占い小話─ひとつの会社(場所)にこだわったほうが発福するタイプとテキトーに変身してるほうが発福するタイプ
こんにちは、木月まことです。
今日はちょっと占いに関する小話を…
仕事について、どういう生き方が向いているのか気になる人、または知りたい人、分からない人って多いと思います。
近頃だと(別に近頃ではないかもしれませんが)転職をしたことがない人というのは片輪…とまではいかなくとも偏った人、経験の少ない人、野心や冒険心の少ない人、広い世界を知りたがらない人といったマイナスのイメージでとらえられることが多いようです。
これ昔は逆だったんですね。
昔は「転石苔を生ぜず」で、どちらかといえば、ころころ職を変える輩よりひとつの職場を貫くほうがどちらかといえば立派な人と考えられていたと思います。
こういった状況が決定的に変わったのは、80年代後半のバブル真っただ中の就職における過激な売り手市場の到来だと考えます。
このころ就活をした人は、沢山の内定通知を手に「さて、どれを選んでやるか」みたいな感じの人も多かったんですね。
このころの有名なテレビCMに「転職の自由、あはは!」と唄うリクルートかなんかの求人広告誌のCMがあったんですが、まさに企業(労働力を買う側)よりそれを売る側(就活者・労働者)のほうが圧倒的に有利というレアな状況があったんです。
これはみなさんご存知だと思いますが、この饗乱は直後に起こったバブル経済の崩壊によって、つまりロスジェネ的な就職氷河期の到来によってあえなく鎮火されてしまいました。
これによって売る側は相当な苦境に立たされましたが、しかしこれは買う側(企業)の有利を意味したわけではないんです。
買う側も従業員を支える力を失い、このころからリストラが始まったわけです。
今日の状況をいえば、一社で勤め上げるのはあまり美徳とされてないようです。
なぜなら会社をめぐる状況があまりに不安定なため、よほど倒産の可能性の少ない会社を除けば、奉公が裏目に出る可能性も半分はあるからです。
つまり、勤め上げるのが美徳なのか、ひとつの職業・職場にこだわるのが美徳なのか、それとも転職経験がある人が高く買われるかは、時代状況のほうが決定権を持っているといえそうです。
時代状況によって、それらはどっちにもなり得るのです。
ところで、やっとここで占いのはなしですが、いわゆる一般の占いの多くは生年月日(誕生時間も分かったほうがいい場合が多いのですが)、この生年月日をもとに西洋の占星術ではホロスコープを、東洋の占い(易にルーツをもった主に中国の占い)は誕生命式を割り出します。
で、誕生命式を眺めてみると、一社に勤め上げるのが向いているのか、ある特定の場所や職業にこだわったほうが開運(発福)するのか、それとも、適当なタイミングで職場や職業を変わってる方が、つまり変身してるほうが開運(発福)するのかが見えてくることもあるんです。
これはもちろん先天暗示なので、占いに従えば必ず開運を保証するとかいうものではもちろんないですし、従わなきゃひどい目に遭うよ!みたいな脅しでもないわけです。
ただ、たとえば世の中一般が、仮に転職者・転職経験者礼賛の状況でも、個人としての運命的な、または宿命的な先天暗示が、どちらかといえば、ひとつの会社にこだわるほうが発福するタイプの人が、一般的な風潮に踊らされてムリに転職にはしると「あちゃぁ~」てこともあるわけです。
逆に、適当に境遇や環境を変えた方が発福するタイプがひとつのところにしがみついてしまうと、これもどんよりした職業人生になってしまうかもしれません。
オレは(わたしは)自分をよく分かってるし、何を望んでるのかもよく分かってるからね。
ん~っ、そうだったら別にいいんですけど、自分の選択に疑問を持つことってだれにもあるでしょう?
そういったときに「これに従え!」みたいな話じゃなくて、先天暗示として、どちらかといえばこうですよ、みたいな参考意見を述べることができる場合もあるわけです。
さきほどの場合でいえば、一般世論が転職礼賛でも、ひとつのところにこだわったほうが発福する先天暗示のある人が無理に転職して大転落したりとか、逆に適度に環境や職場を変えてる方が発福するタイプが、勤め上げる美徳になんとなくしたがって結局、課長にも係長にもならず、平社員から50代でパートに降格してしまったみたいなあべこべはもしかしたら(もしかしたらですが)防げる場合もあるかもしれないということです。
いわゆる占いは、そういったことにたいする先天暗示がある程度わかるわけです。
どういう構造でそうなのかということを語るにはスペースが到底足りないのでここではやりませんが、先天暗示はあるということです。
たまに自分の長所が全然分かってらっしゃらない方(自分もそうでないといえなくはないですが)っているじゃないですか?
占いはそういったことから生じるあべこべに参考意見を述べることはできる(場合もある)わけです。
(補足)本場中国では、ある人が死ぬ日時や場所まで正確に言い当てる占い師もいるそうですが、あんまり精度の高い占いで、そこまで分かってしまうのは個人的にこわいんで近づかないようにしています。
以上、占い小話でした。
機会があれば、もっと本丸みたいなところを攻めるかもしれませんし、あるいは今回のような小話をまたするかもしれません。
勤め上げが美徳か?
転職を経験してる方が素晴らしいか?
そういったことに一般世論はあるんですけど、
それとはべつのところで、個人の先天暗示としてどちらが向いてるかみたいなことも占いでは分かるということです(先天暗示にすぎませんし、どう生きるかは結局あなた自身が決めることですが…)
小話とかいいつつ長話になってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
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