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富田さとにわ散歩とごま団子。

今週2度訪れたのが千葉市郊外にある「富田さとにわ耕園」。正式名称を「千葉市富田都市農業交流センター」という。千葉市のHPによると「都市と農村の近さを活かし、都市住民と農村の交流による地域活性を目的としたグリーンビレッジ構想」に沿った事業の活動拠点のひとつ。散策をしながら四季折々の花や樹を無料で楽しめる。例年にないひどい花粉症に見舞われた妻の症状がようやく軽くなってきたので出かけていった。2回目は鳥獣植物もの知り博士の妻の友人もお誘いしてガイド付きの散策。

芝桜はもう終わりを迎えてところどころに緑が顔をのぞかせているが、それもまたよし。今はネモフィラが主役のようだ。それにしてもこのお二方、今やすっかり春の行楽の顔になって観光地の集客の代表選手になっている。なだらかな傾斜を利用して作られた公園を、丘の上のベンチから一望する。春の風を感じるのに高低差は必須条件だ。車椅子のお年寄りに介護施設の職員さんがさかんに声をかけている。

芝桜はそろそろ終わり、緑が目立つ。
色とりどりのポピー。

ひとしきり花畑を楽しんだら、少しだけ新緑の中に分け入る。隣接する原田池という水系を囲むように散策路が整備されている。奥には牧場やキャンプ場があるのだが、今は開放されている様子はない。

新緑が心地いい。
原田池。
木橋のそばは6月になると大賀ハスが咲く。

ツツジが見ごろを迎えている。妻と師匠がツツジとサツキの違いについて話している。二人の会話を小耳にはさみ「そうか、ツツジとサツキは似ているのか」それを知っただけで満足しているからいつまでたってもこちらは花音痴のままなのだ。

ツツジ(多分)。
マユミ。秋になるときれいに色づく紅葉低木。果実はさらに美しいらしい。

休みがてら直売所で売っていたごま団子をほおばる。大ぶりのだんごにしつこくなくほどよい甘さのごまが美味。「いのはなだんご」という名前らしい。いのはなとは「亥鼻」と書く千葉市の地名のひとつ。かつて千葉氏の居館があったところで今は公園として整備され、郷土資料館や県民文化会館がある。とかそんなことはどうでも良くて、1度目の美味さが忘れられなくて、2度目も買い求めてしまったのだ。博士にもご満足いただけたので、ガイド料はこれにて買収完了。

いのはなだんご。お持ち帰りせずに、ぜひ外の風を感じながら。みたらし、あんこ、きなこ、のりと各種あるらしいので、他の味も試してみたい。

6月になると紫陽花、秋は秋桜が人々の目を楽しませてくれるほか、18種類の野菜の栽培や収穫体験もできる。足を伸ばして近隣の里山ウォーキングというのもありかなと思う。




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