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【気まぐれ日記】#28「日本のお正月もいいけれど、世界のお正月はどんなのだろう~世界のお正月7選~」

ことしは、いつもとは違う
静かなお正月をお迎えの方も多いでしょう。

そこで、世界の大晦日&お正月の風習を
のぞいてみることに。

各国さまざまですが、
私の独断と偏見で
「おもしろい!」
「すてき!」
と思ったものを7か国選んでみました。

1)スペイン:「幸運を呼ぶ12粒のブドウ」

スペインでは大晦日の夜、
新年を告げる時計の鐘の音に合わせて、
ブドウを12粒食べる風習がある。
(深夜12時だから、12回鳴る)

12粒のブドウは、新しい年の12の月を象徴し、
それぞれの月の幸運を祈る意味が。
みごと鐘の音にあわせて12粒食べることができると
新年に願い事がかなうといわれている。
簡単そうにみえるけれど。
鐘の音は3秒ごと。その間に、
マスカットより少し小さいくらいの大きさのブドウを食べて
皮と種を出すのは、なかなか難しいらしく。そのため、
皮と種をのぞいた12粒のブドウ入り缶詰なんてのも売られているのだとか。

2)スイス:「精霊クロイゼが家をまわる」

スイスのいくつかの村では、
ジルベスタークロイゼという風習があって、
ジルベスター(大晦日)クロイゼと呼ばれる精霊が、
新年のあいさつに村の家々を訪れる。

木の枝や葉っぱを身にまとった「自然」のクロイゼ
悪魔や鬼の面をつけた「醜悪」のクロイゼ
美しい衣装をつけて頭に大きな飾りをつけた「美」のクロイゼ
3種類のクロイゼたちが、鈴の音を鳴らし、
ヨーデルを歌いながら村を練り歩く。
古い年の悪霊を追い払い、
新しい年の福を招く伝統行事。
スイスらしくて、素朴でかわいい。

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写真出典:スイスエクスプレスの記事より
”クロイゼ(精霊)に扮して各家を周る人”

3)イギリス:「蛍の光を歌う」

イギリスでは、1月1日の午前0時になると
各地で花火が打ち上げられる
なかでも、最も盛大なのは、もちろん、ロンドン。
人々は大晦日の夜、テムズ河畔に集まり、
ビッグベンが午前0時に12回鐘の音を鳴らすと、
花火が打ち上げられる。

その後、
「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」
を皆で合唱する。
「Auld Lang Syne」は、日本では「蛍の光」で知られている曲。

スコットランドの民謡で、
「Auld Lang Syne」は現代英語で「Time long past」を意味する。
「私たちの幸せな思い出、家族や友人を忘れないで」
という内容が歌われているらしい。


4)デンマーク:「ドアにお皿を投げつける?」

デンマークでは、大晦日になると、友人や親せきの家に行き、
玄関のドアに古いお皿を投げつけて割るという風習があるのだとか。
ちょっとびっくり!

割れた皿が多ければ多いほど、
新年に幸運と人運に恵まれると信じられている。
家の前に割れた皿が多いと、友人や親せきが多い証ともなる。
ストレス発散には、最高の風習かも。


5)ギリシャ:「大晦日に、サンタがやって来る?」

ギリシャでは、12月25日から1月6日まで
「ドデカイメロ」と呼ばれるクリスマスを祝う期間

ギリシャの1月1日は、「聖ヴァシリスの日」
ギリシャのサンタクロースとは、この聖ヴァシリスをいうそうだ。
聖ヴァシリスは、4世紀に生まれ、
貧しい人を助けたアギオス・ヴァシリスという人。

聖ヴァシリスの日の前日にあたる大晦日の夜に
ギリシャ版サンタがプレゼントを子どもたちに届けにやって来る
だから、子どもたちは1月1日の朝起きたら、
まずプレゼントを開ける。
一年のはじまりをハッピーな気分で迎えられるなんて!

6)エストニア:「元日の食事は7回?!」

エストニアでは、元日には1日に7回も食事をする
風習があるというから、驚きだ。
なんでも、多く食事をするほど
新しい年も豊かな食料を手に入れられて食べ物に困らず
また、7回の食事で7人分の力を発揮することができる
と信じられているから、だとか。

それどころか、9回や12回も食事をする地域もある
7・9・12は、幸運を呼ぶ縁起の良い数字とされているため。

ソーセージやベイクドポテト、ザワークラウトなど
12種類を小分けして食べる。
全部食べなくてもよくて、
ご先祖さまの霊や精霊のために
残しておいたりもするそうだ。


7)フィンランド:「フィンランドのおみくじは、はんだ」

日本では初詣でおみくじを引くが。
フィンランド流の新年の占いは、
なんと、はんだごてなどでモノを作るときの
金属の「はんだ」で占う。

「はんだ」を熱して溶かし、
それをバケツに張った水に落とす。
ジュっと冷やされてできた形で吉凶を占うのだとか。

ドラゴンに見えるから運気がいいとか。
丸くなったから、安定した運になるんじゃないかとか。
じぶん流に解釈するおおらかさが
フィンランドらしくて、いいなぁ。



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