね。」と連絡を拒んでいたと仰っていた。
しかし、最近の中居さんが体調不良で約4ヶ月間仕事を休業していた事を心配して、「会いたいんですけども会いにいけますか?」、「電話します。いつならいいですか? 」と今回は香取さん側から自ら歩み寄ろうとしていた。
御時世的な事と中居さん自身があまり電話での会話出来る状況では無い、仮に電話をすると気持ちが溢れそうになる事からメールでのやりとりをする事になったのだが、香取さんらしいかっこよさが垣間見える瞬間がある。それが、SMAPの中で過ごしてきて中居さんは天邪鬼な人だから、ここで体調を気にして「大丈夫?」と連絡しても「大丈夫だよ。」と連絡されて、結果として1人にいるのと変わらないからそれならと「死にますか?」とこの関係性だから言える軽いジャブを打てる元同じグループだから言える関係性の愛のある言葉のキャッチボールをしていたとの事。
また、中居さんを和まそうと「八割そばと十割そば迷ってます」や「きょうはひじきを食べました」などいい意味の超どうでもいいようなたわいも無い話を毎日19時台に送っていた事を明かしていた。
トークのネタ切れを香取さん自身が嘆き、それも番組内で笑いにしていたが、こういうやりとりがあった事を知らなかった人からすると、今でも細い糸ではありながら紡いで紡いで繋がってるソウルメイトは羨ましいと感じると同時にこの絡みの懐かしさを思うと、少しうるっとしてしまった。

この話を2人でする機会が無かった事を考えると、この「まつもtoなかい」という番組のおかげというか、中居さんと香取さんの仲介役として君臨する松本人志さんがどっしり構えて興味深く聴き入りながらも要所で笑いに昇華していた事がここまで濃密なトークに繋がったのだろうと思う。

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