【書く習慣Day7】「オタク感」のある文章について考えてみた
ゆぴ(いしかわゆき)さんの「書く習慣」1ヶ月チャレンジDay7です。
Day7は「最近悩んでいること」です。
染み付いた文章の「オタク感」
私は中学生ぐらいの時からTwitterを利用しています。
(当時は年齢規約があったかわかりませんが、ギリ大丈夫かな?)
なぜTwitterを始めたか、それは大好きなミュージシャンである平沢進のツイートを監視するためです。
平沢進といえばテクノ、アングラ、ステルスメジャー。平沢進のファンとしてTwitterを始めたので、自然と"そういう"人と繋がっていくことが多かったです。
2chやniconicoにも同時にハマっていたのですが、やはり文章というのは比べようもないほど力が強くて。
多感な時期にTwitterで大量の"そういう"文章と情報に触れたものですから、今に至るまで文章に「オタク感」が染み付いて離れていません。
実際、
「Denの文章は、読めばすぐDenが書いたって分かる」
とよく言われます。
何故「オタク感」のある文章になるのか
では、なぜ自分の文章はそんなに「オタク感」を醸し出しているのか?自分なりに考察してみました。
語彙がオタク
こちらをご覧ください。
わかりみが深い〜〜〜〜!!!!
「尊い」「待って」「無理」「地獄」「バブ」「ワロタ」「草」「〜み」…日常的に使う言葉、ほぼ全てオタク語彙説ある。
多分一番「オタク感」が顕著に出るところじゃないでしょうか。
じゃあそのオタク語彙を封印すれば良いね。解決!と思いきや「オタク感」はまだまだ別のところに隠れています。
言い回しがオタク
推しが尊い時、オタクは「助かり」ます。
これを最大限オタク薄めで行くと
です。
要は寿命が伸びた(この場合縮んでもいい)=「助かる」というわけです。
うん、オタクだな…。
「助かる」「〜みが深い」「〜って5億回言った」「○○なんだよな」「〜すぎて泣いちゃった」「無限に〜した」「〜なんだが?」
これらはクソデカ感情(オタク語彙)を普通の言い回しては表しきれない時によく使う言い回しです。
特徴としては数値が基本過剰なこと。
じゃあこの辺を改善すればいいかと言うとそれだけではまだ不十分です。
次が最大の難関だと思っています。
謎の第三者(イマジナリー作者)が出てくる
小説とかに作者がメタ登場する、という一昔前のオタクにぶっ刺さりそうな定番の流れがあります。
これは今となってはオタクの中でも「痛てぇ〜www」と言われがちなものですが、「オタク感」のある文章には
(作者とは銘打たれていないものの)謎の第三者が文章に出てきやすいと思っています。
例えばここまで書いてきた文章の中に
とツッコミを入れる謎の第三者がでてきました。妙に俯瞰してるというか、お前誰目線だよ、やれやれ、みたいな。
これこそが文章における「オタク感」の核だと思っています。
この第三者の正体は
(オイ、(殴、((((、(暗黒微笑)といった
「自分の文章にツッコミを入れる若き日のアレ」です。
書いてて心臓痛くなってきた…。
なんでこれをやってしまうかと言うと、自分に自信がないから、言われる前に自分で先に突っ込んでしまおう、ということだと思っています。
要は保険ですね。保険大事だと思う。
「オタク感」を除去すれば良い文章なのか
じゃあ以上のものを全て除去して「オタク感」を払拭すれば良い文章を書けるのか、と聞かれれば「そうでもない」と私は考えています。
多分私からこれらの要素を取り除くとうまいこと文章を組み立てられないし、記事をひとつも書けなくなりそうです。
それに、「オタク感」のある語彙や言い回しはオタクの中で流行るだけあって、子気味良いし汎用性高いし、率直に感情を表す「共通言語」となっているのも確かです。
これらを無視することは出来ないと思います。
現にオタク全開の以下の記事だって刺さる人には刺さったようですし。
「オタク感」をどこまで出すか、自分の文体をどこまで出すか、そのバランス感覚が私には今後求められるんじゃないかな、と思っています。
従って、最近の悩みは
「文章を書く時のバランス感覚の習得が難しい」です。
色々な方の文章を参考に、バランスの取り方を学んでいきます。
SS書いたことありませんやめてください。
Den
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