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【気まぐれ日記】#6「ロンドン塔カラスの世話係と、ハリーポッターと、ジン」

ロンドン塔といえば、幽霊で有名。
世界でいちばん有名なホーンテッドマンションとも言われるくらい。

ここに、カラスの世話係がいると、先日、知った。
(今さらか、と思われるかもしれないが。)
それも、由緒正しき世話係で、
「レイヴンマスター」という立派な呼称まであるのだ。

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さすが、イギリス。
制服もかっこいい!

レイヴン(Raven)とは、大型のワタリガラスをさす。

その昔、チャールズ2世が天体観測のじゃまになるからと、
ロンドン塔のカラスを駆除しようとしたところ、
占い師が「ロンドン塔からカラスがいなくなると英国が滅びる」と予言。
以来、ロンドン塔ではつねに6羽のカラスを飼っているのだとか。
今は、予備もいれて8羽を飼育している。

ちゃんと名前もついている。
メリーナ、ポッピー、エリン、ジュビリー、ロッキー、ハリス、グリップ、ジョージの8羽。

カラスたちはSNSでも人気で、フォロワーがなんと12万人もいるそうだ。
うらやましい!!

ところで、レイヴンと聞いて、まずまっ先に浮かんだのは、
『ハリーポッター』の寮のひとつ、レイヴンクローだ。

でも、レイヴンクローの紋章に描かれているのは、
カラスではなくて、ワシ。
ワシの方がかっこいいからだろうか。
レイヴンクローは、Ravenclawという綴りだから
clawは「かぎづめ」を意味するのだけど。
正確な発音はちがうが、日本語表記にすると同じ
クローになる”crow”が「カラス」なものだから、
私はてっきり「カラス・カラス」みたいな意味かと思っていた。

ところで、ロンドン塔の赤と黒の制服に身をつつんだ護衛兵は、
正式名称をヨーマン・ウォーダーというが、
ビーフィーター(Beefeater)とも呼ばれている。

なんでも、昔、彼らに支払われていた給料に、
当時はまだ庶民が口にできなかった牛肉がふくまれていたからだとか。

そういえば、ビーフィーターというジンがあったなぁ。
むろん、そのラベルには、ロンドン塔の衛兵が描かれている。

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