見出し画像

『間』にむけてのメモ

どっちつかずのこの状況。
演劇の間の気がしていて。真ん中ていうか。
待っているのか。
何か停滞している。
終わるのもはじまるのもわからないまま、
どうなるかわからないまま、
元にも戻れず、前にも進めず。
ただただ、困っている。
いつまで困ればいいのかもわからず。
そのいつまで困ればいいのかもわからないことに困っている。
それが続いている。
ただただずっと。続いている。
いつどうなるかもわからないまま、ただずっと、ずっとその間で、
困っている。
それはやがて待つという行為になるのだろうか。
停滞する演劇。その間。
でも確かにそこに私たちはいて。
演劇の間で、間という演劇をしている私たちがいて。
でもそれは間であって。
間っていうのは決してそこがはじまりでも終わりでもなくて、
ゴールでもスタートでもなくて、
途中、
あくまでそのうまくいえないけど
消えてしまう、
刹那的な?
流れてゆく?
通り過ぎてゆく?
ある意味、不確かな、決まりのない、
その瞬間そこにしかない
二度とない、形のないもの
それは演劇そのものではないか。
もしくは私が思う演劇とはそういうことではないか。
それこそが演劇ではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?