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幡野広志 作品展「優しい写真」(Being)

幡野さんの写真、展覧会という「ナマ」では初めて見せてもらいました。いくつかは既にウェブに載っていて知ってるのに、違う印象になる。

1周めで泣きそうになったけど、なんかぐっと堪えて(また食いしばってしまい、今あごが痛いw)2周目あたりから優くんのかわゆさ、それを見る親御さんである2人の目線などを考えると、ほんわりした気持ちになって…

やはり病を得たことの写真やキャプションを見ると、ぐぐっ…となるけれど、自分の感情じゃなくてそこに写っているもの、写されているものを、見た。優くんと、そこに“いる”(Being)幡野さんと。もちろんお母さん(奥さん)と。

英語のキャプションがとてもよくて、日本語だとつい感情的によんでしまうのだけれど、違う言語にすると印象も理解もまた違ってくるなと思った。タイトルも「Being」。存在してます、いるよ、あるよ、(こう)ですよ。

キャプションの英語を拾ってみました。ちょっと印象が変わると思いませんか?
■います的なもの Being, show up, get across, new life has begun,
         instant is captured, have lived, more fulfilling,
         right up until I die
■いなくなります的なもの left to live, disappear, gone,
             no longer existed 

ギャラリーの外側にプロジェクターで写真が投影してあるのですが、小耳にはさんだ幡野さんのお話では、展示されていない写真が100枚ほど映されているのだそうです。ちょっと会場を出てこちらを眺めるのもおすすめ。11/15(木)までです。
ちなみに、この展覧会では写真撮影、SNS等へのアップロードOKですので!

このキャラ(猫なのかな…独自の生物なのかな…)は
4点、貼ってあって、その1点は
幡野さん本人では?髭があるし…

先月、がんサバイバーの自分も、幡野さんに写真を撮ってもらいました。その中で「これ、なんでだろう?」と思った1枚があったので(下の写真ではないです)、どうしても聞きたくて、会場で粘って待って…聞いて…よかった。
聞いてよかった!写真の中にストーリーがあって、思い出とか時間も詰まってるんですね。幡野さん、ありがとう!


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