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エンジニアからBizDevに転向して読んだ本11選(+おまけの3選)

この記事は所属するチームのteam DELTA Advent Calendar 2022 12 日目の記事です。

本日分を担当するのは豊福です。フルスタックエンジニアとして入社しましたが、今ではいろんな事業に片足突っ込んだり、PM的なことをやったりしてます。

特に今年は去年から仕込み始めた事業にどっぷりで、プロダクト開発だけではなく、事業開発からすべての責任を負い、文字通りZERO to ONEな一年でした。
完全に異業種チャレンジで特に苦しい年でしたが、振り返って特に役立った本を紹介していきます。

新規事業の実践論

サイズの大きい企業や、細分化された仕事を受け持っている間は理解することができなかった「事業を作るということはどういうことか」を解説した本。そしてベンチャーで働くということがどういうことかとてもわかり易い一冊。
まさに本書で書かれたようなことを僕自身が今年一年体験した。
自らも起業したリクルートの元新規事業開発室長で、AlphaDrive CEO の麻生要一さん著。

会計のことが面白いほどわかる本シリーズ

BizDev に転向したばかりのころ最も辛かったのは「言語がわからん。。。」だった。
なぜかと言うと事業開発の現場では、ほとんどの場合会計やマーケティングの用語で会話が行われる。
まずはサクッと読みやすく全体像のわかりやすい「会計のことが面白いほどわかる本シリーズ」がおすすめ。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

友人の超敏腕マーケターにおすすめしてもらった本。
また、知り合いの超偉い人が「社長になるにはマーケティング、営業、オペレーションを経験する必要がある」とおっしゃるくらいで、会計と同じくらいに重要。
USJ を V 字回復させた森岡 毅さん著。

UX デザインの教科書

すべての事業は「ユーザーに何かを販売」します。
よってユーザーのことを理解し、ユーザーが喜ぶものを提供しなければならない。
そのサービスを作るプロセスを学べる本。

価格の掟

ユーザーに何かを販売する際、その値段を決めないと行けない。
しかし、ほとんどの人が小さい頃の遊び以外でものに値段をつけたことがないので、いきなりやろって言われても全くわからない。
この本では多数の成功例失敗例を学ぶことができて、プライシング設計の取っ掛かりを作ることができる。

一倉定の経営心得

事業が始まったばかりのころはマインドセットもない状態から始まる。
そんな中、ユーザーからの問い合わせはあり、提携先とのアライアンスがあり、新機能のデッドラインは迫り、意思決定の連続の日々。
ぱぱっと読めるこの本は気づきが非常に多く、経営コンサルタントによるマインドセットは北極星となるだろう。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

BizDev 限らずだが、ドキュメンテーションはソフトスキルの中でも特にレバレッジの効くスキル。大学で論文の書き方をしっかり学んでいたとしても、いざ現場に出るとなるとなかなかかけない人が多く、結果的にコミュニケーショントラブルになりかえって損をしているケースを見たり聞いたり体験したりした。
特にコロナ禍におけるコミュニケーションにおいてドキュメントは非常に重要な役割を担う。
正直今年一番読んでよかった本。

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

「ビジネスって、何」から始まるいきなりの BizDev キャリア。
今自分がやりたい事業をどのように仕組み化するか、そしてその仕組をどのように可視化してチームメンバーやステークホルダーに伝えるかをフレームワークにしたビジネスモデルキャンバスを、事例とともに学べる本。

ビジネスモデル 2.0 図鑑

日本人経営者に「ビジネスモデルをたくさん知るにはどうすればいいですか?」と聞くとほぼ 100%の確率でこの本を答えられるくらいの名著。
結構新しい事例がたくさん乗っていて、ビジュアルでいろんなビジネスモデルの全体像が非常にわかりやすい一冊。

人を動かす

この本のエッセンスは「相手に関心を持て!」。
エンジニアから BizDev になると、コミュニケーションを取る人の数が何倍にも膨れ上がる。
その際に初手で相手への関心を示して関係構築できるかは事業成長スピードを間違いなく高める。
コミュニケーションに悩むエンジニアにもおすすめできる一冊。

1 分間マネジャーの時間管理

スタートアップ初期は基本的にすべてのタスクが降り掛かってくる。
そしてどんどんボトルネックとなっていく。著者はこれを「自分がやらなくていい仕事をうけちゃうダメなマネージャー」と表現し、「他人の猿を自分の肩に乗せるな」という。
この本を読んで猿に対する感度を高め、「猿のロードバランサー」になるべし。

【番外編】English Grammar in Use 5th edition Book

BizDev やってるとどうしても日本の事例だけだと足りなかったりするので、英語を読めると情報量が圧倒的に変わる。
しかし日本の教育だとどうしても「日本語を介して英語を理解」しがち。それだとスピードが上がらない。
世界中で使われている最強の英文法の本で、英語を英語のままより直感的に理解できるようにするために読んどくとよい。

【超番外編】筋トレ 動き方・効かせ方パーフェクト事典

季節の変わり目にはみんなが体調を崩してパフォーマンスを落としがちですが、正しい筋トレによって高い免疫を保ってコンスタントに働きましょう。
この本は筋肉の解説や自重〜マシン、フリーウェイトまでトレーニングも解説してあるまさにパーフェクト辞典。

【バイブル】方法序説

人生は 24 時間つねに問題解決です。
その問題解決手法の源流と言っても過言ではないデカルトの本。
未だに 17 世紀に書かれたこの本が人生のバイブル。

おわりに

本によって他人の人生経験をほぼ無尽蔵に買える世の中恵まれてるなと思ったし、本に加えて色んな人の助けを借りてなんとか 1 年やりきれそう。
来年は事業成果を更に出して、その時支えになった本の新しいラインナップを書く(宣言)。

DELTA とは

現在所属している組織は、ベンチャースタートアップなど成長企業を更にドライブさせるための技術支援組織です。
僕らは様々なサイズ、フェーズのスタートアップに関わっているので、キャリアの面でもあらゆるチャレンジをサポートできます。
チャレンジ精神のある方を募集しています。

スタートアップにありながら、狭いマンションの一室ではなくカフェライクなスペースで新規事業に関わることができます。

少しでも話を聞きたいと思ったあなた、カジュアル面談申込みフォームよりお問い合わせください。
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