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朱鴇色(ときいろ)の海


港の突堤を猫が夕陽にむかってぶらつく

その背は太陽の残照をあびて黄金に輝いている

朱鴇色に染まる波をからかうように

カモメが低く旋回する

漁船は夜明けの出航を待って

潮騒を子守唄に眠りにつく

夕陽が海原を気ままに染めあげてゆくのを

海はいつも静かに許している

鷺が一羽 高く天に舞い上がった



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旅野そよかぜさんの「#画像で創作2月分」という企画に参加しています。
旅野さん、すてきな企画をありがとうございます。



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