見出し画像

名前のない不自由の戯れたの 2 「 金の話 」

金の話

金の話。
ほんとはお金と関係ないところで芝居を作りたいのだけども、そんな贅沢なことどう考えてもいまはむりだしなのでまずお金の話から引き続き8月の公演実現に向けて考える。

8日間劇場をレンタルさせてもらっている。ここには準備の2日間も含まれている。
片づけは最後の日に公演をやったあとやる。頭から余裕のない話になるけども。

【 ¥1,122,500 】ひゃくじゅうにまんにせんごひゃくえん。

これが8月の公演を実施するうえで、必要さいてい限の金額となりそう。
だけどもこれは本当にさいてい限の数字なので、予期せぬものなどは入っておらん。
それはだめじゃんか自分。狂おしいけど「ぷらす40000円」足します、とつぜん、うわ、苦おしいけど。

【 ¥1,162,500 】ひゃくじゅうろくまんにせんごひゃくえん。

これを来てくださるお客様の人数と、チケットの値段と、ステージ数と、客席数と、
役者さんにお支払いする僅かながらのチケットバック、で計算する。
うわ。その前に、本当にこれ「僅かながら」というこれがいけない。だめだな。

まえにすすめません

「僅かながら」、、、、しんどい。すいません。

すすみます、すいません、、

コロナ禍の状況を考えて、客席数を「40名」で計算する。
この8月の劇場、いつもは「65~85名」の客席を準備しているからだいたい、、、。
計算のしかたがわからねえ。「65」にたいして「40」だっていうことは「20」すくないから、は?
そもそもこの考え方でいいのか?
実際劇場に席を「密」にならないように並べて、何席おけるか?みたいな?「密子」何人?は?みたいな考えかたしないといけないかもしれない。密子。どこ。いずこ

すいません。プランAを「40名」とさせてもらって。考えるのを続けてゆく、と。
「40名」を実現するために、ステージ数はいつもより増やして「11ステ」。
これもう、デーモンズで11ステって、ほぼ全部、昼夜2ステ。
これね、精神的にも体力的にも崩壊の兆し。見えてるわ。燃えるわ。嗚呼。
嗚呼燃えて燃えて「総お客様数 440名目標」。燃えて。嗚呼。

チケット代「全席¥3000」で考えさせて頂いて、、ここから役者さんへの僅かながらのチケットバック

すいません。ほんとうに。だめだわこれ、これは、僅かながら。
なんとかこれはちゃんともっと払えるようにしないとよくない。これからのこと、ほんとに
すすめない
ちゃんとかんがえてゆきます。ほんとうにすみません。

「僅かながら」、ほんとうにすいません。

すすみます、ごめんなさい。

計算する。
必要経費【 ¥1,162,500 】ひゃくじゅうろくまんにせんごひゃくえん。
に対して
予定収入金額【 ¥1,100,000 】ひゃくじゅういちまんえん。
マイナス【 ¥62,500 】ろくまんにせんごひゃくえん。

で。このマイナス分は、劇団主宰である私が呼んだお客様からのチケットバックで考えさせて頂いて、御人数で算出すると「125名」。
ここには一般のお客様の数も含まれるので、いつもと変わらない安定地帯のはず。
色んなこと完全に無視した数ではあるけども。

でも、どう?自分? いけるかもしれない。 もう借金できないよ?カードブラックリストだから。

いや、

いけないかもしれないわ。いや、いけるかもしれない。無理かも。

ほんとうにこれキレイごとで並べた金の話なんで。もっともっとほんとは予期せぬお金が発生するし、そもそも舞台上に何にもセットがない、そんな私たちの素舞台の「金の話」。

ただただ、金の話。
でも考え始めると無理じゃない気がしてきた、金の話。
キレイごとで固めた、一方的なほんとうに、金の話だなと思うけど。

いやほんとに私は、演劇で稼いでいないのに、なのに演劇で稼いでいるスタッフさんを雇ってきたという、このカオス、この不条理に、ようやくコロナで気付くほんと。
劇場さんと、スタッフさんふぁ一番いまありえないくらいきつい状況だよふぁ。
芸術の存続とかはその次でいいかもしれふぁい。
それとも相互関係と言い切ればいいのふぁ。
でもそれも何ふぁ考えが行き詰ってしまいそうで。

時を戻そう。金の話、をまたスタートに、いろんな事情を踏まえ踏まえて、8月のことを引き続き。

現場からは以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?