100字物語『少年のさがしもの~リターン篇』第60話
シロップと天満宮の鳥居をくぐる。振り返ると、海が光っている。昨日、蓮から吹奏楽部を辞めると聞いた。兆しは感じていたけれど。ポケットの五円玉を賽銭箱に投げる。学問の神様でもいいか。蓮を想って柏手を打つ。
<登場人物>
朔:主人公・中学2年
蓮:幼なじみ
シロップ:朔の飼い猫
湊さん:同じクラスの女子
青山:クラスメイトの男子
朔の父:遠洋タンカー乗り
(to be continued)
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リターン篇は50話までと対になっています。
この話の表面(A面)は、こちら。
あわせてお楽しみください。
前話は、こちらから、どうぞ。
1話から50話までは、こちらから、どうぞ。
https://note.com/dekohorse/m/m355fc166d61f
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同じ『少年のさがしもの』をベースにした
橘鶫さんによる『鳥たちのさがしもの』も、
ぜひ、お楽しみください。
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