【気まぐれ日記】#4「Indian Summer」

昨日から穏やかで暖かい小春日和が続いている。
こんな日は、家じゅうの布団を干して、散歩の足ものばしたくなる。

ところで、小春日和は英語で「Indian Summer」という。

「Indian Summer」も、晩秋から初冬にかけての
暖かで穏やかな日のことをさすらしいから、
小春日和と時季的にも一致する。

Indian Summer の語源は諸説あるらしく。

<その1>
アメリカン・インディアンたちの狩り日和だから。
冬じたくのため、秋の狩りに精を出すインディアンたちにとって、
暖かい日が続くと動物の活動も活発になるため、
絶好の狩り日和になるから、だとか。

<その2>
インディアンたちの襲撃が活発になるから。
インディアンと入植者との間で土地をめぐる争いが絶えなかったころ。
インディアンたちは、奪われた土地を奪還するのに、
この時季に一時的に暖かくなる日を、特に狙って襲撃したらしい。
というのも、北米ではすでに寒さがつのるころで、
雪が降ったり、霜がおりたりしている。
だが、急に暖かくなるため、
夜陰にまぎれて襲撃しても、翌朝には
雪や霜がとけて地面はぐちゃぐちゃに。
襲撃の足跡を消してくれるため、追われることがなかった。
インディアンたちの攻撃が活発になるから、
インディアン・サマーと言うようになった、という説。

<その3>
偽物の夏、という意味。
植民者たちがインディアンと取引をした際、
偽物をつかまされたことから。
秋に暖かい日はそう長くは続かない、
つまり「偽物の夏」ということで
「インディアン・サマー」と呼ばれるようになったとか。

どの説にしても、狩りとか襲撃とか偽物とか。
物騒だなぁ、と思う。
それに比べると、「小春日和」の
のどかで穏やかなニュアンスの方が好きだ。

小春日和になると、いつも
山口百恵さんが歌った「秋桜」を口ずさみたくなる。 

♪ こんな小春日和の穏やかな日は
   あなたの優しさがしみてくる
  明日嫁ぐわたしに苦労はしても
  笑い話に時が変えるよ
  心配いらないと 笑った

なんど聞いても、名曲。
この穏やかなやさしさが、心にしみる。
小春日和は、こうでなくっちゃ。


 


サポートをいただけたら、勇気と元気がわいて、 これほどウレシイことはありません♡