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100字物語「少年のさがしもの」#第6話

少年はシグナルを探していた。細い路地の先の踏切が警笛を鳴らしている。近づく音。遠ざかる音。音の洪水が通り過ぎると、舞台は暗転し、日常に引き戻される。猫が忍び足で擦りよる。かたわらを自転車が通り過ぎた。

(to be continued)


毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。

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